サイレント(非対話型)インストールでは、ユーザインタフェースは表示されず、ユーザに対する質問も行われません。代わりに、InstallAnywhereはデフォルトのsilent.propertiesファイルの情報を使用します。デフォルトのファイルを使用してサイレントインストールを実行することも、ファイルを編集してインストールプロセスをカスタマイズすることもできます。ガイド付きインストールについては、セクション 28.1, ウィザードを使用したPostgreSQLとTomcatのインストールを参照してください。
インストールの準備をするために、次の各セクションに記載されている考慮事項とシステム要件を確認します。
インストール用のsilent.propertiesファイルの中にパスワードを指定するのを望まない場合、代わりに環境内でパスワードを設定できます。この場合、サイレントインストーラはsilent.propertiesファイルからではなく、環境からパスワードを読み込みます。これにより、セキュリティが増強されます。
インストールの次のパスワードを指定する必要があります。
NETIQ_DB_PASSWORD
NETIQ_DB_PASSWORD_CONFIRM
exportコマンドを使用します。次に例を示します。
export NETIQ_DB_PASSWORD_CONFIRM=myPassWord
setコマンドを使用します。次に例を示します。
set NETIQ_DB_PASSWORD_CONFIRM=myPassWord
このインストールプログラムは、$文字に"を含むパスワードをサポートしていません。これらの特殊文字を使用する場合は、PostgreSQLをインストールした後でパスワードを変更してください。
アプリケーションをインストールするコンピュータにログインします。
(状況によって実行) Identity Managerインストールパッケージの.isoイメージファイルがある場合は、インストールファイルが保存されているディレクトリへ移動します。
Linux: products/RBPM/postgre_tomcat_install
Windows: products/RBPM/postgre_tomcat_install
(状況によって実行)インストールファイルをNetIQ DownloadsのWebサイトからダウンロードした場合は、次の手順を実行します。
ダウンロードしたイメージの.tgzファイルまたはwin.zipファイルへ移動します。
ファイルの内容をローカルコンピュータ上のディレクトリに抽出します。
インストールパラメータを指定するため、次の手順を実行します。
silent.propertiesファイルがインストール用の実行可能ファイルと同じディレクトリにあることを確認します。
テキストエディタでsilent.propertiesファイルを開きます。
パラメータの値を指定します。パラメータの説明については、ステップ 10を参照してください。
メモ:Linuxサーバでユーザアプリケーションに既存のPostgreSQLデータベースを使用するには、NETIQ_USE_INSTALLED_POSTGRESにinstalledを指定します。データベースインスタンスが、サポートされているバージョンのPostgreSQLによって実行されている必要があります。データベースを設定する必要はありません。
ファイルを保存して閉じます。
インストールプロセスを開始するため、次のいずれかのコマンドを入力します。
Linux: TomcatPostgreSQL.bin -i silent -f silent.properties
Windows: install -i silent -f silent.properties
メモ:silent.propertiesファイルがインストールスクリプトとは異なるディレクトリにある場合は、ファイルのフルパスを指定する必要があります。スクリプトによって、必要なファイルが一時ディレクトリに解凍され、サイレントインストールが開始されます。