12.8 同期化操作の実行

同期修復ウィザードでは、現在のサーバで選択したレプリカの同期、現在のサーバの同期ステータスのレポート、すべてのサーバの同期ステータスのレポート、時刻同期の実行、および即時同期のスケジュールができます。

同期修復ウィザードを使用して、次の操作を実行します。

12.8.1 選択したレプリカをこのサーバで同期する

この操作では、選択したパーティションのレプリカを持つすべてのサーバ上で、完全な同期ステータスを確保します。

このオプションにより、パーティションの状態を確認できます。そのパーティションのレプリカを持つサーバがすべて正常に同期していれば、そのパーティションは異常なしと見なされます。レプリカリング内の各サーバが接続されると、次に、接続された各サーバは、レプリカリング内の他のすべてのサーバに対して、即時に同期を実行します。

サーバは、そのサーバ自身とは同期されません。そのため、現在のサーバのレプリカのステータスは[ホスト]として示されます。

  1. ndsrepair -P -Adコマンドを実行します。

  2. パーティションリストからレプリカオプションを選択します。

  3. レプリカオプションリストから10を選択します。

  4. サーバの詳細を指定します。

  5. 2を選択します。

  6. 管理者の名前とパスワードを指定します。

12.8.2 このサーバの同期ステータスをレポートする

この操作では、現在のサーバ上にレプリカを持つすべてのパーティションのレプリカ同期ステータスをレポートします。

この操作では、パーティションのレプリカを保持する各サーバのレプリカの[Root]オブジェクトから同期ステータス属性を読み込みます。レポートには、すべてのサーバに対して正常に同期が行われた最終時刻と、最終同期以降発生したエラーが表示されます。

12時間以内に同期が完了していない場合は、警告メッセージが表示されます。

  1. ndsrepair -P -Adコマンドを実行します。

  2. パーティションリストから、そのパーティションを選択します。

  3. レプリカオプションリストから、[10: レプリカリングの表示(View Replica Ring)]を選択します。

  4. サーバのリストから、必要なサーバを選択します。

  5. サーバオプションから、[1: 選択したサーバの同期ステータスのレポート(Report synchronization status on the selected server)]を選択します。

12.8.3 すべてのサーバの同期ステータスをレポートする

この操作では、現在のサーバ上にレプリカを持つすべてのパーティションのレプリカ同期ステータスを確保します。

この操作では、パーティションのレプリカを保持する各サーバのレプリカの[Root]オブジェクトから同期ステータス属性を読み込みます。レポートには、すべてのサーバに対して正常に同期が行われた最終時刻と、最終同期以降発生したエラーが表示されます。

12時間以内に同期が完了していない場合は、警告メッセージが表示されます。

  1. ndsrepair -P -Adコマンドを実行します。

  2. パーティションリストから、そのパーティションを選択します。

  3. レプリカオプションリストから、[6: すべてのサーバの同期ステータスのレポート(Report synchronization status of all servers)]を選択します。

12.8.4 時刻同期を実行する

この操作では、ローカルOpenText eDirectoryデータベースに登録されているすべてのサーバに接続し、各サーバのOpenText eDirectoryと時刻同期ステータスに関する情報を要求します。

各サーバ上で実行しているOpenText eDirectoryのバージョンが[DSバージョン]フィールドに表示されます。

サーバに何のレプリカも含まれていない場合は、[レプリカの深さ]フィールドに「-1」と表示されます。[Root]パーティションのレプリカが含まれている場合は、「0」と表示されます。指定したサーバ上にレプリカがある場合は、[Root]に最も近いレプリカが[Root]からオブジェクト何個分離れているかを示す正の整数が表示されます。

OpenText eDirectoryツリー内のすべてのサーバは、同じタイムソースと同期している必要があります。そうしなければ、矛盾が発生したときに、レプリカ間でのオブジェクトの同期が正確に管理されなくなります。

同期修復ウィザードでは、各サーバのタイムソースはレポートできません。ただし、タイムサーバのタイプは報告します。この情報を参照すれば、時刻同期が正確に設定されているかどうかを確認できます。

重要:時刻同期のステータス「ほぼ同期(Nearly-In-Sync)」を監視するには、DSRepairではなくOpenText iMonitorを使用してください。詳細については、セクション 8.0, OpenTextの監視を参照してください。

時刻同期を実行するには、ndsrepair -Tコマンドを実行します。

詳細については、ネットワーク時刻の同期を参照してください。

12.8.5 即時同期をスケジュールする

この操作では、すべてのレプリカの同期を即座に行うようスケジュールします。この操作は、同期プロセスが通常のスケジュールどおりに実行されるのを待つことなく、同期情報を確認したい場合に使用します。

すべてのレプリカの同期を即座に行うようスケジュールするには:

  1. ndsrepair -P -Adコマンドを実行します。

  2. パーティションリストからレプリカオプションを選択します。

  3. レプリカオプションリストから、[3: 即時同期のスケジュール(Scheduling an Immediate Synchronization)]を選択します。