52.6 自己署名証明書によるSSLの有効化

自己署名証明書は、合法的な認証局の署名入り証明書よりも簡単に入手できるので、テスト環境での使用に適しています。

52.6.1 認証局のエクスポート

iManagerを使用してeDirectoryサーバから認証局(CA)をエクスポートして、自己署名証明書を生成できます。

  1. eDirectory管理者のユーザ名とパスワードを使用してiManagerにログインします。

  2. [Administration (管理)]>[Modify Object (オブジェクトの変更)]の順にクリックします。

  3. セキュリティコンテナで「TreeName CA.Security」という名前のCAオブジェクトを参照します。たとえば、IDMTESTTREE CA.Securityを参照します。

  4. [OK]をクリックします。

  5. [Certificates (証明書)]>[Self-Signed Certificate (自己署名証明書)]の順にクリックします。

  6. 使用する自己署名証明書を選択します。

  7. [Export]をクリックします。

  8. [Export private key (秘密鍵のエクスポート)]をクリアします。

  9. [Export format (エクスポートフォーマット)]>[DER]の順にクリックします。

  10. [次へ]をクリックします。

  11. [Save the exported certificate (エクスポートされた証明書の保存)]をクリックします。

  12. [Save File (ファイルの保存)]をクリックします。

    iManagerはファイルを「TreeName cert.der」という名前で保存します。たとえば、IDMTESTREE cert.derというファイルに保存します。

  13. [閉じる]をクリックします。

  14. 保存されたcert.derファイルを、エクスポートされた証明書の格納場所に移動します。

52.6.2 自己署名証明書の生成

自己署名証明書を生成する前に、キーストアと証明書要求ファイルが用意されていることを確認します。

  1. キーストアと証明書要求ファイルを作成します。

    詳細については、セクション 52.5, キーストアと証明書署名要求の作成を参照してください。

  2. iManagerにログインします。

  3. [Certificate Server (証明書サーバ)]>[Issue Certificate (証明書の発行)]の順に移動します。

  4. ステップ 6で作成した.csrファイルを参照します。

  5. [次へ]を2回クリックします。

  6. 証明書タイプとして[Unspecified (指定なし)]をクリックします。

  7. [次へ]を2回クリックします。

  8. 設定ユーティリティでSSL設定を更新します。詳細については、セクション 52.2, 設定ユーティリティによるSSL設定の更新を参照してください。

  9. Tomcatを再起動します。