PlateSpin Protectのインストールおよび操作のトラブルを回避するには、システム要件に精通し、インストールを計画するための時間を取る必要があります。
PlateSpin Serverホストは、表 1-1にあるシステム要件を満たす必要があります。
表 1-1 PlateSpin Serverホストの要件
要件 |
詳細 |
---|---|
オペレーティングシステム |
PlateSpin Protectは、専用のハードウェアまたは仮想マシン上で実行している次のオペレーティングシステムに新規インストールできます。
メモ:PlateSpin Protectをインストールする前にWindowsオペレーティングシステムを有効にする必要があります。 |
プロセッサ |
最低1 GHz 推奨: マルチコア、2 GHz以上 |
メモリ (RAM) |
最低4GB |
ディスク容量 |
最低15GB メモ:時間とともに、スペース消費は増えます。 |
データベースサーバ |
次に挙げるいずれかのサポート対象形態のSQL Serverを実行している、専用のMicrosoft SQL Serverデータベースインスタンス。
|
ソフトウェアの前提条件 |
PlateSpin Protectのインストール先とするWindowsサーバに次の各コンポーネントをインストールする必要があります。
|
National Language Support |
PlateSpin Protectでは、英語のほか、日本語、簡体中国語、繁体中国語、フランス語、ドイツ語で設定したマシンにインストールして使用できるように、National Language Support (NLS)を提供しています。 これらの言語のいずれかでPlateSpin ProtectのWebインタフェースおよび組み込まれているヘルプを使用するには、「PlateSpin Protectの国際バージョンでの言語設定」を参照してください。「ローカライズ済みオンラインドキュメント」には上記の各言語のほか、スペイン語も用意されています。 |
PlateSpin Protectのインストールおよび操作のトラブルを回避するには、表 1-2にあるインストールのガイドラインに従ってください。
表 1-2 インストール前のチェックリスト
ガイドライン |
備考 |
|
---|---|---|
|
専用のホスト |
PlateSpin Protectを専用の物理マシンまたは仮想マシンにインストールします。「コロケーション」も参照してください。 |
|
資格情報 |
管理権限を持つアカウントを使用してすべてのインストール手順を実行します。ビルトインされている管理者アカウントを使用します。 |
|
IPアドレス |
PlateSpin ServerのホストにスタティックIPアドレスを割り当てます。 |
|
コロケーション |
PlateSpin Serverに次のものが共存しないようにしてください。
|
|
データベース |
PlateSpin Protect Serverに付属するMicrosoft SQL Server 2014 Express Editionは、Microsoft Developer Networkの推奨事項に従っても、ドメインコントローラにはインストールできません。 お手元のソフトウェア配布パッケージに付属のMicrosoft SQL Server 2014 Express Editionを使用せず、現在運用している既存のMicrosoft SQL Serverデータベースサーバを使用する場合は、サポートされているバージョンのSQL Serverを使用していることを確認します。PlateSpin Protectソフトウェアをインストールする際には、目的のサーバの名前およびデータベースインスタンスの名前がわかっている必要があります。 リモートデータベースサーバを使用するためのSQL Serverの設定およびファイアウォールの設定については、セクション 1.3.2, データベースサーバのインストールを参照してください。 |
|
UAC |
インストール、削除、またはアップグレードでは、ユーザアカウント制御(UAC)を無効にしておきます。 |
|
インストールワークフロー |
前提条件のソフトウェアを次の順番でインストールします。一般的なPlateSpin Protectインストールのワークフローの概要は次のとおりです。
|