51.1 Identity Managerのアップグレードのチェックリスト

アップグレードを実行するには、次のチェックリストの手順を実行することをお勧めします。

チェックリストの項目

  1. アップグレードとマイグレーションの違いをレビューします。詳細については、セクション 51.2, アップグレードとマイグレーションの理解を参照してください。

  1. Identity Manager 4.0.2にアップグレードします。4.0.2より古いバージョンからバージョン4.5にアップグレードまたはマイグレートすることはできません。詳細については、『NetIQ Identity Manager Setup Guide 4.0.2』を参照してください。

  1. Identity Managerをアップグレードする最新のインストールキットを用意していることを確認します。

  1. Identity Managerコンポーネント間の相互作用を理解します。詳細については、セクション I, はじめにを参照してください。

  1. Identity Managerの最新バージョンのハードウェアとソフトウェアの前提条件をコンピュータが満たしていることを確認します。詳細については、セクション 6.0, インストールに関する考慮事項および前提条件およびアップグレードするバージョンのリリースノートを参照してください。

  1. 遠隔測定ジョブを停止して削除します。詳細については、セクション 51.4, 遠隔測定ジョブの削除を参照してください。

  1. Designerを最新バージョンにアップグレードします。詳細については、セクション 52.1, Designerのアップグレードを参照してください。

  1. 現在のプロジェクト、ドライバ環境設定、およびデータベースをバックアップします。詳細については、セクション 51.3, 現在の設定のバックアップを参照してください。

  1. iManagerをインストールするか、Identity Managerの最新バージョンにアップグレードします。詳細については、次のいずれかのセクションを参照してください。

  1. iManagerのプラグインをiManagerのバージョンと一致するようにアップデートします。詳細については、セクション 52.2.6, iManagerプラグインのアップグレードまたは再インストール後のアップデートを参照してください。

  1. Identity Managerを実行しているサーバ上で、eDirectoryを最新のバージョンにアップグレードしてパッチを適用します。

    eDirectoryをアップグレードするとndsdが停止し、その結果、すべてのドライバが停止します。詳細については、『NetIQ eDirectory 8.8 Installation Guide』と『Identity Manager Release Notes』を参照してください。

  1. (状況によって実行) 64ビットのIdentity Managerをアップグレードしている場合、ドライバを起動して、ドライバが起動することを検証します。

    この手順は、eDirectoryのアップグレードが正常に終了していることも検証します。詳細については、セクション 14.2.2, ドライバの起動を参照してください。

  1. Identity Managerエンジン(Metadirectory)をインストールしたサーバに関連付けられているドライバを停止します。詳細については、セクション 14.2.1, ドライバの停止を参照してください。

  1. Identity Managerエンジンをアップグレードします。詳細については、セクション 52.4, Identity Managerエンジンのアップグレードを参照してください。

    メモ:Identity Managerエンジンを新しいサーバにマイグレートしている場合、現在のIdentity Managerサーバ上のものと同じeDirectoryレプリカを使用できます。詳細については、セクション 54.3, Identity Managerエンジンの新しいサーバへのマイグレートを参照してください。

  1. (状況によって実行) Identity Managerエンジンのドライバセットのいずれかのドライバがリモートローダドライバである場合、ドライバごとにリモートローダサーバをアップグレードします。詳細については、セクション 52.3, リモートローダのアップグレードを参照してください。

  1. (状況によって実行)ドライバ環境設定ファイルの代わりにパッケージを使用する場合、既存のドライバのパッケージをアップグレードし、新しいポリシーを取得します。詳細については、セクション 52.7, Identity Managerドライバのアップグレードを参照してください。

    この手順は、パッケージのより新しいバージョンが入手可能で、ドライバのポリシーに既存のドライバに追加する新しい機能が含まれている場合にのみ必要です。

  1. イベント監査サービスをアップデートします。詳細については、セクション 52.5.2, イベント監査サービスのアップグレードを参照してください。

  1. ロールマッピング管理者を使用している場合、Identity Manager 4.5ではサポートされていないので、アンインストールします。ロールマッピング管理者を拡張したCatalog Administratorをかわりに使用します。ロールマッピング管理者のアンインストールの詳細については、セクション 55.6, ロールマッピング管理者のアンインストールを参照してください。

  1. TomcatとPostgreSQLをアップグレードまたはインストールします。詳細については、セクション IX, シングルサインオンおよびパスワード管理コンポーネントのインストールを参照してください。

  1. OSPとSSPRをインストールします。詳細については、セクション IX, シングルサインオンおよびパスワード管理コンポーネントのインストールを参照してください。

    メモ:レガシプロバイダでパスワードを管理している場合はSSPRをインストールする必要はありません。詳細については、セクション 4.4.2, レガシパスワード管理プロバイダの理解を参照してください。

  1. ユーザアプリケーション、Home and Provisioning Dashboard、およびCatalog Administratorをアップデートします。詳細については、セクション XV, Identity Managerのデータの新しいインストールへのマイグレートを参照してください。

  1. Identity Reportingと関連ドライバをアップグレードします。詳細については、セクション 52.5, Identity Reporting のアップグレードを参照してください。

  1. 識別情報アプリケーションとIdentity Managerエンジンの関連ドライバを起動します。詳細については、セクション 14.2.2, ドライバの起動を参照してください。

  1. (状況によって実行) Identity Managerエンジンまたは識別情報アプリケーションを新しいサーバにマイグレートした場合、この新しいサーバをドライバセットに追加します。詳細については、セクション 52.8, 新しいサーバをドライバセットに追加するを参照してください。

  1. (状況によって実行)カスタムポリシーとルールがある場合、カスタマイズされている設定を復元します。詳細については、セクション 52.9, ドライバへのカスタムポリシーとルールの復元を参照してください。

  1. アップグレードしたIdentity Managerソリューションをアクティベートします。詳細については、セクション 52.5, Identity Reporting のアップグレードを参照してください。

  1. (状況によって実行) NetIQ Sentinelを使用している場合、最新のサービスパックを実行していることを確認します。Sentinelのアップグレードに関する詳細については、『NetIQ Sentinel Installation and Configuration Guide』を参照してください。