10.4 インストールの失敗

インストールの失敗を避けるために、オペレーティングシステムが最新バージョンに更新され、すべてのシステム要件を満たしていることを確認します。詳細については、『NetIQ iManagerインストールガイド』の「iManagerのインストールに関する前提条件と考慮事項」を参照してください。

インストールの失敗から回復するには、インストール時に生成されたエラーメッセージから問題を判断します。

10.4.1 Windows

  1. 次のいずれかのコンポーネントがエラーに関係している場合、次に示すエラーログファイルを確認します。

    NICI: インストールディレクトリ\temp\wcniciu0.log

    Tomcat: Tomcatインストールディレクトリ\Apache_Tomcat_InstallLog.log。たとえば、C:\Program Files\Novell\Tomcat\Apache_Tomcat_InstallLog.log

  2. iManagerインストールログファイル(C:\Program Files\Novell\Tomcat\webapps\nps\WEB-INF\logs\install\iManager_Install_3.0.0_InstallLog.log)にエラーが記録されているかどうかを確認します。

  3. 問題を識別するのに十分な情報がログファイルになかった場合、デバッグモードでインストールに戻ります。

    インストーラからデバッグ出力を表示またはキャプチャするには、コンソール出力を開き、後ほど参照するためにテキストファイルにコピーします。

    1. インストーラを起動した直後に、コンソールウィンドウが表示されるまで<Ctrl>キーを押し続けてください。

    2. インストールが終了した後、コンソールウィンドウの左上隅にあるアイコンをクリックし、[プロパティ]>[レイアウト]の順にクリックします。

    3. バッファサイズを3000に変更し、[OK]をクリックします。

    4. [レイアウト]ウィンドウで[編集]>[すべて選択]>[編集]>[コピー]の順に選択します。

    5. テキストエディタを起動し、そこにデバッグの出力を貼り付けます。

  4. すべてのエラーまたはスタックトレースを確認して修正し、インストールに戻ります。

10.4.2 Linux

  1. iManagerインストールログファイル(/var/log/NetIQ_iManager_3.0.0_InstallLog.log)にエラーが記録されているかどうかを確認します。

  2. 問題を識別するのに十分な情報がログファイルになかった場合、デバッグモードでインストールに戻ります。

    コマンドラインで、次のコマンドを入力します。

    export LAX_DEBUG=true
    
  3. すべてのエラーまたはスタックトレースを確認して修正し、インストールに戻ります。