16.2 エラーログを設定する

16.2.1 Linux

サーバ側メッセージに対してエラーログ設定を行う場合は、/etc/opt/novell/eDirectory/conf/nds.conf環境設定ファイルで、n4u.server.log-levelsパラメータとn4u.server.log-fileパラメータを使用できます。

重大度レベルの設定

使用できる重大度レベルは、LogFatalLogWarnLogErrLogInfo、およびLogDbgです(重大度が高い順)。重大度のレベルの詳細については、「セクション 16.1, メッセージの重大度レベル」を参照してください。

デフォルトでは重大度レベルは「LogFatal」に設定されます。このため、重大度レベルが致命的エラーであるメッセージのみがログに記録されます。

重大度レベルを設定するには、nds.confファイル内で、n4u.server.log-levelsパラメータを次のように設定します。

n4u.server.log-levels=重大度レベル

次に例を示します。

  • 重大度レベルをLogInfo以上に設定するには、次のように入力します。

    n4u.server.log-levels=LogInfo
    

    この設定を使用すると、重大度レベルがLogInfo以上(つまり、LogFatalLogWarn、およびLogErr)のメッセージが、ログファイルに記録されます。

  • 重大度レベルをLogWarn以上に設定するには、次のように入力します。

    n4u.server.log-levels=LogWarn
    

    この設定を使用すると、重大度レベルがLogWarn以上(LogFatal)のメッセージが、ログファイルに記録されます。

ログファイル名の指定

メッセージの記録先にするログファイルの場所を指定するには、nds.confファイル内でn4u.server.log-fileパラメータを使用します。デフォルトでは、ndsd.logファイルにメッセージが書き込まれます。

たとえば、メッセージを/tmp/edir.logに記録するには、次のように入力します。

n4u.server.log-file=/tmp/edir.log

システムのログにメッセージを記録するには、次のようにn4u.server.log-fileパラメータを使用します。

n4u.server.log-file=syslog

16.2.2 Windows

重大度レベルの設定

使用できる重大度レベルは、LogFatalLogWarnLogErrLogInfo、およびLogDbgです(重大度が高い順)。重大度のレベルの詳細については、「セクション 16.1, メッセージの重大度レベル」を参照してください。

重大度レベルを設定するには、次の操作を行います。

  1. スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NetIQ eDirectoryサービス]の順にクリックします。

  2. [サービス]タブで、[dhlog.dlm]を選択します。

  3. [開始パラメータ]ボックスにログのレベルを入力します。

    たとえば、ログのレベルをLogErr以上に設定するには、次のように入力します。

    LogLevels=LogErr
    
  4. [設定]をクリックします。

  5. [ACS環境設定]タブで、[DhostLogger]のプラス記号をクリックします。

    設定した値でLogLevelパラメータが更新されます。

ログファイル名とパスの指定

  1. スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NetIQ eDirectoryサービス]の順にクリックします。

  2. [サービス]タブで、[dhlog.dlm]を選択します。

  3. [開始パラメータ]に、ログファイルのパスを次のように入力します。

    LogFile=file_path
    

    たとえば、ログファイルのパスを/tmp/Err.logに設定するには、[開始パラメータ]に次のように入力します。

    LogFile=/tmp/Err.log
    
  4. [設定]をクリックします。

  5. [ACS環境設定]タブで、[DhostLogger]のプラス記号をクリックします。

    設定した値でLogFileパラメータが更新されます。

ログファイルサイズの指定

  1. スタート]>[設定]>[コントロールパネル]>[NetIQ eDirectoryサービス]の順にクリックします。

  2. [サービス]タブで、[dhlog.dlm]を選択します。

  3. [開始パラメータ]に、ログファイルのパスを次のように入力します。

    LogSize=size
    

    デフォルトのファイルサイズは1MBです。

  4. [設定]をクリックします。

  5. [ACS環境設定]タブで、[DhostLogger]のプラス記号をクリックします。

    設定した値でLogSizeパラメータが更新されます。