30.4 アップグレード後のSentinelスケーラブルデータマネージャの環境設定

30.4.1 Elasticsearchセキュリティプラグインのインストール

Sentinelには、外部Elasticsearchノードに加えて、データ視覚化用にデフォルトでローカルElasticsearchノードが含まれるようになりました。このために、ローカルElasticsearch用にElasticsearchプラグインをインストールする必要があります。詳細については、Elasticsearchセキュリティプラグインのインストールを参照してください。

Sentinelで使用されるElasticsearchとKibanaがアップグレードされるため、既存のElasticsearchノードにあるすべてのElasticsearchセキュリティプラグインを再展開する必要があります。Elasticsearchセキュリティプラグインを再展開する方法の詳細については、「Elasticsearchセキュリティプラグインの再展開」を参照してください。

30.4.2 YARN上でのSparkアプリケーションの更新

Sentinelのアップグレード中には、Sparkアプリケーションのいくつかのファイルも更新されます。次の手順を実行することにより、これらの更新されたファイルと共にSparkアプリケーションを再送信する必要があります。

  1. SSDMサーバにnovellユーザとしてログインし、HDFS NameNodeがインストールされているSpark履歴サーバにファイルをコピーします。

    cd /etc/opt/novell/sentinel/scalablestore

    scp SparkApp-*.jar avroevent-*.avsc avrorawdata-*.avsc spark.properties log4j.properties manage_spark_jobs.sh root@<hdfs_node>:<destination_directory>

    ここで、<destination_directory>は、コピーしたファイルを配置する任意のディレクトリです。また、hdfsユーザがこのディレクトリに対して完全な許可を持っていることも確認します。

  2. <hdfs_node>サーバにルートユーザとしてログインし、コピーしたファイルの所有権をhdfsユーザに変更します。

    cd <destination_directory>

    chown hdfs SparkApp-*.jar avroevent-*.avsc avrorawdata-*.avsc spark.properties log4j.properties manage_spark_jobs.sh

    manage_spark_jobs.shスクリプトに実行可能許可を割り当てます。

  3. Sparkジョブによるすべてのデータ処理が完了したことを確認します。

    YARN ResourceManager Webユーザインタフェースに移動し、それぞれのSentinel Sparkアプリケーションを表示します。 Spark Streamingアプリケーションデータは、Kafkaのすべてのデータが処理されると入力レートがゼロになります。

  4. 次のコマンドを実行して、データ処理を停止します。

    ./manage_spark_jobs.sh stop

  5. データ処理チェックポイントを消去します。

    sudo -u hdfs hadoop fs -rm -R -skipTrash  /spark/checkpoint

    ここで、/spark/checkpointはチェックポイントディレクトリです。

  6. 次のスクリプトを実行して、Sparkジョブを再送信します。

    ./manage_spark_jobs.sh start

    上記のコマンドは、送信プロセスを完了するまでしばらく時間がかかります。

  7. (オプション)送信したSparkジョブのステータスを検証するには、次のコマンドを実行します。

    ./manage_spark_jobs.sh status

  8. Sparkによるイベントの処理を開始するために、Kafkaへのイベント転送を再開します。

    1. Sentinel Mainで、[ストレージ]>[スケーラブルストレージ]>[高度な環境設定]>[Kafka]の順にクリックします。

    2. 次のプロパティをfalseに設定します。

      pause.events.tokafka

    3. [保存]をクリックします。

30.4.3 Sentinelの機能の有効化

SSDM 8.0.x.xからアップグレードした場合は、Sentinel 8.1以降で追加された一部のSentinel機能が、デフォルトでは使用可能になっていないことがあります。これらの機能は、/etc/opt/novell/sentinel/config/ui-configuration.propertiesファイル内で手動で有効にする必要があります。

  1. Sentinelサーバにnovellユーザとしてログインします。

  2. /etc/opt/novell/sentinel/config/ui-configuration.propertiesファイルを開きます。

  3. 以下のプロパティをfalseに変更します。

    alerts.hideUI
    solutionDesigner.launcher.hideUI
    correlation.hideUI
    scc.configurations.solutionPacks.hideUI
    people.hideUI
    permission.knowledgeBase.hideUI
    scc.menuBarItem.toolsMenu.hideUI
    scc.toolBarItem.peopleBrowser.hideUI
    integration.hideUI
  4. Sentinelブラウザを更新します。

30.4.4 Sentinelスケーラブルデータマネージャのダッシュボードと視覚化の更新

SSDMのアップグレード後にダッシュボードと視覚化を更新し、ダッシュボードと視覚化の最新バージョンに含まれている機能強化を適用する必要があります。

デフォルトでは、SSDMをアップグレードしてもダッシュボードと視覚化は更新されません。しかし、アップグレード後にこれらを手動で更新できます。ダッシュボードおよび視覚化は、既存のダッシュボードと視覚化を削除して、load_kibana_data.shスクリプトを実行すると更新できます。このスクリプトは最新のダッシュボードと視覚化をインストールします。

重要:ダッシュボードと視覚化の機能に対してカスタマイズを加えていたかもしれませんが、それらはダッシュボードと視覚化を更新すると失われます。

ダッシュボードと視覚化を更新する方法は次のとおりです。

  1. SSDM Webインタフェースにログインし、[Event Visualization (イベント視覚化)]に進みます。

  2. [Event Visualization (イベント視覚化)]で、[設定]>[Objects (オブジェクト) ]>[ダッシュボード]の順に進みます。

  3. 更新するダッシュボードを選択して、[削除]をクリックします。

  4. [Visualizations (視覚化)]をクリックします。更新する視覚化を選択して、[削除]をクリックします。

  5. SSDM Webインタフェースからログアウトします。

  6. SSDMサーバにnovellユーザでログインします。

  7. /opt/novell/sentinel/binディレクトリに移動します。

  8. 次のコマンドを使用してload_kibana_data.shを実行します。

    ./load_kibana_data.sh http://<ip address>:<port>> <alerts/events/misc>

    次に例を示します。

    ./load_kibana_data.sh http://127.0.0.1:9200 alerts

    ./load_kibana_data.sh http://127.0.0.1:9200 events

  9. SSDM Webインタフェースにログインし、[Event Visualization (イベント視覚化)]に進み、更新されたダッシュボードと視覚化を表示します。