6.6 フィルタ済みレプリカを設定し管理する

フィルタ済みレプリカには、eDirectoryパーティションの情報のフィルタ済みサブセット(オブジェクトまたはオブジェクトクラス、およびこれらのオブジェクトの属性と値のフィルタ済みセット)が保存されます。

管理者は、フィルタ済みレプリカのセットを保持するeDirectoryサーバを作成するためにフィルタ済みレプリカ機能を使用します。フィルタ済みレプリカのセットには、同期するオブジェクトおよび属性のみが含まれます。

このため、iManagerでは、フィルタ済みレプリカのパーティションスコープおよびフィルタを作成できるツールが用意されています。スコープとは、単にパーティションのセットのことで、その範囲でサーバ上にレプリカを置きます。一方、レプリケーションフィルタには、サーバのフィルタ済レプリカのセットでホストするeDirectoryクラスおよび属性のセットが含まれています。この結果、eDirectoryサーバには、ツリー内の多くのパーティションから明確に定義されたデータセットが格納されるようになります。

サーバのパーティションスコープおよびレプリケーションフィルタの記述は、eDirectoryに格納され、iManagerのサーバオブジェクトまたは[パーティションとレプリカ]役割によって管理できます。

6.6.1 フィルタ処理済レプリカウィザードを使用する

フィルタ処理済レプリカウィザードを使用すると、サーバのレプリケーションフィルタおよびパーティションスコープを、表示される手順に従って簡単に設定できます。

  1. iManagerで、[役割およびタスク]ボタン [役割およびタスク]ボタン をクリックします。

  2. [パーティションとレプリカの管理]>[フィルタ処理済レプリカウィザード]をクリックします。

  3. フィルタ済みレプリカを設定するサーバを指定し、[次へ]をクリックします。

  4. 選択されたサーバに設定されたフィルタのクラスおよび属性を定義するには、[フィルタセットの定義]をクリックします。

    レプリケーションフィルタには、サーバのフィルタ済みレプリカセットに保存するeDirectoryクラスと属性のセットが含まれます。フィルタセットの定義の詳細については、サーバフィルタを設定するを参照してください。

  5. [次へ]をクリックします。

  6. このサーバのパーティションスコープを定義するには、[パーティションスコープの定義]をクリックします。

    パーティションスコープの詳細については、「パーティションスコープを定義する」を参照してください。

  7. [次へ]をクリックし、[終了]をクリックします。

6.6.2 パーティションスコープを定義する

パーティションスコープは、サーバ上でレプリカを保存するパーティションのセットです。iManagerの[レプリカビュー]ページには、eDirectoryツリーのパーティションの階層が表示されます。個別のパーティション、指定したブランチのパーティションセット、またはツリー内のすべてのパーティションを選択できます。次に、サーバに追加するこれらのパーティションのレプリカタイプを選択するか、既存のレプリカタイプを変更します。

サーバには、完全なレプリカもフィルタ済みレプリカも保存できます。詳細については、フィルタ済みレプリカを参照してください。

eDirectoryサーバのレプリカを表示する

  1. iManagerで、[役割およびタスク]ボタン [役割およびタスク]ボタン をクリックします。

  2. [パーティションとレプリカの管理]>[レプリカビュー]をクリックします。

  3. 表示するサーバの名前およびコンテキストを指定して[OK]をクリックし、このサーバ上のレプリカのリストを表示します。

eDirectoryサーバにフィルタ済みレプリカを追加する

  1. iManagerで、[役割およびタスク]ボタン [役割およびタスク]ボタン をクリックします。

  2. [パーティションとレプリカの管理]>[レプリカビュー]をクリックします。

  3. フィルタ済みレプリカを追加するサーバの名前およびコンテキストを指定し、[OK]をクリックします。

  4. [レプリカの追加]をクリックします。

  5. パーティションの名前およびコンテキストを指定します。

  6. [フィルタ済み読み書き可能]または[フィルタ済み読み込みのみ]をクリックし、[OK]をクリックします。

完全なレプリカをフィルタ済みレプリカへ変更する

  1. iManagerで、[役割およびタスク]ボタン [役割およびタスク]ボタン をクリックします。

  2. [パーティションとレプリカの管理]>[レプリカビュー]をクリックします。

  3. 変更するレプリカを格納するパーティションまたはサーバの名前およびコンテキストを指定して、[OK]をクリックします。

  4. 変更するレプリカのレプリカタイプ([タイプ]列内)をクリックします。

  5. [フィルタ済み読み書き可能]または[フィルタ済み読み込みのみ]をクリックし、[OK]をクリックします。

6.6.3 サーバフィルタを設定する

サーバレプリケーションフィルタには、サーバのフィルタ済みレプリカセットにホストするeDirectoryのクラスと属性のセットが含まれています。どのサーバオブジェクトからでもフィルタを設定できます。フィルタ済みレプリカの場合、サーバごとにフィルタを1つだけ作成できます。つまり、あるeDirectoryサーバ用に定義されているフィルタは、そのサーバ上のすべてのフィルタ済みレプリカに適用されます。ただし、完全なレプリカにはフィルタは適用されません。

サーバのフィルタは必要に応じて変更できますが、変更するとレプリカの再同期が発生するため時間がかかる可能性があります。サーバの機能に関するプラニングは、慎重に行うようにしてください。

次の方法のいずれかで、サーバのフィルタを設定または変更できます。

レプリカビューを使用する

  1. iManagerで、[役割およびタスク]ボタン [役割およびタスク]ボタン をクリックします。

  2. [パーティションとレプリカの管理]>[レプリカビュー]をクリックします。

  3. 変更するレプリカを格納するパーティションまたはサーバの名前およびコンテキストを指定して、[OK]をクリックします。

  4. 変更するサーバまたはパーティションの[Edit in the Filter]列をクリックします。

  5. 適切なクラスおよび属性を追加し、[OK]をクリックします。

  6. 完了をクリックします。

サーバオブジェクトを使用する

  1. iManagerで、[役割およびタスク]ボタン [役割およびタスク]ボタン をクリックします。

  2. [ディレクトリ管理]>[オブジェクトの変更]の順にクリックします。

  3. 変更するレプリカを格納するサーバの名前およびコンテキストを指定して、[OK]をクリックします。

  4. [レプリカ]タブをクリックします。

  5. このサーバにフィルタが定義されていなかった場合、[フィルタは空です]をクリックして[フィルタ編集ダイアログ]ウィンドウを開き、所要のクラスおよび属性を追加します。

    または

    [Copy Filter From]をクリックし、コピーするフィルタを含むオブジェクト(別のサーバなど)をブラウズします。

  6. 既存のフィルタを編集するには、フィルタ内のハイパーリンク付きアイテムをクリックし、[フィルタの編集]ダイアログボックスを開いて、目的のクラスおよび属性を追加または削除します。