リモートローダコンソールでは、rlconsole.exeを使用してdirxml_remote.exeを操作します。これは実行可能ファイルで、Identity Managerエンジンサーバが、実行されているIdentity Managerドライバと通信できるようにします。
インストールプログラムに従ってリモートローダの設定を進めることができます。このセクションでは、インストールウィザードを使用してリモートローダをインストールするためのガイド付きプロセスについて説明します。インストールプログラムは、\products\idm\windows\setup\ディレクトリにあります。
インストールの準備を行うには、セクション 10.1.1, リモートローダのインストールチェックリストを参照してください。リリースに付属するリリースノートも参照してください。無人インストールを実行するには、セクション 9.2, サイレントインストールの実行を参照してください。
メモ:インストールを管理者ユーザまたは非管理者ユーザのどちらとして実行するかは、識別ボールトのインストールに使用した方法に合わせて選択してください。
リモートローダをインストールする
リモートローダをインストールするコンピュータにログインします。
メモ:Javaリモートローダを非管理者ユーザとしてインストールできます。
\products\idm\windows\setup\ディレクトリに移動します。
idm_install.exeプログラムを実行します。
ライセンス契約に同意して、次へをクリックします。
コンポーネントの選択ウィンドウで、インストールするリモートローダコンポーネントを指定します。
オプションの詳細については、セクション 8.2, インストールプログラムの理解を参照してください。
(オプション)個々のコンポーネント用の特定のドライバを選択するには、次の手順を実行します。
Customize the selected components (選択したコンポーネントのカスタマイズ)をクリックし、次へをクリックします。
インストールするコンポーネントの下にあるドライバを展開します。
インストールするドライバを選択します。
次へをクリックします。
Activation Notice (アクティベーションの通知)ウィンドウで、OKをクリックします。
[認証]で、eDirectoryでスキーマを拡張するのに十分な権限を持つユーザアカウントとそのパスワードを指定します。ユーザ名はLDAP形式で指定します。たとえば、cn=admin,o=companyと指定します。
[インストール前の概要]で、設定を確認します。
インストールをクリックします。
Identity Managerをアクティベートします。詳細については、セクション 30.6, Identity Managerのアクティベートを参照してください。
ドライバおよびIdentity Managerに接続するようにリモートローダを設定します。詳細については、セクション 10.3, リモートローダとドライバの設定を参照してください。
ドライバオブジェクトを作成および設定するため、そのドライバ専用のガイドを参照します。詳細については、Identity ManagerドライバマニュアルのWebサイトを参照してください。
(オプション)デフォルトのインストール場所については、インストールログファイルを参照してください。たとえば、C:\Users\Admin1\AppData\Local\Temp\1\i dmInstall.logです。
リモートローダのサイレントインストールを実行するには、インストールを完了するのに必要なパラメータを含むプロパティファイルを作成します。Identity Managerのメディアには、サンプルのプロパティファイルが収録されています。デフォルトでは、サンプルプロパティファイルは、\products\idm\windows\setup\ディレクトリにあります。
サイレントインストールを実行する
リモートローダをインストールするコンピュータにログインします。
\products\idm\windows\setup\ディレクトリに移動します。
プロパティファイルを作成するか、サンプルのsilent.propertiesファイルを編集します。
ファイルに次のパラメータを入力します。
32ビットのリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。同じサーバに32ビットバージョンと64ビットバージョンの両方をインストールできます。
64ビットのリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。同じサーバに32ビットバージョンと64ビットバージョンの両方をインストールできます。
リモートローダ用のユーティリティとシステムコンポーネントをインストールするかどうかを指定します。
.NETリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。
サイレントインストールを実行するには、コマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
install.exe -i silent -f filename.properties
Identity Managerは、Javaリモートローダを使用して、1つのサーバで実行されているIdentity Managerエンジンと、rdxmlが動作しない別の場所で実行されているIdentity Managerドライバとの間でデータを交換します。Javaリモートローダ、dirxml_jremoteは、互換性のあるJRE(1.8.0以上)とJava Socketがインストールされた、サポート対象の任意のWindowsプラットフォームにインストールできます。
Identity Managerエンジンをホストするサーバで、アプリケーションシムの..soファイルまたは.jarファイルをコピーします。これらのファイルは、デフォルトではC:\NetIQ\idm\NDS\libディレクトリにあります。
Javaリモートローダをインストールするコンピュータ(ターゲットコンピュータ)にログインします。
ターゲットコンピュータに、サポートされているバージョンのJREがインストールされていることを確認します。
インストールプログラムにアクセスするため、次のいずれかの手順を実行します。
(状況によって実行) Identity Managerインストールパッケージの.isoイメージファイルがある場合は、Javaリモートローダのインストールファイルが保存されているディレクトリへ移動します。デフォルトの場所はproducts\idm\java_remoteloaderです。
(状況によって実行) JavaリモートローダのインストールファイルをNetIQ DownloadsのWebサイトからダウンロードした場合は、次の手順を実行します。
ダウンロードしたイメージの.tgzファイルへナビゲートします。
ファイルの内容をローカルコンピュータ上のフォルダに抽出します。
dirxml_jremote_dev.tar.gzファイルをターゲットコンピュータ上の目的の場所にコピーします。たとえば、ファイルをC:\NetIQ\idmにコピーします。
次のいずれかのファイルをターゲットコンピュータ上の目的の場所にコピーします。
dirxml_jremote.tar.gz
dirxml_jremote_mvs.tar
mvsの詳細については、dirxml_jremote_mvs.tarファイルをuntarし、ドキュメントusage.htmlを参照してください。
ターゲットコンピュータで、.tar.gzファイルを圧縮解除して展開します。
たとえば、7-Zipまたはサポートされているソフトウェアを使用して、.tar.gzファイルを圧縮解除します。
CLASSPATH環境変数を、libフォルダに存在するすべてのjarに設定します。ドライバに固有の依存jarがある場合、これらのjarファイルをlibフォルダにコピーし、CLASSPATH環境変数をこれらのjarにも設定します。
たとえば、次のように設定します。
CLASSPATH=E:\RL\JAVARL\lib\activation.jar;E:\RL\JAVARL\lib\commondrivershim.jar;E:\RL\JAVARL\lib\delimitedtextshim.jar;E:\RL\JAVARL\lib\delimitedtextutil.jar;E:\RL\JAVARL\lib\dirxml.jar;E:\RL\JAVARL\lib\dirxml_misc.jar;E:\RL\JAVARL\lib\dirxml_remote.jar;E:\RL\JAVARL\lib\jco3environment.jar;E:\RL\JAVARL\lib\mail.jar;E:\RL\JAVARL\lib\mapdb.jar;E:\RL\JAVARL\lib\nxsl.jar;E:\RL\JAVARL\lib\shimwrapper.jar;E:\RL\JAVARL\lib\xds.jar;E:\RL\JAVARL\lib\xp.jar
PATH環境変数を、Java.exe用にJDKまたはJREのbinフォルダに設定します。
展開されていないdirxml_jremote.tar.gzディレクトリのlibサブディレクトリからdirxml_jremoteスクリプトにjarファイルの場所を指定する必要があります。たとえば、\lib\*.jarです。
サンプル環境設定ファイルconfig8000.txtをアプリケーションシム用に設定します。
dirxml_jremote.tar.gz jarファイルに、このファイルが含まれています。詳細については、セクション 10.3, リモートローダとドライバの設定を参照してください。
次のコマンドを使用してリモートローダを起動します。
リモートローダのパスワードを指定するには:
java.exe -classpath %CLASSPATH% com.novell.nds.dirxml.remote.loader.RemoteLoader -config <config file name> -sp <Remote Loader Password> <Object Driver Password>
次に例を示します。
java.exe -classpath %CLASSPATH% com.novell.nds.dirxml.remote.loader.RemoteLoader -config e:\RL\JAVARL\config8000.txt -sp novell novell
リモートローダを開始するには:
java.exe -classpath %CLASSPATH% com.novell.nds.dirxml.remote.loader.RemoteLoader -config <config file name>
次に例を示します。
java.exe -classpath %CLASSPATH% com.novell.nds.dirxml.remote.loader.RemoteLoader -config e:\RL\JAVARL\config8000.txt
リモートローダを停止するには:
java.exe -classpath %CLASSPATH% com.novell.nds.dirxml.remote.loader.RemoteLoader -config <config file name> -unload
次に例を示します。
java.exe -classpath %CLASSPATH% com.novell.nds.dirxml.remote.loader.RemoteLoader -config e:\RL\JAVARL\config8000.txt -unload
.NETリモートローダを管理者ユーザとしてインストールするには:
.NETリモートローダをインストールするコンピュータに管理者としてログインします。
インストールプログラムにアクセスするため、次のいずれかの手順を実行します。
(状況によって実行) Identity Managerインストールパッケージの.isoイメージファイルがある場合は、.NETリモートローダのインストールファイルが保存されているディレクトリへ移動します。デフォルトの場所は\products\idm\windows\setup\ディレクトリです。
(状況によって実行) .NETリモートローダのインストールファイルをNetIQ DownloadsのWebサイトからダウンロードした場合は、次の手順を実行します。
ダウンロードしたイメージの.tgzファイルへナビゲートします。
ファイルの内容をローカルコンピュータ上のフォルダに抽出します。
インストールディレクトリからidm_install.exeプログラムを実行します。
ライセンス契約に同意して、[Next]をクリックします。
[コンポーネントの選択]ウィンドウで、.NETリモートローダを指定します。
オプションの詳細については、セクション 8.2, インストールプログラムの理解を参照してください。
(オプション)個々のコンポーネント用の特定のドライバを選択するには、次の手順を実行します。
Customize the selected components (選択したコンポーネントのカスタマイズ)をクリックし、次へをクリックします。
インストールするコンポーネントの下にあるドライバを展開します。
インストールするドライバを選択します。
次へをクリックします。
Activation Notice (アクティベーションの通知)ウィンドウで、OKをクリックします。
ご使用のコンピュータで、.NETリモートローダのインストールディレクトリを選択します。
[概要]ページを確認し、インストールをクリックして、インストールを完了します。
リモートローダのサイレントインストールを実行するには、インストールを完了するのに必要なパラメータを含むプロパティファイルを作成します。Identity Managerのメディアには、\products\idm\windows\setup\silent.propertiesに、サンプルのプロパティファイルが収録されています。
サイレントインストールを実行する
インストールディレクトリで、プロパティファイルを作成するか、サンプルのsilent.propertiesファイルを編集します。
テキストエディタで、ファイルに次のパラメータを指定します。
32ビットのリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。同じサーバに32ビットバージョンと64ビットバージョンの両方をインストールできます。
64ビットのリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。同じサーバに32ビットバージョンと64ビットバージョンの両方をインストールできます。
リモートローダ用のユーティリティとシステムコンポーネントをインストールするかどうかを指定します。
Windowsサーバに.NETリモートローダサービスとドライバをインストールするかどうかを指定します。
サイレントインストールを実行するには、次のコマンドを実行します。
install.exe -i silent -f filename.properties
(オプション)デフォルトのインストール場所については、インストールログファイルを参照してください。たとえば、C:\Users\Admin1\AppData\Local\Temp\1\idmInstall.logです。