27.4 Tomcatのインストールの前提条件

Tomcatのインストール計画を立案する前に次の考慮事項を確認します。

  • TomcatとPostgreSQLは、同じサーバにインストールすることも、別々のサーバにインストールすることもできます。

  • インストールプロセスにより、サポートされているバージョンのOracle JREとApache ActiveMQがインストールされます。

  • さらに、Apache Log4jサービスでTomcatのイベントを監視するために必要なファイルもインストールされます。

  • Identity Managerインストールキットに付属するTomcatインストールプログラムではなく、ユーザが独自に入手したインストールプログラムを使用できます。ただし、ご使用のバージョンのTomcatでApache Log4jサービスを使用するには、適切なファイルがインストールされていることを確認してください。詳細については、セクション 29.4, Apache Log4jサービスを使用したサインオンの記録を参照してください。この要件は、TomcatをOSP、識別情報アプリケーション、およびIdentity Reportingに使用する場合に適用されます。

  • ActiveMQで確実に電子メール通知を配信するには、MQServerをインストールします。

  • アイデンティティアプリケーションが実行されるTomcatアプリケーションサーバには、いくつかの前提条件が適用されます。詳細については、セクション 33.3.3, アプリケーションサーバの前提条件と検討事項を参照してください。

  • インストールプロセスにより、JREの場所がsetenv.shファイルに設定されます。このファイルは、デフォルトでは/opt/netiq/idm/apps/tomcat/bin/ディレクトリにあります。識別情報アプリケーションとIdentity ReportingをTomcatにインストールする際に、setenv.shファイルのJAVA_OPTsエントリまたはCATALINA_OPTSエントリが更新されます。

  • Tomcatをrootとして実行しないでください。インストールプロセス中にTomcatサービス用のユーザアカウントが作成されます。これをrootにしないでください。