1.1 PlateSpin Migrateをインストールするための準備

1.1.1 PlateSpin Serverのシステム要件

PlateSpin サーバホストは、次のシステム要件を満たす必要があります。

要件

詳細

専用のホスト

物理サーバまたは仮想サーバ

オペレーティングシステム

次のWindows Serverバージョンのいずれか

  • Windows Server 2012 R2

  • Windows Server 2008 R2

    Microsoft SQL Server 2014 Express EditionをMigrateサーバにローカルにインストールする場合、Windows 2008 R2 SP1以上のバージョンを使用してください。

メモ:

  • PlateSpin Migrateをインストールする前にWindowsオペレーティングシステムのMicrosoftライセンスを有効にする必要があります。

  • PlateSpin MigrateサーバをWindows Server 2012 R2ドメインコンピュータにインストールするには、管理者特権が必要です。

プロセッサ

推奨(物理): マルチコア、2GHz以上

推奨(VM): 2つ以上の仮想CPU

メモリ

推奨: 8 GB RAM

ディスク容量

最低50GB

同じシステムをPlateSpin Image Serverとして使用する場合は、追加のディスク容量が必要です。追加のディスク容量は、対象となるイメージサーバに保存しようとするワークロードイメージの数およびサイズに依存します。『PlateSpin Migrate 12.2.1のユーザガイド』のPlateSpin Image Serverの指定を参照してください。

データベースサーバ

次のいずれかで動作する専用のMicrosoft SQL Serverデータベースインスタンス(ローカルまたはリモート)

  • Microsoft SQL Server 2014 Express Editionこのデータベースソフトウェアは、PlateSpin Migrateソフトウェアの配布パッケージに付属しています。

  • Microsoft SQL Server 2014

  • Microsoft SQL Server 2008 R2

複数のPlateSpin Migrate Serverで同じリモートデータベースサーバを使用できますが、各Migrate Serverには個別のデータベースインスタンスが必要です。『PlateSpin Migrate 12.2.1ユーザガイド』のデータベースサーバを参照してください。

必須ソフトウェア

メモ:事前にインストールしておく必要があるソフトウェアを手動でインストールするか、またはNetIQダウンロードサイトで提供されるPowerShellスクリプトを使用することができます。詳細については、セクション 1.2, 前提条件のソフトウェアのインストールを参照してください。

1.1.2 PlateSpin Migrate Clientのシステム要件

PlateSpin Serverホストまたは別のコンピュータにPlateSpin Migrate Clientをインストールできます。

スタンドアロンのPlateSpin Migrate Clientホストは、以下のシステム要件を満たす必要があります。

要件

詳細

オペレーティングシステム

専用のハードウェア上で、または仮想マシンで実行する以下のいずれかが必要です。

  • Windows 8.1、8

  • Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2

  • Windows 7

  • Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2

メモ:PlateSpin Migrate Clientをインストールする前にWindowsオペレーティングシステムのMicrosoftライセンスを有効にする必要があります。

ディスク容量

最低3GB

Windowsソフトウェアコンポーネント

Microsoft .NET Framework 2 SP2、3.5 SP1、4.5.2。.NETソフトウェアは以下のMicrosoftのサイトからコピーをダウンロードできます。

1.1.3 サーバのインストールための一般的なガイドライン

PlateSpin Migrateのインストールおよび操作のトラブルを回避するには、次のインストールのガイドラインに従ってください。

表 1-1 インストール前のチェックリスト

ガイドライン

備考

専用のホスト

PlateSpin Serverを専用の物理マシンまたは仮想マシンにインストールします。「コロケーション」も参照してください。

資格情報

管理権限を持つアカウントを使用してすべてのインストール手順を実行します。Windows Server 2008 R2システムでは、組み込みの管理者アカウントを使用します。

IPアドレス

PlateSpin Serverホストを静的なIPアドレスに割り当てます。

コロケーション

PlateSpin Serverを次のものと一緒に使用しないでください。

  • ドメインコントローラ

  • IISアプリケーションをインストールした既存のWebサーバ

  • 製品を使用して移行しようとしているワークロード

  • 他のPlateSpinソフトウェア(PlateSpin ProtectおよびPlateSpin Recon)

データベース

(ソフトウェア配布に含まれているMicrosoft SQL Server 2014 Express Editionではなく)独自のMicrosoft SQL Serverデータベースを使用する場合は、それがサポートされていること、および製品のデータベース要件を満たしていることを確認してください。ナレッジベースの記事7009809を参照してください。

複数のPlateSpin Migrate Serverで同じリモートデータベースサーバを使用できますが、各Migrate Serverには個別のデータベースインスタンスが必要です。『PlateSpin Migrate 12.2.1ユーザガイド』のデータベースサーバを参照してください。

UAC

ユーザアカウント制御(UAC)を無効にします。

インストールワークフロー

前提条件のソフトウェアを次の順番でインストールします。一般的なPlateSpin Migrateインストールのワークフローの概要は次のとおりです。

  1. サポートされているオペレーティングシステム(対応するWindows更新プログラム適用済み)

  2. ASP.NET/IIS(対応するWindows更新プログラム適用済み)

  3. (オプション) FIPS対応のデータ暗号化を有効にする

  4. SQL Serverデータベース(該当するMicrosoft更新プログラムを適用済み)

  5. PlateSpin Server