PlateSpin Forge 11.0リリースノート

2014年8月15日

バージョン 11.0はPlateSpin Forgeのハードウェアおよびソフトウェアのリリースで、新機能、機能強化、およびバグ修正を提供します。

同梱の以前の Forgeリリースのリリースノートについては、PlateSpin Forge 11マニュアルWebサイトにアクセスし、メインページの下部にある目次以前のリリースを確認してください。

1.0 このリリースについて

1.1 新機能

  • 新しいForge管理VM。この機能はWindows 2012 R2オペレーティングシステム上で実行され、Microsoft SQL Server 2014を使用する際に、vSphere 5.5のライセンスが付与されます。

  • Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、およびWindows 8.1ワークロードのサポート。

  • Windows 2008 R2クラスタのサポート。

  • 新しいPlateSpin Forgeアプライアンスハードウェア:

    • PlateSpin Forge 710(10ワークロードモデル)

    • PlateSpin Forge 725(25ワークロードモデル)

    • PlateSpin Forge 740(40ワークロードモデル)

    各ハードウェアモデルの機能:

    • デュアル8コアCPU

    • 128GBのRAM

    • ワークロードレプリケーションのために使用できるRAID保護された20TB超のストレージ

    すべてのPlateSpin Forgeシリーズの700モデルに、追加のワークロードライセンスを(5ライセンス単位で)上限なしで追加できます。

  • 各PlateSpin Forge 700シリーズのアプライアンスには、PlateSpin Reconプロジェクトライセンスが付与されています。ライセンスを持つRecon製品を使用すると、ご使用の環境における100台までの運用サーバの理想的なワークロード数とパフォーマンスを判断できます(30日間のみ)。モニタリングデータを使用して、Forgeで保護するワークロードの数と回復パフォーマンスのバランスを取る方法を判断できます。

    PlateSpin Forgeの詳細は、NetIQ PlateSpin Forge 4マニュアルのWebサイトを参照してください。

2.0 バグフィックス

このリリースは、以下のバグに対応しています。

  • 857253 SQLサービスのシャットダウンに関する64ビットMSSQLサーバの警告/情報メッセージが表示ない。 レプリケーション方法としてファイルベース転送が選択された場合に、64ビットSQL Serverを実行しているWindows 2003ワークロードのシャットダウンで、ユーザへの警告メッセージの表示に失敗していました。SQL Serverのバージョンを正しく検出し、関連サービスのシャットダウンや適切な停止のためのサービスの設定を促すことができるようになりました。を

  • 862462 フェールオーバーのテストのための設定でWindowsホスト名の変更が失敗する。 以前はフェールオーバーのテストでWindowsホスト名を変更すると、問題が発生していました。の設定タスクリストの作成プロセスが変更され、この問題が修正されました。

  • 863853 [フェールバック]ウィンドウが翻訳されていない。 ローカライズバージョンの製品では、[フェールバック]ウィンドウの文字列は、一部が英語で表示されていました。問題となっている文字列は、適切にローカライズされました。

  • 869036 Windows 2008 R2へのPlateSpin Serverのインストールが失敗する。 本製品では、インストールランチャの前提条件に.NET 4フレームワークを使用します。その結果、現在はWindows 2008 R2へのサーバインストールは正常に実行されるようになりました。

  • 873789 Windows 2012にForgeをインストールする時に、.NETフレームワークが正しく検出されない。 .NETの検出に関する変更が製品に追加されたため、現在はバリデータからの警告は表示されません。

  • 874359 https://forgeVM_IP:8098ページをForge Appliance Configuration Consoleにマージする必要がある。 以前は、PlateSpin Serverのhttps://forgeVM_IP:8098ページに、Forge Appliance Configuration Consoleと重複する視覚化された詳細情報がありました。この:8098ページは、アクセス不可でレンダリングされるようになりました。

  • 874861 Forgeインストールバリデータでインストールが停止しない。 以前は、エラーが発生してもForgeインストールは継続し、インストールログでそのエラーが報告されていました。し、現在は、スクリプトが失敗するとインストールが停止し、エラーメッセージが端末に表示されます(ttyll: <Ctrl>+<F11>)。

  • 878344 Forge Appliance Configuration Consoleがトリガするリフレッシュコンテナが失敗またはタイムアウトになる。 OFXおよびPlateSpin管理サービスが新しいユーザパスワードで更新されないため、Forge ACCを使用してForgeホストまたはForge VMを変更するときに起動できない。これらのサービスは新しいパスワードで更新され、正しく機能するようになりました。

  • 880179 コンテナの追加に失敗する。 Forge 11 VMをインストールして適切なネットワーク情報に変更した後、Forge Webクライアントのコンテナオブジェクトに[Add failed(追加に失敗)]ステータスが表示されます。新しいWindows 2012 Forge管理VMにスターターライセンスが追加され、問題が修正されました。

  • 880379 Forge VMのVMwareツールが最新ではない。 Forge 11 VMの起動とvSphereクライアントにあるVMの[サマリ]タブの検査時に、VMwareツールのステータスが[out of date(最新ではない)]と表示されます。このリリースでは、新しいVMVMwareツールが追加されました。

  • 880616 Forgeのユーザインタフェースで、アプライアンスのバージョンが欠落している。 以前は、Forgeのメニューで[バージョン情報]を選択すると、[Appliance Version Unknown(アプライアンスのバージョンが不明です)]というメッセージが表示されました。現在は、アプライアンスバージョン3が登録されてESXiバージョン5.5と関連付けられたため、インタフェースにも表示されます。

  • 880841 コンテナのIPアドレスと名前がForgeのユーザインタフェースで更新されない。 ESXiのホストIPアドレスを使用中のIPアドレスに変更しても、コンテナのIPアドレスと名前がForge UIで更新されませんでした。[Confirm Changes(変更の確認)]オプションが選択されている場合、Forgeによってこの問題が検出され、変更がロールバックされるようになりました。

  • 881197 VMバージョン10として作成されたターゲットVMの設定をVICで管理できない。 フェールオーバー用のターゲットVMのバージョンの設定に誤りがありました。フェールオーバーVMの作成時に許容される最大のハードウェアバージョンを制御するための環境設定が追加されました。作成されたターゲットVMの現在のデフォルトバージョンはvmx-09です。

3.0 既知の問題

  • Linuxワークロードに対するソフトウェアRAIDサポートなし: PlateSpin Forgeは、ソフトウェアRAIDのボリュームのLinuxワークロードをサポートしていません。

  • 558937 VSSを使用するブロックレベルのレプリケーションの失敗(Windows): VSSベースのサードパーティ製バックアップソフトウェアを使用している場合は、ブロックレベルのレプリケーションが場合によっては失敗することがあります。

    回避策: ブラックアウトウィンドウ(『ユーザガイド』の保護ティアを参照)を使用します。

  • 581860 中国語エディションの製品でブラウザの例外が発生する: 特定のバージョンの中国語が追加されていないブラウザを使用してPlateSpin Forge Serverに接続しようとすると、Webブラウザにエラーが発生する可能性があります。適切に動作するようにするには、ブラウザの環境設定を使用して特定の中国語(たとえば、Chinese [zh-cn]またはChinese [zh-tw])を追加します。文化的な区別のないChinese [zh]という言語は使用しないでください。

  • 590635 アップグレード後、フェールオーバーの結果が矛盾する: PlateSpin Forgeにアップグレードすると、フェールオーバーの操作が失敗したり、適切なホスト名やワークグループ設定などの正しいフェールオーバーパラメータが適用されなかったりする可能性があります。

    回避策: フェールオーバーを実行する前に、レプリケーションを実行します。

  • 595490 フェールバック時にブートパーティションを保持すると、フェールバックが停止する: 一部のフェールバックシナリオでは、ターゲットのアクティブ(またはブート)パーティションの保持がシステムによって不適切に許可されるため、ターゲットが正しくブートしなくなります。この問題は調査中です。

    回避策: [フェールバックの詳細]では、ターゲットのブートパーティションを保持することを選択しないでください。

  • 610918 統合ヘルプ内の展開アイコンおよび縮小アイコンが反応しない: 拡張ブラウザセキュリティ設定を使用した一部のシステム(Windows Server 2008上のInternet Explorer 11など)では、目次内の展開アイコンおよび縮小アイコン(+および-)が機能しない場合があります。この問題を修正するには、ブラウザ内でJavaScriptを有効にします。

    • Chrome: Chromeメニューから[設定]を選択し、スクロールして[詳細設定を表示]をクリックします。続いて、[コンテンツの設定]>[すべてのサイトでJavaScriptの実行を許可する]の順に選択します。

    • Internet Explorer: [Tools (ツール)]>[Internet Options (インターネットオプション)]>[Security (セキュリティ)]タブ>[Internet (インターネット)]ゾーン>[Custom level (カスタムレベル)]の順にクリックし、[Active Scripting (アクティブスクリプティング)]機能用の[Enable (有効にする)]オプションを選択します。

    • Firefox: [Tools (ツール)]>[Options (オプション)]>[Content (コンテンツ)]タブの順にクリックし、[Enable JavaScript (JavaScriptを有効にする)]オプションを選択します。

  • 611105 アップグレード後に保護契約が見当たらない: Forgeアプライアンスをバージョン3にアップグレードすると、[Ready for Failback (フェールバックの準備ができました)]または[Ready for Reprotect (再保護の準備ができました)]の状態にあるワークロードを持つ保護契約がユーザインタフェース上で見当たらない可能性があります。この問題は、次の修正の際に考慮されます。

  • 655828 NSSボリュームのマウントの失敗: フェールオーバー時またはフェールオーバーをテストした時に、スナップショップが有効になっているNSSボリュームが期待とおりに自動的にマウントされません。

    ナレッジベースの記事7008773を参照してください。

  • 686911 データストアとの間のファイルの送受信に問題がある: 保護ターゲットがVMware DRS Clusterである特定の状況下において、システムはブートISOイメージなどのファイルのアップロードまたはダウンロードが失敗する場合があります。これは保護コントラクトにマイナスの影響を与える可能性があります。

    ナレッジベースの記事7008408およびナレッジベースの記事7008306を参照してください。

  • 698611 特定の状況下でのフルクラスタレプリケーションの障害: Windows 2008 R2クラスタ保護契約が既存のVMへの同期を通じてセットアップされる場合、およびアクティブなクラスタノードがフルレプリケーションの前にひっくり返った場合、フルレプリケーションジョブが失敗します。

    ナレッジベースの記事7008771を参照してください。

  • 884401 Windows 2012 R2ワークロードが異なるディスクコントローラタイプで作成されている: PlateSpin Forgeで作成されるWindows 2003/2008のターゲットワークロードは[LSI Logic Parallel(LSI論理パラレル)]コントローラタイプ(ベストオブブリードに分類される)ですが、Windows 8.1およびWindows Server 2012 R2のワークロードは[LSI Logic SAS(LSI論理SAS)]コントローラタイプで作成されます。この置き換えは仕様によるものです。VMware社のナレッジベースで、これらのオペレーティングシステムにはパラレルドライバが標準装備されていないことが説明されています。このため、ForgeではこれらのターゲットにSASドライバを使用します。

  • 889815 [Windows Cluster(Windowsクラスタ)]ハートビートネットワークがフェールオーバー時に正しく設定されない: フェールオーバー時に、ハートビートNICが静的アドレスで設定されません。その結果、NICの設定プロセスが失敗し、かわりにDHCPが設定されます。

    この問題は現在調査中です。

    回避策: ハートビートNICの正しい静的IPを手動で設定します。

4.0 連絡先情報

弊社の目標は、お客様のニーズを満たすマニュアルの提供です。改良点に関するご意見は、Documentation-Feedback@netiq.comまで電子メールでお寄せください。貴重なご意見をぜひお寄せください。

詳細な連絡先情報については、サポート連絡先情報Webサイトを参照してください。

一般的な会社情報と製品情報については、NetIQのWebサイトを参照してください。

他のユーザやNetIQのエキスパートとやり取りするには、弊社のコミュニティのアクティブなメンバーになってください。NetIQオンラインコミュニティでは、製品情報、有益なリソースへの役立つリンク、ブログ、およびソーシャルメディアチャネルが用意されています。