各ドライバおよびドライバセットに保存されているサーバ固有のすべての情報を、新しいサーバの情報にコピーする必要があります。その中には、新しいサーバに存在せず、コピーする必要がある、ドライバセットのGCVと他のデータも含まれます。サーバ固有の情報は、次のものに含まれています:
グローバル構成値
エンジン制御値
名前付きパスワード
ドライバの認証情報
ドライバの起動オプション
ドライバパラメータ
ドライバセットデータ
これは、DesignerまたはiManagerで実行できます。Designerを使用する場合には、自動的なプロセスです。iManagerを使用する場合には、手動のプロセスです。バージョン3.5より古いIdentity Managerサーバを3.5以降のIdentity Managerサーバにマイグレートする場合、iManagerを使用する必要があります。サポートされている他のすべてのマイグレーションパスの場合は、Designerを使用できます。
この手順は、ドライバセットに保存されているすべてのドライバに影響します。
Designerで、プロジェクトを開きます。
[アウトライン]タブで、サーバを右クリックして、[移行]を選択します。
概要を読んで新しいサーバにマイグレートされる項目を確認し、[次へ]をクリックします。
選択可能なサーバのリストからターゲットサーバを選択して、[次へ]をクリックします。
リストに表示されているサーバだけが、現在ドライバセットに関連付けられておらず、ソースサーバのIdentity Managerのバージョンと等しいか新しいサーバです。
次のいずれかのオプションを選択します。
ターゲットサーバをアクティブにする: ソースサーバの設定をターゲットサーバにコピーして、ソースサーバのドライバを無効にします。このオプションを使用することをお勧めします。
ソースサーバをアクティブのままにする: 設定をコピーせずに、ターゲットサーバのすべてのドライバを無効にします。
ターゲットソースサーバの両方をアクティブにする: ソースサーバの設定をターゲットサーバにコピーし、ソースサーバまたはターゲットサーバのドライバは無効にしません。このオプションはお勧めできません。両方のドライバを起動すると、同じ情報が2つの異なるキューに書き込まれます。これは障害を起こす可能性があります。
[移行]をクリックします。
変更されたドライバを識別ボールトに展開します。
詳細については、『NetIQ Designer for Identity Manager Administration Guide』の識別ボールトへのドライバセットの展開
を参照してください。
ドライバを起動します。
詳細については、セクション 16.2.2, ドライバの起動を参照してください。
iManagerで、 をクリックして、[Identity Managerの管理]ページを表示します。
[Identity Managerの概要]をクリックします。
ドライバセットを含んでいるコンテナをブラウズして、選択します。
ドライバセット名をクリックして、[ドライバセットの概要]ページにアクセスします。
ドライバの右上隅をクリックし、[ドライバの停止]をクリックします。
ドライバの右上隅をクリックし、[プロパティの編集]をクリックします。
古いサーバの情報を含むすべてのサーバ固有のドライバパラメータ、グローバル環境設定値、エンジン制御値、名前付きパスワード、ドライバ認証データ、およびドライバの起動オプションを、新しいサーバの情報にコピーまたはマイグレートします。最大ヒープサイズ、Javaの設定などのグローバル環境設定値やドライバセットのその他のパラメータは、古いサーバの値と同一の値を持つ必要があります。
[OK]をクリックして、すべての変更を保存します。
ドライバの右上隅をクリックして、ドライバを起動します。
新しいサーバを認識するようにユーザアプリケーションを再設定する必要があります。configupdate.shまたはconfigupdate.batを実行します。
デフォルトでユーザアプリケーションのインストールサブディレクトリにある設定更新ユーティリティに移動します。
コマンドプロンプトで、設定更新ユーティリティを起動します。
Linux: configupdate.sh
Windows: configupdate.bat
セクション 40.0, 識別情報アプリケーションの設定の管理の説明に従って、値を指定します。