PlateSpin Forgeアプライアンスを物理的に移設する場合、新しい環境を反映するようにそのコンポーネントのIPアドレスを変更する必要があります。これらのIPアドレスは、アプライアンスの初期設定時に指定したものです。『PlateSpin Forge導入ガイド』を参照してください。
移設プロセスの詳細は、移設場所でのアプライアンスの新しいIPアドレスが知られているか(シナリオ1)、または知られていないか(シナリオ2)によって異なります。
移設手順を開始する前に:
すべてのレプリケーションスケジュールを一時停止し、ワークロードごとに少なくとも1つの増分が実行されていることを確認します。
PlateSpin Forge Webインタフェースを起動します。
[ワークロード]リストで、各ワークロードに対して増分が少なくとも1回実行されていることを確認します。
すべてのワークロードを選択してから一時停止をクリックし、実行をクリックします。
すべてのワークロードに対してPaused (一時停止中)と表示されていることを確認します。
新しいIPアドレスがわかっているときにForgeアプライアンスハードウェアを移設するには:
すべてのワークロードのレプリケーションスケジュールの状態が[一時停止済み]であることを確認します。
詳細については、Forgeを移設する際の前提条件を参照してください。
Forgeアプライアンス設定コンソール(Forge ACC)を起動します。Webブラウザを起動し、http://<Forge_IP_address>:10000に移動します。
forgeuserアカウントを使用してログインして、ホストの設定をクリックします。
ネットワークパラメータを入力し、適用をクリックしてから続行をクリックして、その変更を確認します。
Forgeアプライアンスの移設先が現在アクセスできない(アプライアンスを物理的に移設するまでアクセスできない)新しいIPアドレスである場合は、続行する前に[確認]ダイアログでVerify network settings before saving (保存する前にネットワーク設定を確認する)を選択解除する必要があります。選択解除しないと、環境設定に新しいIPアドレスを設定できません。
設定プロセスの完了、およびブラウザウィンドウに[設定に成功しました]ポップアップウィンドウが表示されるまで待ちます。
設定プロセスによってタイムアウトエラーが返される場合、Forge管理VMに単一コンテナ用のライセンスが正しく付与されていることを確認し、再試行してください。
メモ:アプライアンスの接続を物理的に外して新しいサブネットに接続するまで、ポップアップウィンドウにある新しいForge ACCアドレスのリンクは機能しません。
vSphere Clientで、次の手順でアプライアンスをシャットダウンします。
Forge管理VMをシャットダウンします(Forge管理VMコンソールで、スタート>シャットダウンの順に選択します)。
Forge管理VMのシャットダウンまたは起動を参照してください。VMが正常にシャットダウンするまで待ちます。
アプライアンスホストをシャットダウンします。
Forge管理VMコンソールで、<Alt>+<F2>を押してESX Serverコンソールに切り替えます。
スーパーユーザでログインします(ユーザrootおよび関連付けられたパスワードを使用)。
次のコマンドを入力し、<Enter>を押します。
shutdown -h now
アプライアンスホストが正常にシャットダウンするまで待ちます。
アプライアンスの電源をオフにします。
アプライアンスの接続を外し、新しいサイトに移動させて、それを新しいサブネットに接続し、電源をオンにします。
これで新しいIPアドレスが有効になります。
Forge ACCを起動してforgeuserアカウントを使用してログインし、Forge VMの設定をクリックして、必要なパラメータを指定し、次に適用をクリックします。
設定が正しいことを確認し、続行をクリックし、プロセスが完了するまで待ちます。
メモ:DHCPを使用するようにForge管理VMを設定した場合は、移設後に以下の手順を実行します。
1. Forge管理VMの新しいIPアドレスを特定します。vSphere Web Clientを使用してForge管理VMにアクセスし、VMのWindowsインタフェースでそのIPアドレスを検索します。
詳細については、Forge管理VMのコンソールへのアクセスを参照してください。
2. 新しいIPアドレスを使用してPlateSpin Forge Webインタフェースを起動し、コンテナを更新します。設定>コンテナの順にクリックし、[更新]アイコン をクリックします。
一時停止されたレプリケーションを再開します。
新しいIPアドレスが不明な場合にForgeアプライアンスハードウェアを移設するには:
すべてのワークロードのレプリケーションスケジュールの状態が[一時停止済み]であることを確認します。
Forgeを移設する際の前提条件を参照してください。
アプライアンスをシャットダウンします。
次の手順でForge管理VMをシャットダウンします。
Forge管理VMコンソールにアクセスします。
このコンソールの内部をクリックしてWindowsデスクトップにアクセスします。
Forge管理VMをシャットダウンします(スタート>シャットダウンの順に選択します)。
VMが正常にシャットダウンするまで待ちます。
次の手順でVMwareホストをシャットダウンします。
Forgeアプライアンスのローカルコンソールにログインし、<Alt>+<F2>を押してVMwareコンソールを開きます。
コンソールプロンプトで「halt」と入力するか、<F12>を押してシャットダウンシーケンスを開始します。
シャットダウンシーケンスによって画面が切り替えられ、VMwareのシャットダウンプロセスが非表示になります。<Alt>+<F2>を押して、シャットダウンシーケンスの表示画面に戻ります。
シャットダウンが完了すると、コンソールに「System halted (システムが停止されました)」というメッセージが表示されます。
アプライアンスの電源をオフにします。
アプライアンスの接続を外し、それを移動させて新しいネットワークに接続し、次に電源をオンにします。
管理コンピュータ(ラップトップコンピュータを推奨)を設定して、現在設定されているIPアドレス(以前のサイトのIPアドレス)でForgeと通信できるようにしてから、次のいずれかの方法でその管理コンピュータをアプライアンスに接続します。
両方のマシンを同じイーサネットスイッチ(ハブ)に接続する
-または-
イーサネットクロスオーバーケーブルを使用して2台のマシンを接続する
Forge ACCを起動します。ブラウザを開いて、http://<Forge_IP_address>:10000に移動します。
forgeuserアカウントを使用してログインして、ホストの設定をクリックします。
新しいネットワークパラメータを入力し、適用をクリックします。
設定プロセスの完了、およびブラウザウィンドウに[設定に成功しました]ポップアップウィンドウが表示されるまで待ちます。
設定プロセスによってタイムアウトエラーが返される場合、Forge VMに単一コンテナ用のライセンスが正しく付与されていることを確認し、再試行してください。
メモ:アプライアンスを新しいサブネットに接続するまで、ポップアップウィンドウにある新しいForge ACCアドレスのリンクは機能しません。
アプライアンスからコンピュータの接続を外し、アプライアンスを新しいサブネットに接続します。
これで新しいIPアドレスが有効になります。
Forge ACCを起動してforgeuserアカウントを使用してログインし、Forge VMの設定をクリックして、必要なパラメータを指定し、次に適用をクリックします。
設定が正しいことを確認し、続行をクリックし、プロセスが完了するまで待ちます。
メモ:Forge VMがDHCPを使用するように設定された場合は、移設後に以下の手順を実行します。
Forge VMの新しいIPアドレスを特定します。
vSphere Web Clientを使用してForge管理VMにアクセスし、VMのWindowsインタフェースでそのIPアドレスを検索します。詳細については、Forge管理VMのコンソールへのアクセスを参照してください。
新しいIPアドレスを使用してPlateSpin Forge Webインタフェースを起動し、コンテナを更新します。設定>コンテナの順にクリックし、[更新]アイコン をクリックします。
一時停止されたレプリケーションを再開します。