4.2 環境設定ウィザードの使用

環境設定ウィザードを使用すると、インストールの実行時に選択したすべてのIdentity Managerコンポーネントを順を追って設定できます。

Identity Managerコンポーネントを設定するには

  1. (状況によって実行)既存のツリーにセカンダリサーバを追加するため、次の手順を実行します。

    1. ndscheckユーティリティを探します。このユーティリティは、デフォルトでは次のディレクトリにあります。

      • Linux: /opt/novell/eDirectory/bin/ndscheck

      • Windows: install_location\NDS

    2. 必須パラメータを指定して、次のコマンドを実行します。

      ndscheck [-h hostname port] [-a admin_FDN] [-w password]

  2. (状況によって実行)インストール手順のステップ 12から続行した場合、ステップ 6にスキップします。

  3. (オプション)統合インストールのすべての環境設定パラメータに同じパスワードを適用するよう設定プロセスに指示します。詳細については、セクション 3.2, 統合インストールのすべての環境設定パラメータでの同一パスワードの使用を参照してください。

  4. (状況によって実行)設定を手動で開始するため、次のいずれかの操作を実行します。

    • Linux (GUI): 「./configure.bin」と入力します。

    • Windows: configure.exeを実行します。

  5. タイトルページで、ドロップダウンリストから適切な言語を選択し、[OK]をクリックします。

  6. システムにインストールされているコンポーネントを確認して、[次へ]をクリックします。

  7. ローカルサーバで設定するコンポーネントを選択し、[次へ]をクリックします。

  8. 次の情報を使用して各コンポーネントを設定します。

    • 識別ボールト: 識別ボールト内に新しいツリーを作成するか、それとも既存のツリーを変更するかを指定し、環境に合わせてツリーを設定します。詳細については、セクション 5.1, 識別ボールトを参照してください。

    • Sentinel Log Management for IGA: Sentinel Log Management for IGAに関する設定情報を指定します。詳細については、セクション 5.3, Sentinel Log Management for IGAを参照してください。

      重要:Sentinel Log Management for IGAは、Linuxコンピュータ上にのみインストールできます。ただし、Identity Reporting Moduleを設定するには、有効なSentinelが必要です。

    • 識別情報アプリケーション: 識別情報アプリケーションの設定情報を指定します。監査サーバのIPアドレスまたはDNS名前を指定する必要があります。いずれかを指定しないと、設定は失敗します。詳細については、セクション 5.4, 識別情報アプリケーションを参照してください。

      重要:Advanced Settings (詳細設定)]を選択して、localhostが設定されているフィールドを有効なIPアドレスまたはDNS名に変更する必要があります。デフォルトのパラメータをlocalhostから変更しないと、設定は失敗します。

    • (状況によって実行) Identity Managerサーバ: 既存のeDirectoryツリーにインストールする場合は、既存のIdentity Managerサーバの情報を指定します。詳細については、セクション 5.2, Identity Managerサーバを参照してください。

    • Identity Reporting Module: Identity Reporting Moduleを使用するには、Sentinelがインストールおよび設定済みである必要があります。SentinelはLinuxコンピュータ上にのみインストールできます。Windowsコンピュータを使用している場合、Windowsコンピュータ上のIdentity Reporting Moduleを設定するには、LinuxコンピュータにSentinelをインストールする必要があります。

      Identity Reporting Moduleの設定情報を指定します。詳細については、セクション 5.5, Identity Reporting Moduleを参照してください。

    • ツール: Linuxのみ。[Advanced Settings (詳細設定)]を選択して、デフォルトのHTTPポートを変更します。詳細については、セクション 5.6, ツールを参照してください。

  9. 次へ]をクリックして、各コンポーネントの設定を実行します。

  10. 設定情報の概要を確認して、[設定]をクリックします。

  11. 設定の概要を確認して、[完了]をクリックします。

    メモ:設定中にエラーが発生した場合、統合インストーラにインストールログの場所が表示されます。インストールログを確認して、設定が失敗した原因を特定してください。