10.6 Identity Managerドライバのアップグレード

新しいドライバコンテンツは、「パッケージ」で配信されます。パッケージの管理、保守、および作成には、Designerを使用します。iManagerはパッケージに対応していますが、DesignerはユーザがiManagerで変更したドライバの内容を保持しません。パッケージ管理の詳細については、『NetIQ Designer for Identity Manager Administration Guide』のUnderstanding Packagesを参照してください。

ドライバをパッケージにアップグレードするには、次の手順を実行します。

10.6.1 新しいドライバの作成

ドライバをパッケージにアップグレードする最も簡単な方法は、既存のドライバを削除し、パッケージを使用して新しいドライバを作成する方法です。新しいドライバに必要なすべての機能を追加します。手順はドライバごとに異なります。手順については、Identity ManagerドライバマニュアルのWebサイトで個別のドライバガイドを参照してください。ドライバは以前と同様に機能しますが、ドライバの環境設定ファイルのコンテンツの代わりにパッケージのコンテンツを使用するようになります。

10.6.2 既存のコンテンツをパッケージのコンテンツと交換

ドライバによって作成された関連付けを維持する必要がある場合、ドライバを削除して再作成する必要はありません。関連付けを維持したまま、ドライバのコンテンツをパッケージで置き換えることができます。

パッケージからのコンテンツで既存のコンテンツを置き換えるには

  1. ドライバおよびドライバに含まれるカスタマイズされたすべてのコンテンツのバックアップを作成します。

    方法については、ドライバ環境設定のエクスポートを参照してください。

  2. Designerで、ドライバ内に保存されているすべてのオブジェクトを削除します。ドライバ内部に保存されているポリシー、フィルタ、エンタイトルメント、および他のすべての項目を削除します。

    メモ:Designerには、最新のパッケージをインポートする自動インポート機能があります。ドライバパッケージをパッケージカタログに手動でインポートする必要はありません。

    詳細については、『NetIQ Designer for Identity Manager Administration Guide』のパッケージカタログへのカタログのインポートを参照してください。

  3. 最新のパッケージをドライバにインストールします。

    これらの手順は各ドライバに固有です。手順については、Identity ManagerドライバマニュアルのWebサイトで個別のドライバガイドを参照してください。

  4. カスタムポリシーとルールがある場合はドライバに復元します。方法については、ドライバへのカスタムポリシーとルールの復元を参照してください。

10.6.3 現在のコンテンツを維持しつつパッケージを使用する新しいコンテンツを追加

パッケージをインストールする前に、ドライバ環境設定ファイルのバックアップを作成します。パッケージをインストールすると、パッケージが既存のポリシーを上書きし、ドライバが動作を停止する可能性があります。ポリシーが上書きされた場合、バックアップのドライバ環境設定ファイルをインポートして、ポリシーを再作成できます。

開始前に、カスタマイズされたポリシーに、デフォルトのポリシーと異なるポリシー名が付いていることを確認します。ドライバ環境設定が新しいドライバファイルでオーバーレイされると、既存のポリシーは常に上書きされます。一意の名前が付けられていないカスタムポリシーは失われます。

パッケージを使用してドライバに新しいコンテンツを追加するには

  1. ドライバおよびドライバに含まれるカスタマイズされたすべてのコンテンツのバックアップを作成します。

    方法については、ドライバ環境設定のエクスポートを参照してください。

    メモ:Designerには、最新のパッケージをインポートする自動インポート機能があります。ドライバパッケージをパッケージカタログに手動でインポートする必要はありません。

    詳細については、『NetIQ Designer for Identity Manager Administration Guide』のパッケージカタログへのカタログのインポートを参照してください。

  2. ドライバにパッケージをインストールします。

    手順については、Identity ManagerドライバマニュアルのWebサイトで個別のドライバガイドを参照してください。

  3. ドライバに必要なパッケージを追加します。これらの手順は各ドライバに固有です。

    詳細については、Identity ManagerドライバマニュアルのWebサイトを参照してください。

ドライバには、パッケージによって追加された新しい機能が含まれます。