PlateSpin Transformation Manager Applianceをインストールして、そのネットワークを設定すると、PlateSpin Transformation Manager Serverの初回使用時の設定準備が完了します。この設定プロセスでは、クイックウィザードを使用してシステムを起動して稼働させます。このとき、セクション 2.6, インストール後のタスクの説明に従って、追加の設定に関する決定を行うことができます。
PlateSpin Transformation Manager Serverを設定するには、次の手順を実行します。
セクション 2.4, アプライアンスの設定の説明に従ってアプライアンスをインストールしたら、Webブラウザから次のURLに移動します。
https://ip_address_or_DNS_name:9443
アプライアンスのインストール時に指定したサーバのIPアドレスまたはDNS名を使用します。
設定したvaadminユーザとパスワードを使用して、アプライアンスにログインします。
設定がまだ済んでいない場合やアップデートが必要であることが検出された場合、[PlateSpin Transformation Manager Server Initial Server Configuration (PlateSpin Transformation Manager Server初期サーバ設定)]ページに直接移動します。この場合、ステップ 3を省略します。
Server Configuration(サーバ設定)アイコンをクリックします。
[Initial Server Configuration (初期サーバ設定)]ページで、次の情報をすべて入力し、Submit (送信)をクリックします。
次のいずれかのオプションを使用します。
ローカルデータベース: PlateSpin Transformation Managerにより、自動的にアプライアンスにPostgreSQLデータベースがプレインストールされます。Auto Setup Local Database (ローカルデータベースの自動設定)を選択すると、データベースインスタンス、データベース管理者ユーザ、およびユーザのパスワードが自動的に作成されます。表 2-1にデフォルト設定を示します。
表 2-1 PostgreSQLデータベースのデフォルト値
パラメータ |
デフォルト値 |
---|---|
データベースホスト |
localhost |
データベースポート |
5432 |
Create a New Database (新しいデータベースの作成) |
Selected(選択済み) |
データベース名 |
transmgr |
データベースユーザ名 |
tmadmin |
リモートデータベース: もう1つの方法として、ネットワーク内の既存のPostgreSQLデータベース上でデータベースインスタンスとしてPlateSpin Transformation Managerデータベースを設定することもできます。
Auto Setup Local Database (ローカルデータベースの自動設定)を選択解除します。
localhostを、リモートPostgreSQLデータベースに対するホストサーバのDNS名またはIPアドレスに置き換えて、PostgreSQLポートを指定します。
PlateSpin Transformation Managerデータベースのインスタンスを新規作成するのに必要なスキーマ権限を持っている、データベース管理者ユーザの資格情報を指定します。
PlateSpin Transformation Managerデータベースインスタンスの名前を指定します(デフォルト: transmgr)。
PlateSpin Transformation Managerデータベースインスタンスに対する管理者ユーザ(デフォルト: tmadmin)として作成される、データベースユーザのユーザ名とパスワードを指定します。
PlateSpin Transformation Manager Serverの初期ユーザは、Webインタフェース全体の設定と管理に対するすべての権限を持っている、システム管理者です。
フルネーム、PlateSpin Transformation Manager環境に対して一意の有効な電子メールアドレス、およびこのユーザのパスワードを指定します。
このユーザをアプライアンス管理コンソールから削除することはできません。初期ユーザアカウントを差し替えたり増やすことが必要になる場合は、PlateSpin Transformation Managerに対して別のシステム管理者ユーザを追加することができます。管理ユーザを参照してください。
メモ:他のユーザの追加や管理は、PlateSpin Transformation Manager Webインタフェースの[Users (ユーザ)]ページで行います。『PlateSpin Transformation Managerユーザガイド』のユーザの管理
を参照してください。
Micro Focusでは、Webインタフェースへのアクセスにはセキュアなポート8183およびSSLのオプションを使用することをお勧めします。HTTPポート8182を有効にしたり、無効にして非セキュアなトラフィックを許可することができます。
PlateSpin Transformation Manager Serverに対してDNS名を指定します。アプライアンスのSSL証明書の件名として使用されるDNSアドレスが自動的に入力されます。
設定が正常に完了したら、次のいずれかのオプションを選択して、セクション 2.6, インストール後のタスクに進みます。
Appliance Home (アプライアンスホーム): アプライアンスの設定を表示したり、設定を行います。詳細については、セクション 2.6.3, アプライアンス設定の表示または変更を参照してください。
Add Certificate(証明書の追加): アプライアンスの署名済みSSL証明書を追加します。詳細については、セクション 2.6.1, アプライアンスへの自己署名デジタル証明書の追加を参照してください。
Launch PlateSpin Transformation Manager Web Console (PlateSpin Transformation Manager Webコンソールの起動): Webインタフェースを開いて、PTMソフトウエアを設定したり、変換プロジェクトを設定します。次を参照してください。