Identity Reportingには、イベント監査サービスと2つのドライバが含まれています。アップグレードは次の順序で実行します。
データ収集サービスのドライバパッケージをアップグレードします。
Managed System Gatewayサービスのドライバパッケージをアップグレードします。
イベント監査サービスをアップグレードします。
Identity Reportingをアップグレードします。
このセクションでは、Managed System Gatewayドライバとデータ収集サービスドライバのパッケージを最新バージョンにアップデートする方法について説明します。このタスクは、イベント監査サービスまたはIdentity Reportingをアップグレードする前に実行する必要があります。
Designerで現在のプロジェクトを開きます。
[パッケージカタログ]>[パッケージのインポート]の順に右クリックします。
適切なパッケージを選択します。たとえば、「Manage System Gateway Base package 2.0.0.20120509205929」を選択します。
[OK]をクリックします。
[開発者]ビューでドライバを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
[プロパティ]ページで[パッケージ]タブに移動します。
右上隅の[パッケージを追加(+)]記号をクリックします。
パッケージを選択し、[OK]をクリックします。
ドライバの設定プロセスを完了します。詳細については、次の各セクションを参照してください。
Managed System Gatewayドライバとデータ収集サービスドライバがアップグレード済みのIdentity Managerに接続されていることを確認します。
EASをアップグレードする前に、次の検討事項をレビューします。
Identity Reportingのドライバをアップグレードしていることを確認します。詳細については、セクション 52.5.4, Identity Reportingのアップグレードを参照してください。
EASをアップグレードするには、古いバージョンの上に新しいバージョンをインストールします。詳細については、セクション 38.0, イベント監査サービスのインストールを参照してください。
Novell Auditなど、別の監査ソリューションを使用していた場合、サーバ上のlogeventファイル(.confまたは.cfg)をアップデートし、適切なポートを使用してEASを参照するようにします。これにより、イベントが、Novell Auditingサーバではなく、EASに転送されることが保証されます。
Windowsサーバ上にIdentity Managerをインストールしていた場合、EASに接続するための正しい情報がxdasconfig.propertiesファイルに設定されていることを確認します。詳細については、セクション 52.5.3, WindowsサーバからEASへのXDASイベントの送信を参照してください。
WindowsサーバでIdentity Managerエンジンをホストしている場合、EASをアップグレードしても、xdasconfig.propertiesファイルのエンジンに関するカスタム設定は上書きされません。アップグレード後にこのファイルをアップデートして、Identity ManagerがXDASイベントをEASに送信できることを保証します。
Linuxサーバ上で、EASをアップグレードします。
Windowsサーバ上で、Identity Managerエンジンをインストールまたはアップグレードします。
テキストエディタでxdasconfig.propertiesファイルを開きます。このファイルは、デフォルトではC:\NetIQ\IdentityManager\NDSフォルダにあります。
log4j.appenderエントリで、%cとセミコロン(:)の間のスペースを削除します。行は次のようになります。
log4j.appender.S.layout.ConversionPattern=%c: %p%m%n
ファイルを保存して閉じます。
XDASでIdentity Managerのログ記録を有効にします。
Identity Reportingをアップグレードする前に、ユーザアプリケーションとイベント監査サービスをアップグレードする必要があります。Identity Reportingをバージョン4.0.2以降からアップグレードするには、古いバージョンの上に新しいバージョンをインストールします。詳細については、Identity Reportingのインストールを参照してください。
Identity Reportingを起動します。
ツールで古いレポートと新しいレポートが表示されることを検証します。
[カレンダ]を参照し、スケジュールされたレポートが表示されるかどうかを確認します。
[設定]ページに管理対象アプリケーションと管理対象外アプリケーションの設定が表示されることを確認します。
他の設定がすべて正しく見えることを検証します。
完了したレポートがリストに表示されるかどうかを検証します。