1.5 保護ネットワークにわたるアクセスおよび通信の要件

1.5.1 PlateSpin ServerホストのWebインタフェースのネットワーク要件

表 1-5は、 WebインタフェースにアクセスできるようにするためにPlateSpin Serverホストで開く必要があるポートについて説明しています。

表 1-5 PlateSpin Serverホスト用に開くポートの要件

ポート(デフォルト)

備考

TCP 80

HTTP通信の場合

TCP 443

HTTPS通信の場合(SSLが有効の場合)

1.5.2 コンテナのネットワーク要件

表 1-6は、サポートされるワークロードコンテナのソフトウェア、ネットワーク、およびファイアウォールの要件について説明しています。

表 1-6 コンテナに関するアクセスおよび通信の要件

システム

前提条件

必要なポート (デフォルト)

すべてのコンテナ

ping (ICMPエコー要求と応答)機能。

 

すべてのVMwareコンテナ。詳細については、サポートされるVMコンテナを参照してください。

  • 管理者の役割を持つVMwareアカウント

  • VMware WebサービスAPIおよびファイル管理API

HTTPS (TCP 443)

vCenterサーバ

アクセス権を持つユーザに適切な役割と許可が割り当てられている必要があります。詳細については、VMwareの関連リリースのマニュアルを参照してください。

HTTPS (TCP 443)

1.5.3 ワークロードのネットワーク要件

表 1-7は、PlateSpin Protectを使用して保護する、ワークロードのソフトウェア、ネットワーク、およびファイアウォールの要件について説明しています。

表 1-7 ワークロードに関するアクセスおよび通信の要件

ワークロードタイプ

前提条件

必要なポート (デフォルト)

すべてのワークロード

ping (ICMPエコー要求と応答)のサポート

Windowsのすべてのワークロード。詳細については、サポートされるWindowsのワークロードを参照してください。

  • Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1

  • Microsoft .NET Framework 4.0

検出については、ソースワークロードがMicrosoft .NET Framework 2 SP2以降を実行している必要があります。

すべてのWindows Serverクラスタのワークロード。サポートされるWindowsのワークロードのクラスタを参照してください。

PlateSpin Serverで、Windows ServerクラスタとクラスタノードのIPアドレスのDNS前方向検索およびDNS後方向検索を解決できることを確認してください。DNSサーバをアップデートするか、PlateSpin Serverホスト上のローカルhostsファイル(%systemroot%\system32\drivers\etc\hosts)をアップデートできます。

 

Windowsのすべてのワークロード。詳細については、サポートされるWindowsのワークロードを参照してください。

  • ビルトインAdministratorまたはドメインの管理者アカウント資格情報(ローカル管理者グループ内のメンバーシップのみでは不十分です)。

  • ファイルおよびプリンタ共有が許可に設定されたWindowsファイアウォール。次のいずれかのオプションを使用します。

    • オプション1。Windowsファイアウォールの使用: 基本的なWindowsファイアウォールコントロールパネル項目(firewall.cpl)を使用し、例外のリストでファイルとプリンタの共有を選択します。

      - または -

    • オプション2。セキュリティが強化されたWindowsファイアウォールの使用: 次の受信規則が有効で「許可」に設定されたセキュリティが強化されたWindowsファイアウォールユーティリティ(wf.msc)を使用します。

      • ファイルおよびプリンタ共有(エコー要求 - ICMPv4In)

      • ファイルおよびプリンタ共有(エコー要求 - ICMPv6In)

      • ファイルおよびプリンタ共有(NBデータグラム受信)

      • ファイルおよびプリンタ共有(NB名受信)

      • ファイルおよびプリンタ共有(NBセッション受信)

      • ファイルおよびプリンタ共有(SMB受信)

      • ファイルおよびプリンタ共有(スプーラサービス - RPC)

      • ファイルおよびプリンタ共有(スプーラサービス - RPC-EPMAP)

TCP 3725

NetBIOS (TCP 137 - 139)

SMB (TCP 139、445およびUDP 137、138)

RPC (TCP 135、445)

Windows Server 2003 (SP1 Standard、SP2 Enterprise、およびR2 SP2 Enterpriseを含む).

メモ:必要なポートを有効にした後、サーバプロンプトで次のコマンドを実行して、PlateSpinのリモート管理を有効にします。

netsh firewall set service RemoteAdmin enable

netshの詳細については、Microsoft TechNetの記事(The Netsh Command Line Utility)を参照してください。

TCP 3725、135、139、445

UDP 137、138、139

Linuxのすべてのワークロード. 詳細については、サポートされるLinuxのワークロードを参照してください。

Secure Shell (SSH)サーバ

TCP 22、3725

1.5.4 Microsoft SQL Serverデータベースに対するWindows認証の要件

PlateSpin Protectには、Windows認証を使用してMicrosoft SQL Serverデータベースにアクセスする機能があります。Active Directory設定を設定し、ファイアウォールでポートを開いて認証を有効にする必要があります。

SQLデータベースに対するWindows認証を有効化するには:

  1. TCP/IP接続と名前付きパイプ接続の両方が有効になるように、Microsoft SQL Serverを設定していることを確認します。

  2. (条件に応じて実行)Windows認証を使用してMicrosoft SQL Serverデータベースにアクセスする場合は、Active Directoryで次のように設定する必要があります。

    • 該当のドメインにMicrosoft SQL Serverデータベースサーバを追加する必要があります。

    • PlateSpin Protectのインストールでは、次に挙げる2つのドメインユーザアカウントが必要です。

      • sysadmin役割を設定したドメインユーザ: SQL管理者の権利を持つこのユーザは、データベース、テーブル、およびその他のスキーマオブジェクトを作成するために必要です。

      • PlateSpin Serviceユーザ: ドメインの中で低い特権を持つドメインユーザをサービスユーザとすることもできますが、そのユーザは、PlateSpin Protect Serverでローカル管理者になっていること、およびインストールの前にその特権を与えられていることが必要です。

        Windowsユーザのパスワードを変更した場合は、PlateSpin ServiceユーザとIIS App Poolのパスワードもそれぞれ更新する必要があります。このような状況を避けるには、パスワードが失効しないWindowsユーザの使用を検討します。

    メモ:Windows認証を使用する場合、PlateSpin Serverをアップグレードまたはアップデートする際に、SQL管理者の権利を持つドメインユーザとしてログインする必要があります。

  3. SQL Serverに対する認証をサポートするために、ファイアウォール上で次の各ポートを開きます。

    • ポート49152~65535/TCP: LSA、SAM、NetlogonのRPCトラフィックを許可します。

    • ポート1433/TCP: Microsoft SQL Serverのトラフィックを許可します。

    • カスタムポート: カスタムTCPポートを使用するようにSQL Serverを設定する場合は、そのポートをファイアウォール上で開く必要があります。

    メモ:ダイナミックポートを使用しない場合は、データベースサーバフィールドで専用ポートを指定する必要があります。

  4. (条件に応じて実行)PlateSpin Protectで専用ポートを使用する場合は、そのポートをファイアウォール上で開く必要があります。

    1. データベースサーバ上で、開く必要があるポートを判断します。

      1. SQL Server構成マネージャで、Protocols for SQLExpress (SQL Expressのプロトコル) > TCP/IPの順に選択し、右クリックしてプロパティを選択します。

      2. 表示されたダイアログでIP アドレスタブを選択します。

      3. IPAll(または目的のプロトコル)でTCP ポートまたはTCP 動的ポートが0以外の値に設定されている場合は、指定のポートをファイアウォール上で開きます。これらのポートが、SQL Serverとの接続で使用するポートです。

        たとえば、TCP 動的ポートフィールドが60664、TCP ポートフィールドが1555にそれぞれ設定されている場合は、SQL Serverに対するファイアウォールルールでポート60664と1555を有効にします。

    2. これらのポートをファイアウォール上で開きます。

    メモ:ダイナミックポートの値を設定している場合は、参照をクリックしても、そのサーバがSQL Serverのリストに表示されないことがあります。その場合は、PlateSpin Protectのインストールで表示されるデータベースサーバ入力フィールドで、そのサーバを手動で指定する必要があります。

    たとえば、使用しているサーバの名前がMYSQLSERVER、データベースインスタンス名がSQLEXPRESS、ダイナミックポートに設定している専用ポートが60664である場合は、次のテキストを入力し、目的の認証タイプを選択します。

    MYSQLSERVER\SQLEXPRESS,60664

    これらのポートをファイアウォール上で開く必要があります。

1.5.5 NATを通じたパブリックおよびプライベートネットワーク経由の保護の要件

場合によっては、ソース、ターゲットまたはPlateSpin Protect自身は、NAT (ネットワークアドレストランスレータ)の背後にある社内(プライベート)ネットワーク上にあり、保護中に相手先と通信できません。

PlateSpin Protectは、次のホストのうちのどれがNATデバイスの背後にあるかに応じて、ユーザがこの問題に対応することができるようにします。

  • PlateSpin Server: サーバのPlateSpin環境設定ツールを使用して、PlateSpin Serverホストに割り当てられた追加のIPアドレスを記録します。詳細については、PlateSpin ServerがNAT全体で機能するための要件を参照してください。

  • ターゲットコンテナ: コンテナ(VMware ESXなど)を検出するときは、検出パラメータでそのホストのパブリック(外部) IPアドレスを指定します。

  • ワークロード: ワークロードを追加するときに、検出パラメータでそのワークロードのパブリック(外部) IPアドレスを指定します。

  • フェールオーバーVM: フェールバック時に、フェールバック詳細(ワークロードをVMへ)のフェールオーバーワークロードに対して代替IPアドレスを指定することができます。

  • フェールバックターゲット: フェールバックターゲットを登録するとき、PlateSpin ServerのIPアドレスを入力するよう要求されたら、PlateSpin ServerホストのローカルアドレスまたはサーバのPlateSpin環境設定データベースに記録されているパブリック(外部)アドレスのいずれかを指定してください。詳細については、PlateSpin ServerがNAT全体で機能するための要件を参照してください。

1.5.6 PlateSpin ServerがNAT全体で機能するための要件

ネットワークアドレス変換を有効にした環境全体で機能するには、PlateSpin Serverで追加のIPアドレスが必要です。詳細については、PlateSpin ServerがNAT全体で機能するための要件を参照してください。

1.5.7 デフォルトのbashシェルを上書きしてLinuxワークロードに対してコマンドを実行する

デフォルトでは、Linuxソースのワークロードに対してコマンドを実行する場合、PlateSpin サーバは/bin/bashシェルを使用します。

必要に応じて、PlateSpin サーバの対応するレジストリキーを変更することで、デフォルトのシェルを上書きできます。ナレッジベースの記事7010676「Linuxのデフォルトシェルのオーバーライド手順」を参照してください。