リモートローダと役割ベースサービスをアップグレードした後、Identity Managerエンジンをアップグレードできます。アップグレードプロセスは、ホストコンピュータのファイルシステムに保存されているドライバシムファイルをアップデートします。
メモ:Identity Managerを32ビットから64ビットにアップグレードすると、Groupwiseドライバとネイティブカスタムドライバは機能しなくなります。これらを機能させるには、32ビットのリモートローダをインストールする必要があります。32ビットのリモートローダのインストールする方法の詳細については、セクション 13.2, インストールプログラムの理解の[Connected System Server (接続システムサーバ)]オプションの説明を参照してください。
ドライバを停止していることを確認します。詳細については、セクション 14.2.1, ドライバの停止を参照してください。
Identity Managerエンジンのインストールプログラムを起動します。
Linux: IDMversion_Lin/products/IDM/install.bin
Windowsの場合: IDMversion_Win:\products\IDM\Windows\setup\idm_install.exe
インストールで使用する言語を選択します。
使用許諾契約書の条項を確認し、同意します。
Identity Managerエンジンとドライバシムファイルをアップデートするには、次のオプションを選択します。
Identity Managerサーバ
iManager Plug-ins for Identity Manager (Identity ManagerのiManager用プラグイン)
ドライバ
eDirectoryに対する管理者権限を持つユーザおよびユーザパスワードをLDAP形式で指定します。
概要を確認して、[インストール]をクリックします。
インストールの概要を読み、[Done (完了)]をクリックします。
(状況によって実行) Windows上でUpgradeUtility_4.5.exeファイルを実行します。
NetIQダウンロードWebサイトからUpgradeUtility_4.5.zipファイルをダウンロードして圧縮解除し、UpgradeUtility_4.5.exeファイルを実行します。
これにより、[コントロール パネル]のIdentity Managerのエントリに正しいバージョンとブランド名が表示されることが保証されます。
Identity Managerのコンポーネントのサイレントアップグレードを実行するには、アップグレードを完了するために必要なパラメータを含むプロパティファイルを作成する必要があります。インストールキットのIDMversion\products\IDM\platform\setupディレクトリに、サンプルのsilent.propertiesファイルがあります。
サンプルのsilent.propertiesファイルを、アップグレードを実行するディレクトリにコピーします。
silent.propertiesファイルを編集します。詳細については、セクション 15.2, サイレントインストールの実行を参照してください。
silent.propertiesファイルに次のパラメータが設定されていることを確認します。
EDIR_NDS_CONF
EDIR_IP_ADDRESS
EDIR_NCP_PORT
アップグレードプロセスを起動するには、インストールファイルとsilent.propertiesファイルが置かれているディレクトリから次のどちらかのコマンドを入力します。
Linux: ./install.bin -i silent -f silent.properties
Windows: idm_install.exe -i silent -f silent.properties
(状況によって実行) Windows上でUpgradeUtility_4.5.exeファイルを実行します。
NetIQダウンロードWebサイトからUpgradeUtility_4.5.zipファイルをダウンロードして圧縮解除し、UpgradeUtility_4.5.exeファイルを実行します。
これにより、[コントロール パネル]のIdentity Managerのエントリに正しいバージョンとブランド名が表示されることが保証されます。