2.3 ネットワーク接続とアクセス要件

PlateSpin Migrateは、PlateSpinマイグレーションファクトリ環境用に、RabbitMQに基づくイベントメッセージングサービスを提供します。各PlateSpin Migrateサーバは、PlateSpin Migrate Connectorインスタンスにワークロードマイグレーション状態変更メッセージを発行できます。メッセージの発行対象は、PlateSpin Transformation ManagerプロジェクトのためにこのサービスをサブスクライブしているPlateSpin Migrate Connectorインスタンスになります。PlateSpinマイグレーションファクトリに対して通信がどのように機能するのかについては、セクション 1.3, PlateSpinマイグレーションファクトリ環境を参照してください。

表 2-1は、PlateSpin Migration Factory環境でのイベントメッセージングに必要なプロトコルとポートを示しています。これらのメッセージには、イベントと状態変更が反映されていますが、機密情報は含まれていません。

PlateSpin Transformation Managerでワークロード検出を実行するには、ソースワークロードおよびファイアウォールに対して着信ping (ICMPエコー応答およびICMPv4-Inエコー要求)トラフィックを有効にする必要があります。PlateSpinはIPv4のみをサポートします。ワークロード検出に必要なソフトウェア、ネットワーク、およびポート設定については、表 2-2を参照してください。

ホスト検出では、ターゲットVMwareホストおよびファイアウォールに対して着信ping (ICMPエコー応答およびICMPv4-Inエコー要求)を有効にする必要があります。PlateSpinはIPv4のみをサポートします。ホスト検出に必要なソフトウェア、ネットワーク、およびポート設定については、表 2-3を参照してください。

表 2-4では、PlateSpin Transformation Managerで自動マイグレーションにMigrate REST APIを使用できるように、各Migrateサーバ上に、ファイアウォールで開くポートを提供しています。また、Migrateサーバのマイグレーションサーバリソースは、Migrate管理者ユーザ向けの有効な資格情報リソースを提供する必要があります。

さらに、Transformation Managerを使用するには、ご利用のマイグレーション環境が、PlateSpin Migrateのネットワーク通信に関する要件を満たしている必要があります。『PlateSpin Migrate 12.2.1ユーザガイド』のRequirements for Migrationを参照してください。