26.6 Identity Reportingのアップグレード

Identity Reporting には2つのドライバが含まれます。アップグレードは次の順序で実行します。

メモ:データベースは、サポートされるバージョンにアップグレードしてください。

  1. データベースを、サポートされるバージョンにアップグレードします。PostgreSQLデータベースのアップグレードについては、セクション 26.5.4, PostgreSQLデータベースのアップグレードを参照してください。

  2. ドライバパッケージをアップグレードします。詳細については、セクション 26.6.2, Identity Reportingのドライバパッケージのアップグレードを参照してください。

  3. Sentinel Log Management for IGAにアップグレード/移行します。

    Identity Reporting 4.6.xからアップグレードする場合は、Sentinel Log Management for IGAを4.7バージョンにアップグレードします。詳細については、セクション 26.6.3, Sentinel Log Management for IGAのアップグレードを参照してください。

    Identity Reporting 4.5.xから移行する場合は、EASからSentinel Log Management for IGAに移行します。詳細については、セクション 29.8.1, Event Auditing ServiceからSentinel Log Management for IGAへの移行を参照してください。

  4. Identity Reportingをアップグレードします. 詳細については、セクション 26.6.5, Identity Reportingのアップグレードを参照してください。

26.6.1 アップグレードの前提条件と考慮事項

アップグレードを実行する前に、次の考慮事項が適用されます。

  • アップグレード時に、postgresql-9.4.1212.jarファイルの正しい場所を指定していることを確認します。デフォルトの場所は、/opt/netiq/idm/postgres/です。次のシナリオでは、データベース接続が失敗します。

    • 間違ったパスを指定した場合

    • 間違ったjarファイルを提供した場合

    • ファイアウォールが有効になっている場合

    • データベースがリモートマシンからの接続を許可しない場合

  • SSL経由でデータベースが設定されている場合は、次のPATHにあるserver.xmlファイルのssl=trueを削除します。

    /opt/netiq/idm/apps/tomcat/conf/

    たとえば、次のように変更します。

    jdbc:postgresql://<postgres db>:5432/idmuserappdb?ssl=true

    変更先:

    jdbc:postgresql://<postgres db>:5432/idmuserappdb

26.6.2 Identity Reportingのドライバパッケージのアップグレード

このセクションでは、Managed System Gatewayドライバとデータ収集サービスドライバのパッケージを最新バージョンにアップデートする方法について説明します。Identity Reportingをアップグレードする前にこのタスクを実行する必要があります。

  1. Designerで現在のプロジェクトを開きます。

  2. パッケージカタログ > パッケージのインポートの順に右クリックします。

  3. 適切なパッケージを選択します。たとえば、Manage System Gateway Base package (システムゲートウェイの基本パッケージの管理)を選択します。

  4. OKをクリックします。

  5. [開発者]ビューでドライバを右クリックし、プロパティをクリックします。

  6. プロパティページでパッケージタブに移動します。

  7. 右上隅のパッケージを追加(+)記号をクリックします。

  8. パッケージを選択し、OKをクリックします。

  9. 同じ手順を繰り返して、データ収集サービスドライバのパッケージをアップグレードします。

    メモ:Managed System Gatewayドライバとデータ収集サービスドライバがアップグレード済みのIdentity Managerに接続されていることを確認します。

26.6.3 Sentinel Log Management for IGAのアップグレード

  1. NetIQ DownloadsのWebサイトから、SentinelLogManagementForIGA8.1.1.0.tar.gzをダウンロードします。

  2. ファイルの抽出先のディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを実行して、ファイルを抽出します。

    tar -zxvf SentinelLogManagementForIGA8.1.1.0.tar.gz

  4. SentinelLogManagementforIGAディレクトリに移動します。

  5. SLM for IGAをインストールするには、次のコマンドを実行します。

    ./install.sh

  6. インストールに使用する言語を指定し、<Enter>を押します。

  7. 使用許諾契約の条項を確認し、「y」と入力します。

メモ:SLM for IGAをアップグレードした後で、最新のコレクタを手動でインポートする必要があります。

  1. NetIQ DownlandsのWebサイトに移動します。

  2. SentinelLogManagementForIGA8.1.1.0.tar.gzファイルをダウンロードします。

  3. ファイルを抽出し、/content/ディレクトリに移動します。

  4. Identity Manager Collectorをインポートします。

26.6.4 オペレーティングシステムのアップグレード

オペレーティングシステムをSLES 11からSLES 12にアップグレードする場合、オペレーティングシステムのアップグレード手順によって、SLM for IGAの一部のRPMが削除されます。

次のコマンドは、オペレーティングシステムをアップグレードした後で、SLM for IGAが正しく機能するかどうかを確認します。

メモ:オペレーティングシステムをアップグレードする前に、SLM for IGAをアップグレードしておく必要があります。

オペレーティングシステムをアップグレードするには、次の手順を使用します。

  1. Sentinelインストールファイルの抽出先のディレクトリに移動します。

  2. Sentinelサービスを停止します。

    rcsentinel stop

  3. 次のコマンドを実行します。

    ./install.sh --preosupgrade

  4. オペレーティングシステムをアップグレードします。

  5. 次のコマンドを実行します。

    ./install.sh --postosupgrade

  6. 次のようにSentinelサービスを再起動します。

    rcsentinel restart

26.6.5 Identity Reportingのアップグレード

  1. NetIQダウンロードWebサイトからIdentity_Manager_4.7_Linux.isoをダウンロードします。

  2. ダウンロード済みの.isoをマウントします。

  3. 次のコマンドを実行します。

    ./install.sh

  4. 使用許諾契約を読みます。

  5. 使用許諾契約の条項を確認し、「y」と入力します。

  6. Identity Managerコンポーネントをアップグレードするかどうかを指定します。使用可能なオプションは、yおよびnです。

  7. Identity Reportingを選択して、アップグレードを続行します。

  8. 次の詳細を指定します。

    OSP Installed (OSPのインストール): OSPがインストールされるかどうかを指定します。

    Reporting Installation Folder for backup (バックアップ用のReportingインストールフォルダ): Reportingインストールフォルダを指定します。

    Create schema for Identity Reporting (Identity Reportingのスキーマの作成): データベースのスキーマをいつ作成するかを指定します。

    Identity ReportingデータベースJDBC jarファイル: Identity ReportingのデータベースJARファイルを指定します。既存データベースjarファイルのデフォルトの場所は、/opt/netiq/idm/apps/postgres/postgresql-9.4.1212.jarです。

    Identity Reportingデータベースユーザ: Reportingデータベースユーザの名前を指定します。

    Identity Reportingデータベースアカウントパスワード: Reportingデータベースのパスワードを指定します。

26.6.6 Reportingのアップグレード後の手順

メモ:Identity Manager 4.6.1レポートは、アップグレードを実行した後は機能しません。Identity Manager 4.7レポートのみを使用できます。

アップグレード時に、Database Schema (データベーススキーマ)の作成でStartupまたはFileを選択した場合、次の手順を実行してください。

  1. Identity Reportingにログインします。

  2. Identity Reportingリポジトリから既存のデータソースとレポート定義を削除します。

  3. 新しいIdentity Managerデータ収集サービスデータソースを追加します。

26.6.7 Identity Reportingのアップグレードの検証

  1. Identity Reportingを起動します。

  2. ツールで古いレポートと新しいレポートが表示されることを検証します。

  3. カレンダを参照し、スケジュールされたレポートが表示されるかどうかを確認します。

  4. 設定ページに管理対象アプリケーションと管理対象外アプリケーションの設定が表示されることを確認します。

  5. 他の設定がすべて正しく見えることを検証します。

  6. 完了したレポートがリストに表示されるかどうかを検証します。