サーバ同期機能は、ソースからターゲットに転送されるデータの範囲を制御可能にします。たとえば、ワークロードの移植容易性または保護のためのジョブを設定する際には、ボリュームデータ全体を転送せずに、既存の物理または仮想マシンを更新してソースワークロードの状態に一致させる選択ができます。Portability Suiteはターゲットの物理または仮想ワークロードを選択したソースと比較し、2つの間で異なるデータのみを転送して、ターゲット上のファイルをソースワークロード上のファイルで上書きします。
次の場合サーバ同期を使用できます。
サポートするWindowsまたはLinuxワークロード(1回限りのサーバ同期ジョブ)の1回のマイグレーション
実行中のWindowsワークロードの保護
この機能は、製品ライセンスによって異なります。
サーバ同期は、ボリュームデータのサイズやネットワークの条件によって、ネットワーク経由での直接的なワークロードの仮想化が禁止されるような状況で役立ちます。
サーバ同期ジョブを実行する
ソースワークロードを検出します。ソースワークロードおよびマイグレーションターゲットの検出を参照してください。
(条件)目的のターゲットが仮想マシンの場合:
次のいずれかの方法を使用して、ターゲット仮想マシンを作成します。
仮想マシンへのワークロードの初期変換を行います。仮想マシンへのワークロードの変換(P2V、V2V)を参照してください。
仮想化プラットフォームのネイティブインタフェースを使用して、ソースと同じオペレーティングシステムのプロファイルを持つ仮想マシンを手動でインストールします。
ワークロードを柔軟なイメージにキャプチャし、仮想化プラットフォーム上の仮想マシンにそれを展開します。柔軟なイメージへのワークロードのキャプチャおよび柔軟なイメージの展開を参照してください。
ターゲットVMを同期用に検出し準備します。サーバの同期ジョブ用のWindows VMの検出および準備を参照してください。
(条件)目的のターゲットが物理マシンの場合、制御の取得ISOブートイメージを使用して、物理ターゲットを検出します。ターゲット物理マシンの検出および登録を参照してください。
[サーバ]ビューで、ソースワークロードをドラッグし、必要なターゲット(サーバ同期ターゲットまたは検出された制御下の物理マシン)にドロップします。
オペレーティングシステムがターゲット上で検出された場合で、検出されたオペレーティングシステムがソースのそれと一致する場合は、転送するデータの範囲を選択するように要求されます。(完全なソースボリュームデータまたはソースとターゲット間で異なるファイルのみ)。
オプションを選択してから、[開始]をクリックします。
サーバ同期ジョブが詳細モードで開始されます。
ジョブのパラメータを処理の目的に応じて構成します。ソース上の必要なボリュームをターゲット上のそれにマップすることを確認します。
(条件)VMに対してワークロードを保護している場合、増分同期を有効にします。スケジュールおよび同期を参照してください。
をクリックします。
Portability Suiteは、ジョブを開始し[ジョブ]ビューに一覧表示します。