29.8 Identity Reportingの移行

Identity Managerを以前のバージョンから移行する際には、Identity Reportingも移行する必要があります。次の考慮事項が反映されているか確認してください。

  • PostgreSQLデータベースへのEvent Auditing Serviceデータの手動での移行

  • 既存のReportingインストールのクリーンアップ

  • 新しいサーバ上でのIdentity Reporting 4.7の新規インストール

  • 新しくインストールしたIdentity Reportingに対応する既存の認証サービスとアイデンティティボールトのインストール場所の指定

29.8.1 Event Auditing ServiceからSentinel Log Management for IGAへの移行

このセクションでは、EASデータベースからサポートされているPostgreSQLデータベースにSIEMデータを移行する方法について記載します。

移行時に確実にエラーないようにするため、必要な役割およびテーブルスペースを作成する必要があります。

新しいPostgreSQLデータベースの準備

  1. EASを停止して、どのイベントもEASサーバに送信されていないことを確認します。

  2. iManagerを使用して、DCSドライバを停止します。

    1. iManagerにログインします。

    2. DCSドライバを停止します。

    3. ドライバプロパティを編集して、起動オプションを手動に変更します。

      この手順により、ドライバが自動的に起動しないようにします。

  3. 次のSQLコマンドを実行して、PGAdminを使用して必要な役割、テーブルスペース、およびデータベースを作成します。

    この手順により、移行時にエラーがないことが保証されます。

    1. 必要な役割を作成するには、次のコマンドを実行します。

      CREATE ROLE esec_app
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB NOCREATEROLE;
       
      CREATE ROLE esec_user
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB NOCREATEROLE;
       
      CREATE ROLE admin LOGIN
        ENCRYPTED PASSWORD '<specify the password for admin>'
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB NOCREATEROLE;
      GRANT esec_user TO admin;
       
      CREATE ROLE appuser LOGIN
        ENCRYPTED PASSWORD '<specify the password for appuser>'
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB CREATEROLE;
      GRANT esec_app TO appuser;
       
      CREATE ROLE dbauser LOGIN
        ENCRYPTED PASSWORD '<specify the password for dbauser>'
        SUPERUSER INHERIT CREATEDB CREATEROLE; 
      
      CREATE ROLE idmrptsrv LOGIN
        ENCRYPTED PASSWORD '<specify the password for idmrptsrv>'
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB NOCREATEROLE;
      GRANT esec_user TO idmrptsrv;
       
      CREATE ROLE idmrptuser LOGIN
        ENCRYPTED PASSWORD '<specify the password for idmrptuser>'
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB NOCREATEROLE;
      
      CREATE ROLE rptuser LOGIN
        ENCRYPTED PASSWORD '<specify the password for rptuser>'
        NOSUPERUSER INHERIT NOCREATEDB NOCREATEROLE;
      GRANT esec_user TO rptuser; 
    2. テーブルスペースを作成するには、次のコマンドを実行します。

       CREATE TABLESPACE sendata1
        OWNER dbauser
        LOCATION '<provide the location where table space has to be created>'; 

      次に例を示します。

      CREATE TABLESPACE sendata1
        OWNER dbauser
        LOCATION '</opt/netiq/idm/apps/postgres/data>';
    3. SIEMデータベースを作成するには、次のコマンドを実行します。

      CREATE DATABASE "SIEM"
        WITH OWNER = dbauser
             ENCODING = 'UTF8'
             TABLESPACE = sendata1
             CONNECTION LIMIT = -1;

EASからのデータのエクスポート

  1. EASを停止して、どのイベントもEASサーバに送信されていないことを確認します。

  2. iManagerを使用して、DCSドライバを停止します。

    1. iManagerにログインします。

    2. DCSドライバを停止します。

    3. ドライバプロパティを編集して、起動オプションを手動に変更します。

      この手順により、ドライバが自動的に起動しないようにします。

  3. EASデータベースからファイルにデータをエクスポートします。

    1. EASユーザアカウントにログインします。

      # su - novleas

    2. たとえば、/home/novleasのように、EASユーザがフルアクセスできる場所を指定します。

    3. PostgreSQLインストールディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

      次に例を示します。

      export PATH=/opt/novell/sentinel_eas/3rdparty/postgresql/bin/:$PATH

      export LD_LIBRARY_PATH=/opt/novell/sentinel_eas/3rdparty/postgresql/lib/:$LD_LIBRARY_PATH

    4. 次のコマンドを使用して、データを.sqlファイルにエクスポートします。

      .·/pg_dump -p <portnumber> -U <username> -d <dbname> -f <export location>

      次に例を示します。

      ./pg_dump -p 15432 -U dbauser SIEM -f /home/novleas/SIEM.sql

新しいPostgreSQLデータベースへのデータのインポート

  1. EASを停止して、どのイベントもEASサーバに送信されていないことを確認します。

  2. iManagerを使用して、DCSドライバを停止します。

    1. iManagerにログインします。

    2. DCSドライバを停止します。

    3. ドライバプロパティを編集して、起動オプションを手動に変更します。

      この手順により、ドライバが自動的に起動しないようにします。

  3. 新しいPostgreSQLデータベースにデータをインポートします。

    1. (状況によって実行) postgresユーザを作成します。

      これはWindowsのみに固有です。Linuxではユーザが自動的に作成されます。

    2. ステップ 3.dでエクスポートされたファイルを、postgresユーザがフルアクセスできる場所にコピーします。次に例を示します。 /opt/netiq/idm/postgres

    3. 次のコマンドを実行して、PostgreSQLデータベースにデータをインポートします。

      psql -d <dbname> -U <username> -f <full path where the exported file is located>

      次に例を示します。

      psql -d SIEM -U postgres -f /opt/netiq/idm/apps/postgres/SIEM.sql

  4. 移行ログエラーを確認して、解決します。

メモ:Identity Manager 4.7レポートは、EASからSLM for IGAに移行される監査データを使用しません。代わりに、これらのレポートはSLM for IGAから直接同期される監査データを使用します。

29.8.2 新しいReportingサーバの設定

EASデータを新しいPostgreSQLデータベースにインポートした後で、別のサーバに新しいReportingアプリケーションをインストールし、アイデンティティボールトと既存の認証サービスを参照するようにします。

  1. (既存のReportingアプリケーションを実行している)既存のTomcatサービスを停止します。

  2. tomcat/webappsディレクトリから既存のIdentity Reporting WARファイルのバックアップを、Tomcatインストールパスにはない/opt/netiq/idm/apps/からReportingホームのバックアップを作成します。

  3. 既存のserver.xmlファイルからEASエントリを削除します。

  4. EASデータの移行先の同じPostgreSQLデータベースに、新しいデータベースを作成します。

  5. 新しいサーバにIdentity Reportingをインストールして設定し、既存のシングルサインオンサービスとアイデンティティボールトを参照するようにします。詳細については、セクション 10.0, インストール済みコンポーネントの設定を参照してください。

  6. 既存のシングルサインオンサービスが新しくインストールされたIdentity Reportingを参照するようにするには、設定更新ユーティリティを使用してIdentity Reporting設定エントリを変更します。

  7. 既存のシングルサインオンサービスを実行しているTomcatサーバを再起動します。

29.8.3 データ同期ポリシーの作成

Reportingサーバを設定した後は、SLM for IGAからReportingデータベースにイベントを転送するためのデータ同期ポリシーを作成する必要があります。Identity Reporting 4.7にアップグレードする場合には、次の考慮事項が適用されます。

メモ: