このセクションでは、Identity Managerコンポーネントをホストするコンピュータの一般的な前提条件について説明します。一般に、ご使用の環境で完全な識別情報管理を実現できるようにするために、コンポーネントをすべてインストールする必要があります。ただし、AnalyzerやiManagerなど、すべてのコンポーネントが必要というわけではありません。
Identity Managerの実装はIT環境のニーズに応じて異なるため、目的の環境に適ったIdentity Managerのアーキテクチャを最終決定する前に、NetIQコンサルティングサービスまたはNetIQ Identity Managerパートナーにお問い合わせください。
推奨されるハードウェア、サポートされるオペレーティングシステム、およびブラウザについて詳しくは、NetIQ Identity Manager技術情報のWebサイトを参照してください。
高可用性により、データ、アプリケーション、サービスなどの重要なネットワークリソースを効率的に管理できます。NetIQでは、クラスタリングまたはHypervisorクラスタリング機能を提供するVMWare VMotionなどの製品を通じて、Identity Managerソリューションの高可用性をサポートしています。高可用性環境を計画する際には、次の考慮事項が適用されます。
高可用性環境には次のコンポーネントをインストールできます。
Identity Managerエンジン
リモートローダ
Identity Reportingを除く、識別情報アプリケーション
アイデンティティボールト(eDirectory)をクラスタ環境で実行する場合は、Identity Managerエンジンもクラスタ化されます。
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参照する情報... |
代わりの手段... |
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Identity Managerコンポーネントのサーバ設定の決定 |
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クラスタ内のアイデンティティボールトの実行 |
セクション 8.3.3, クラスタ環境への識別ボールトのインストールに関する前提条件 『NetIQ eDirectory Installation Guide』の「Deploying eDirectory on High Availability Clusters」 |
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クラスタ内の識別情報アプリケーションの実行 |
Identity Managerコンポーネントには最小スペース要件があります。
表 5-1には、異なるコンポーネントに必要とされる安全な最小スペースが含まれます。
表 5-1 安全な最小スペース要件
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パス |
コンポーネント |
必要とされる安全な最小スペース |
|---|---|---|
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/opt |
IDM |
3GB |
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/var |
IDM |
100,000オブジェクトのdibに対して5 GB |
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/etc |
IDM |
5MB |
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/opt |
iManager |
700MB |
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/var |
iManager |
3GB |
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/etc |
iManager |
10MB |
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/opt |
識別情報アプリケーションサーバ |
5GB |
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/var |
識別情報アプリケーションサーバ |
100MB |
インストール時に、/tempフォルダがexecとしてマウントされていること、5GBの空き領域があること、書き込み権があることを確認します。
個々のコンポーネントのインストーラまたは統合インストールプログラムを使用して、SLES 12 SP2以降のサーバに、Identity Managerコンポーネントのガイド付きインストールのための特定のパッケージをインストールしておく必要があります。
libXtst6-32bit-1.2.1-4.4.1.x86_64
libXrender1-32bit
libXi6-32bit
(状況によって実行) SLES 12 SP3環境にIdentity Managerコンポーネントをインストールする際には、glibc-32bit-*x86_64.rpmがインストールされていることを確認します。ここで、*はRPMの最新バージョンを示します。
メモ:オペレーティングシステムベンダーからの継続的なサポートを確保するために、ご使用のオペレーティングシステムのサブスクリプションサービスから依存するパッケージを入手することをお勧めします。サブスクリプションサービスに加入していない場合は、http://rpmfind.net/linuxなどのWebサイトから最新のパッケージを見つけることができます。
Red Hat Enterprise Linux 7.3以降のオペレーティングシステムを実行しているサーバにIdentity Managerをインストールするには、サーバが一連の前提条件を満たしていることを確認します。
NetIQでは、次の前提条件を確認することをお勧めします。
/etc/hostsのエントリに、システムのホスト名に対するループバックアドレスの別名がある場合、この別名をホスト名またはIPアドレスに変更する必要があります。つまり、/etc/hostsファイルに次の1つ目の例のようなエントリがある場合は、2つ目の例のように、正しいエントリに変更する必要があります。
次の例では、いずれかのユーティリティがndsdサーバに対して別名の解決を試みると、問題が発生します。
<loopback IP address> test-system localhost.localdomain localhost
次に、/etc/hosts内の正しいエントリの例を示します。
<loopback IP address> localhost.localdomain localhost <loopback IP address> test-system
サードパーティ製のツールやユーティリティがlocalhostを使用して別名を解決している場合は、localhostアドレスではなく、ホスト名またはIPアドレスを使用して解決するように変更する必要があります。
サーバに適切なライブラリをインストールします。詳細については、サーバに依存ライブラリがあることの確認を参照してください。
各Identity Managerコンポーネントで満たされていない前提条件のレポートを生成できます。./II-rhel-Prerequisite.shスクリプトを実行します。このスクリプトは、インストールキットの<Identity Manager build extracted location>\install\utilitiesディレクトリにあります。
64ビットプラットフォームでは、RHELの必須ライブラリは、選択したインストール方法によって異なります。記載されている順番で依存ライブラリまたはrpmをインストールします。
メモ:kshファイルを追加するには、次のコマンドを入力できます。
yum -y install ksh
glibc-*.i686.rpm
libstdc++-*.i686.rpm
libgcc-*.i686.rpm
compat-libstdc++-33-*.x86_64.rpm
compat-libstdc++-33-*.i686.rpm
libXtst-*.i686.rpm
libXrender-*.i686.rpm
RHEL 7.xサーバでインストールメディア用のリポジトリが必要な場合、手動で作成できます。
メモ:
RHELサーバに、適切なライブラリがインストールされていることも必要です。詳細については、サーバに依存ライブラリがあることの確認を参照してください。
unzip rpmは、Identity Managerのインストール前にインストールしてください。これは、すべてのLinuxプラットフォームに該当します。
インストールのためのリポジトリを設定するには:
ローカルサーバにマウントポイントを作成します。
例: /mnt/rhel (mkdir –p /mnt/rhel)
インストールメディアを使用する場合は、次のコマンドを使用してマウントできます。
# mount -o loop /dev/sr0 /mnt/rhel
または
次のコマンドを使用して/mnt/rhel,のようなディレクトリにRHEL 7インストール用ISOをマウントします。
# mount -o loop RHEL7.x.iso /mnt/rhel
RHEL 7.4 isoをダウンロードし、マウントします。
例: mount -o loop <path_to_downloaded rhel*.iso> /mnt/rhel
マウントされたディレクトリのルートから/etc/yum.repos.d/にmedia.repoファイルをコピーし、必要な許可を設定します。
次に例を示します。
# cp /mnt/rhel/media.repo /etc/yum.repos.d/rhel7dvd.repo
# chmod 644 /etc/yum.repos.d/rhel7dvd.repo
gpgcheck=0の設定を1に変更して新しいrepoファイルを編集し、次のように追加します。
enabled=1 baseurl=file:///mnt/rhel/ gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release
最後に、新しいrepoファイルは次のように表示されます(ただし、mediaidはRHELバージョンによって異なります):
[InstallMedia] name=DVD for Red Hat Enterprise Linux 7.1 Server mediaid=1359576196.686790 metadata_expire=-1 gpgcheck=1 cost=500 enabled=1 baseurl=file:///mnt/rhel gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-redhat-release
32ビットパッケージをインストールするには、/etc/yum.confファイルの「exactarch=1」を「exactarch=0」に変更します。
RHEL7.x上のIdentity Managerに必要なパッケージをインストールするには、install.shファイルを作成して、そのファイルに次のコンテンツを追加します。
#!/bin/bash yum clean all yum repolist yum makecache PKGS="ksh gettext.x86_64 libXrender.i686 libXau.i686 libxcb.i686 libX11.i686 libXext.i686 libXi.i686 libXtst.i686 glibc.x86_64 libstdc++.i686 libstdc++.x86_64 libgcc.x86_64" for PKG in $PKGS; do yum -y install "$PKG" done
メモ:インストールメディアには、compat-libstdc++-33-*.i686.rpmおよびnd compat-libstdc++-33-*.x86_64.rpmは含まれていません。Red Hatポータルからダウンロードする必要があります。
例: compat-libstdc++-33-*.x86_64.rpmをインストールするには、次のコマンドを実行します。
yum -y install compat-libstdc++-33-*.x86_64.rpm
RHELバージョンに応じて、手順8または手順7で作成したinstall.shファイルを実行します。
前提条件が満たされていることを確認するには、セクション6.3.2に記載されているスクリプトを実行します。
Identity Manager 4.7をインストールします。