55.3 リモートローダのアップグレード

リモートローダを実行している場合は、リモートローダファイルをアップグレードする必要があります。

  1. リモートローダ環境設定ファイルのバックアップを作成します。このファイルのデフォルトの場所は次のとおりです。

    • Windows: C:\...\RemoteLoader\remoteloadername-config.txt

    • Linux: rdxmlのパスで独自の環境設定ファイルを作成します。

  2. ドライバを停止していることを確認します。手順については、セクション 16.2.1, ドライバの停止を参照してください。

  3. 各ドライバのリモートローダサービスまたはデーモンを停止します。

    • Windows: リモートローダコンソールで、リモートローダインスタンスを選択してから、[停止]をクリックします。

    • Linux: rdxml -config path_to_configfile -u

    • Javaリモートローダ: dirxml_jremote -config path_to_configfile -u

  4. (状況によって実行) Windowsタスクマネージャを使用してlcacheプロセスを停止します。

  5. (状況によって実行) Windowsサーバでサイレントインストールを実行するには、インストールされたリモートローダのファイルが置かれているディレクトリのパスがsilent.propertiesファイルに設定されていることを確認します。次に例を示します。

    X64_CONNECTED_SYSTEM_LOCATION=c:\novell\remoteloader\64bit

    インストールプログラムは、既存のインストールのデフォルトパスを検出しません。

  6. リモートローダのインストールプログラムを実行します。

    インストールプロセスにより、ファイルおよびバイナリが最新バージョンに更新されます。詳細については、セクション V, Identity Managerエンジン、ドライバ、およびプラグインのインストールを参照してください。

  7. インストールが完了したら、環境設定ファイルに現在の環境の情報が含まれていることを確認します。

  8. (状況によって実行)環境設定ファイルに問題がある場合は、ステップ 1で作成したバックアップファイルをコピーします。問題がなければ、ステップ 9に進みます。

  9. 各ドライバのリモートローダサービスまたはデーモンを起動します。

    • Javaリモートローダ: dirxml_jremote -config path_to_config_file

    • Linux: rdxml -config path_to_config_file

    • Windows: リモートローダコンソールで、リモートローダインスタンスを選択してから、[Start (開始)]をクリックします。