A.0 高可用性のためのSentinelの環境設定

重要なエンタープライズイベントデータをできるだけ安定して収集できるようにするために、Sentinelを高可用性環境にインストールすることを希望するお客様が多くおられます。数々のセキュリティおよびコンプライアンス要件は、その要件に厳密に適合して実行される広範囲にわたるデータ収集に依存しており、わずかなイベントを見逃したために脅威や違反を検出できず、許容できないリスクが組織に及ぶことにもなりかねません。NetIQは、Sentinelが高可用性環境で動作するようテストおよび認定しており、障害復旧アーキテクチャをサポートします。

本付録では、Sentinelをアクティブ-パッシブ高可用性モードでインストールする方法を説明します。このモードでインストールすると、ハードウェアやソフトウェアの障害時にSentinelを冗長クラスタノードにフェールオーバーすることができます。ただし、アクティブ-アクティブ構成は対象外で、どの稼働時間も保証の対象とはなりません。NetIQコンサルティングおよびNetIQパートナーは、Sentinelの高可用性および障害復旧の実装を支援します。

メモ:NetIQはSentinelオールインワンインストールの高可用性構成のみをサポートします。分散インストールされたコレクタマネージャまたは相関エンジンの直接的なサポートは行いません。