4.1 ワークロードの保護と回復の基本ワークフロー

PlateSpin Protectは、ワークロード保護と回復の次のワークフローを定義します。

  1. 準備: このステップには、ワークロード、コンテナ、および環境が必要な基準を確実に満たすようにするための準備手順が含まれます。

    1. PlateSpin Protectがご使用のワークロードをサポートしていることを確認します。

      詳細については、サポートされる構成を参照してください。

    2. ご使用のワークロードとコンテナがアクセスおよびネットワークの前提条件を満たしていることを確認します。

      保護ネットワークにわたるアクセスおよび通信の要件を参照してください。

    3. (Linuxのみ)

      • (条件付き)標準外のカーネル、カスタマイズされたカーネル、またはより新しいカーネルを持つサポート対象のLinuxワークロードを保護するのであれば、ブロックレベルのデータレプリケーションに必要なPlateSpin blkwatchモジュールを再構築します。

        ナレッジベースの記事7005873を参照してください。

      • (推奨)ブロックレベルのデータ転送用にLVMスナップショットを準備します。各ボリュームグループにLVMスナップショットのための十分な空き容量(すべてのパーティションの合計の少なくとも10%)があることを確認してください。

        ナレッジベースの記事7005872を参照してください。

      • (オプション)各レプリケーションのソースワークロードで実行するfreezeおよびthawスクリプトを準備します。

        詳細については、すべてのレプリケーションでFreezeとThawスクリプト機能を使用する(Linux)を参照してください。

  2. インベントリ: このステップでは、PlateSpin Serverデータベースにワークロードおよびコンテナを追加します。

    保護対象のワークロードと、フェールオーバーワークロードをホストするコンテナは、適切なインベントリを実行する必要があります。これらのワークロードとコンテナは任意の順序で追加できますが、各保護スケジュールでは、PlateSpin Serverによって、定義済みのワークロードとコンテナのインベントリを実行する必要があります。 コンテナの追加(保護ターゲット)および保護のためのワークロードの追加を参照してください。

  3. 保護コントラクトの定義: このステップでは、保護コントラクトの詳細と仕様を定義し、レプリケーションの準備を行います。

    詳細については、保護詳細の設定およびレプリケーションの準備を参照してください。

  4. 保護の開始: このステップでは、要件に従って保護コントラクトを開始します。

    詳細については、ワークロード保護の開始を参照してください。

  5. 保護ライフサイクルにおけるオプションのステップ これらのステップは、自動レプリケーションスケジュールには含まれていませんが、多くの場合、さまざまな状況で役に立ちます。または、ビジネスの継続性戦略によって決まる場合があります。

    • 手動での増分実行:[増分の実行]をクリックして、ワークロード保護コントラクト以外で、増分レプリケーションを手動で実行することができます。

    • テスト. 制御された方法および環境で、フェールオーバー機能をテストできます。詳細については、フェールオーバー機能のテストの使用を参照してください。

  6. フェールオーバー: このステップでは、保護されたワークロードを、VMコンテナ内で実行されているそのレプリカにフェールオーバーします。詳細については、フェールオーバーを参照してください。

  7. フェールバック: このステップは、運用ワークロードに関するすべての問題に対処した後の業務復旧フェーズに対応します。詳細については、フェールバックを参照してください。

  8. 再保護: このステップでは、ワークロードの元の保護コントラクトを再定義できるようにします。詳細については、ワークロードの再保護を参照してください

これらのステップのほとんどは、[ワークロード]ページのワークロードコマンドとして提示されます。ワークロードおよびワークロードコマンドを参照してください。

[再保護]コマンドは、フェールバック操作が正常に終了すると利用可能になります。