Sentinel 8.0サービスパック1パッチアップデート1リリースノート

2017年6月

Sentinel 8.0 SP1パッチアップデート1では、以前の問題のいくつかが解決されています。このパッチアップデートは、Sentinelの従来型インストールでのみ使用可能です。

これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックは当社オンラインコミュニティ「NetIQ Communities」のSentinelフォーラムからお寄せください。こちらのコミュニティには、製品情報、ブログ、役立つリソースへのリンクなども掲載されています。

本製品のマニュアルは、NetIQ WebサイトからHTML形式およびPDF形式で入手することができます。ログインしなくてもマニュアルページにアクセスできます。マニュアルを改善するためのご提案がございましたら、NetIQ Documentationページに掲載されている本マニュアルのHTML版で、各ページのコメントアイコンをクリックしてください。本製品をダウンロードするには、Sentinel製品のアップグレードWebサイトをご覧ください。

1.0 新機能

次のセクションでは、本リリースの主な機能と拡張、さらに解決された問題について概説します。

1.1 セキュリティ脆弱性についての修正

Sentinel 8.0 SP1パッチアップデート1では、Tenable Network Security社のJacob Baines氏が発見した脆弱性CVE-2016-1000031を解決する修正が提供されます。これらの修正は、以前にリリースされた更新プログラムへの追加です。これらのセキュリティ脆弱性を発見して報告してくださったJacob Baines氏に感謝いたします。

1.2 ソフトウェアの修正

Sentinel 8.0 SP1パッチアップデート1には、いくつかの問題を解決するソフトウェア修正が含まれています。

イベントの詳細フィールドに表示される日付の形式が正しくない

問題: イベントのすべての詳細を表示すると、日付と時刻の形式が誤ってUTC(協定世界時)形式になります。(バグ1031523、バグ1034531)

修正: イベントの詳細フィールドで、すべての日付がブラウザで指定したロケールに固有の形式で表示されるようになりました。

Sentinel 8.0以降のアップグレード時のエラー

問題: Sentinel 8.0以降をアップグレードする際に、インストーラで次のエラーが表示されます。

Installing: novell-Sentinelwebapp-8.0.0.1-3404 [done]
Additional rpm output:
/var/tmp/rpm-tmp.28463: line 263: [: search.hideUI=false: binary operator expected

(バグ1025512)

修正: アップグレードプロセス中にこのエラーは発生しなくなりました。

編集する条件オプションによっては無効な検索結果が作成される場合がある

問題: 検索条件を変更して、[開始時刻]、[終了時刻]、または[Sentinel Process Time (Sentinel処理時間)]を選択すると、検索結果が無効になります。(バグ894421)

修正: 検索条件を編集するときに[開始時刻]、[終了時刻]、または[Sentinel Process Time]オプションは使用できなくなりました。

複数のデータベースコレクタのあるCollector Managerコンピュータ上でSentinelサービスを再起動した後、一部のコレクタが再接続できない

問題: 複数のデータベースコレクタのあるCollector Managerコンピュータ上でSentinelサービスを再起動した場合に、一部のコレクタでイベントソースに再接続できません。(バグ1015375)

修正: Sentinelサービスを再起動した後、すべてのコレクタが再接続するようになりました。

/SentinelRESTServices/objects/alert/count APIが常に0を返す

問題: /SentinelRESTServices/objects/alert/count APIを実行すると、複数のアラートがある場合でも、常に0が返されます。(バグ1028317)

修正: /SentinelRESTServices/objects/alert/count APIが、正しいアラート数を返すようになりました。

値にバックスラッシュが含まれている場合、Control Centerでダイナミックリストの要素を削除できない

問題: 要素の値にバックスラッシュが含まれている場合、Control Centerでダイナミックリストから要素を削除することができません。(バグ1027494)

修正: Control Centerで、バックスラッシュを含む要素値をダイナミックリストから削除できるようになりました。

ベースラインを設定されたアノマリ定義により電子メール通知を送信しようとすると、エラーが発生する

問題: ベースラインとの差異がある場合に電子メール通知を送信するようにアノマリ定義を設定すると、Sentinelが電子メールを送信できず、IllegalStateExceptionエラーが返されます。(バグ816622)

修正: Sentinelは電子メールを正しく送信するようになりました。

検索をCSVに保存すると指定したフィールド順序が維持されない

問題: CSVファイルに検索を保存するときに、指定したフィールドの順序がCSVファイルで維持されません。(バグ979916)

修正: CSVファイルに検索を保存するときに、指定したフィールドの順序がCSVファイルで維持されるようになりました。

[開始日]が現在の日付より後の場合にレポートが失敗する

問題: 現在の日付範囲を指定して実行するようにレポートをスケジュールする場合に、[開始日]が将来の日付であると、レポートが失敗します。(バグ914094)

修正: 時刻が正しく同期されていないイベントソースをレポートするために、Sentinelで[開始日]を将来の日付に設定できるようになりました。Sentinelでは、レポートの実行時にエラーが発生しなくなりました。

2.0 システム要件

ハードウェア要件、サポートされるオペレーティングシステム、およびブラウザについて詳しくは、Sentinel技術情報ページを参照してください。

3.0 Sentinel 8.0 SP1ホットフィックス1 パッチアップデート1

Sentinel 8.0 SP1パッチアップデート1は、Sentinelの従来型インストールに対してのみ使用できます。

Sentinel 8.0 SP1パッチアップデート1には、次のSentinelバージョンからアップグレードできます。

  • Sentinel 8.0以降

  • Sentinel 7.4以降からSentinel 7.4 SP4ホットフィックス1まで

Patch FinderのWebサイトからパッチアップデートをダウンロードしてください。Sentinel 8.0 SP1パッチアップデート1へのアップグレードの詳細については、『NetIQ Sentinelインストールと設定ガイド』の「Sentinelのアップグレード」を参照してください。

メモ:Sentinel Link Connectorを使用する場合は、バージョン2011.r4にアップグレードする必要があります。このバージョンには、Sentinel 8.0.1以降との互換性の問題に対処するソフトウェアの修正が含まれています。

3.1 Sentinel Scalable Data Managerのアップグレード

Sentinel Scalable Data Manager (SSDM)をアップグレードした後は、更新されたSparkファイルも考慮に入れるために、Sparkアプリケーションを再送信する必要があります。Sparkは、Sparkアプリケーションが再送信されるまでの期間に受信するすべてのイベントを処理しません。この問題を回避するには、NetIQ Knowledge Base Article 7018726に記載されている手順を実行してください。

3.2 Change Guardianの互換性

Sentinel 8.0 SP 1パッチアップデート1は、Change Guardian 4.2以降と互換性があります。

アップグレードする前に、ご使用の環境でこのバージョンのSentinelと互換性のあるバージョンのChange Guardianが実行されていない場合は、まずChange Guardianのサーバ、エージェント、およびポリシーエディタをバージョン4.2以降にアップグレードする必要があります。

4.0 既知の問題

NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。次の問題は、現在調査中です。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。

Sentinelに含まれているJava 8のアップデートは、次のプラグインに影響を与える可能性があります。

  • Cisco SDEEコネクタ

  • SAP (XAL)コネクタ

  • Remedy Integrator

これらのプラグインの問題について、NetIQが標準の欠陥処理ポリシーに従って問題の優先度を定め、修正します。サポートポリシーの詳細については、サポートポリシーを参照してください。

4.1 HAモードのSSDMがElasticsearchセキュリティプラグインの環境設定ファイルに正しくデータを取り込まない

問題: 高可用性モードのSSDMがElasticsearchセキュリティプラグインの環境設定ファイルに、HAクラスタノードの適切なIPアドレスを取り込みません。その結果、検索とイベント視覚化ダッシュボードにエラーが表示されます。(バグ1012251)

解決策: Elasticsearchセキュリティプラグインをインストールした後に、Elasticsearchクラスタの各ノードで、次の手順を実行します。

  1. ElasticsearchをインストールしたユーザとしてElasticsearchノードにログインします。

  2. 次のように、HAクラスタの各アクティブノードとパッシブノードの物理IPアドレスのエントリを<Elasticsearchのインストールディレクトリ>/plugins/elasticsearch-security-plugin/elasticsearch-ip-whitelist.txtファイルに追加します。

    <クラスタノード物理IP>:<ターゲットElasticsearch HTTPポート>

    各エントリを新しい行に追加し、ファイルを保存します。

  3. 次のように、<Elasticsearchインストールディレクトリ>/plugins/elasticsearch-security-plugin/plugin-configuration.propertiesファイルで、authServer.hostプロパティをHAクラスタの仮想IPアドレスに設定します。

    authServer.host=<クラスタ仮想IP>

  4. Elasticsearchを再起動します。

4.2 アップグレード後にSentinelでアラートダッシュボードが表示されない

問題: アップグレード後に、Sentinelでアラートダッシュボードが表示されません。この問題は、アップグレード中にアラートダッシュボード関連の一時ディレクトリをSentinelが削除しないために発生します。(バグ984796)

解決策: 次の手順を実行することにより、一時ファイルを手動で削除します。

  1. Sentinelサーバにnovellユーザとしてログインします。

  2. 次のようにして、webappsディレクトリに切り替えます。

    cd /var/opt/novell/sentinel/3rdparty/jetty/webapps/

  3. 次のようにして、sentinel-elasticsearch-proxy.tmpディレクトリを削除します。

    rm -rf sentinel-elasticsearch-proxy.tmp

  4. 次のようにして、contextsディレクトリに切り替えて、sentinel-elasticsearch-proxy.xmlファイルのタイムスタンプを更新します。

    cd /etc/opt/novell/sentinel/3rdparty/jetty/contexts/

    touch sentinel-elasticsearch-proxy.xml

  5. Sentinelのメインインタフェースを更新して、アラートダッシュボードを表示します。

4.3 アクティブノードをFIPS 140-2モードに変換した後、Sentinelの高可用性で同期を手動で開始する必要がある

問題: Sentinel HAでアクティブノードをFIPS 140-2モードに変換すると、すべてのパッシブノードをFIPS 140-2モードに変換するための同期が完全に実行されません。同期を手動で開始する必要があります。(バグ1014472)

解決策: 次のようにして、すべてのパッシブノードをFIPS 140-2モードに手動で同期します。

  1. アクティブノードにルートユーザとしてログインします。

  2. /etc/csync2/csync2.cfgファイルを開きます。

  3. 次の行を変更します。変更前:

    include /etc/opt/novell/sentinel/3rdparty/nss/*;

    変更後:

    include /etc/opt/novell/sentinel/3rdparty/nss;

  4. csync2.cfgファイルを保存します。

  5. 次のコマンドを実行して、手動で同期を開始します。

    csync2 -x -v

4.4 タイルマップ視覚化機能がSentinelスケーラブルデータマネージャでは実行できない

問題: SSDMの環境で、デフォルトオプションを指定してタイルマップの視覚化を作成する場合、Kibanaに関する問題により、イベント視覚化ダッシュボードで新しいタイルマップの視覚化が機能しません。Kibana問題の詳細については、https://github.com/elastic/kibana/issues/7717を参照してください。(バグ1001909)

解決策: 新しいタイルマップ視覚化を作成するときに、[オプション]の下で[WMS準拠マップサーバ(WMS compliant map server)]を選択します。

4.5 イベント視覚化ダッシュボードを起動できない

問題: Kibanaに関する問題により、Internet Explorer 11でイベント視覚化ダッシュボードを開くことが妨げられます。(バグ981308)

解決策: 視覚化ダッシュボードを表示または変更するには、別のブラウザを使用します。

4.6 FIPSモードのSLES 11 SP4上でSentinelをインストールできない

問題: FIPSモードでSLES 11 SP4オペレーティングシステムが実行されているコンピュータ上にSentinelをインストールしようとすると、インストールプロセスが失敗します。(バグ990201)

解決策: オペレーティングシステムがFIPSモードでないことを確認してから、次の手順を実行します。

  1. Sentinelをインストールします。詳細については、『Sentinelインストールと設定ガイド』の「Sentinelのインストール」を参照してください。

  2. SentinelサーバをFIPSモードで実行できるようにします。詳細については、『Sentinelインストールと設定ガイド』の「SentinelサーバをFIPS 140-2モードで実行する」を参照してください。

  3. オペレーティングシステムをFIPSモードで実行できるようにするには、次のコマンドを使用します。

    fips=1 /boot/grub/menu.lst

4.7 Sentinel Link Connectorからイベントを受信できない

問題: Sentinelで、Sentinel Link Connectorからイベント受信することができません。(バグ989784)

解決策: Sentinel Link Connectorバージョン2011.1r4ではこの問題が解決されています。SentinelプラグインWebサイトで正式にリリースされるまでは、プレビューバージョンのConnectorをプレビューセクションからダウンロードできます。

4.8 7.4 SP1より前のバージョンからSentinelアプライアンスをアップグレードするときに誤った警告が表示される

問題: Sentinel 7.4 SP1でパスワードのストレージが変更になったため、7.4 SP1より前のバージョンからアプライアンスをアップグレードするときに、次のエラーが表示されます。

Failed to set encrypted password

(バグ967764)

解決策: この警告は予期されるものであり、無視してかまいません。アップグレードに影響はありません。

4.9 Sentinelスケーラブルデータマネージャに変換した後、Sentinelのメインインタフェースに空白のページが表示される

問題: SSDMを有効にした後、Sentinelのメインインタフェースにログインすると、ブラウザに空白のページが表示されます。(バグ1006677)

解決策: ブラウザを閉じ、Sentinelのメインインタフェースに再ログインします。この問題は、SSDMを有効にした後、Sentinelのメインインタフェースに初めてログインしたときに、1回限り発生します。

4.10 StreamingEventIndexerジョブがIPv6をサポートしない

問題: com.novell.sentinel.spark.StreamingEventIndexerジョブがIPv6をサポートしていません。イベントにIPv6アドレスが含まれている場合、ジョブは失敗します。(バグ1006975)

解決策: これを回避するには、IPの種類を文字列に変更します。この変更を行うには、テクニカルサポートにお問い合わせください。

4.11 スケーラブルストレージを有効にした後、サーバのログに複数のSEVEREメッセージが表示される

問題: スケーラブルストレージを有効にした後、SSDMのサーバログに、次のメッセージの複数のインスタンスが表示されます。

SEVERE|TimerThreadPool pool|esecurity.ccs.comp.scalablestorage.KibanaVisualAnalyticsUtil.initializeKibanaMappingSearchUnsuccessful in initializing the kibana mapping search call with status code 400

(バグ1009662)

解決策: これらのメッセージは、無視しても安全です。機能的な影響はありません。

4.12 Sentinelを7.3 SP1より前のバージョンから7.3 SP1以降のバージョンにアップグレードするときのSentinelサーバログの例外

問題: Sentinelをバージョン7.3からバージョン7.3 SP1にアップグレードし、Sentinelサーバを起動すると、以下の例外がサーバログに記録されることがあります。

Invalid length of data object ......

(バグ933640)

解決策: 例外を無視します。この例外によるSentinelのパフォーマンスへの影響はありません。

4.13 アラートビューでIPv6データのアラートを表示できない

問題: Sentinelアラートビューおよびアラートダッシュボードで、IPアドレスフィールドにIPv6アドレスを使用したアラートが表示されません。(バグ924874)

解決策: SentinelでIPv6アドレスが関係するアラートを表示するには、NetIQナリッジベース記事7016555で言及されている手順を実行してください。

4.14 ヒントテーブル検索がアップグレードされたSentinelインストール環境でアラートフィールドの完全なリストを返さない

問題: Sentinelのアップグレードされたインストール環境で、Sentinelのメインインタフェースのヒントテーブルのアラート属性を検索すると、アラートフィールドの完全な一覧が返されません。しかし、検索を消去すると、ヒントテーブルにアラートフィールドが正常に表示されます。(バグ914755)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.15 目視可能文字形式のIPv6アドレスの同期中にデータ同期が失敗する

問題: 目視可能文字形式のIPv6アドレスフィールドを外部データベースと同期しようとするとデータ同期が失敗します。IPアドレスフィールドにドット表記の目視可能文字形式で取り込むようにSentinelを構成するには、『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Creating a Data Synchronization Policy」で詳細情報を参照してください。(バグ913014)

解決策: この問題を解決するには、ターゲットデータベースでIPアドレスフィールドの最大サイズを手動で最低46文字に変更してから、データベースを再同期してください。

4.16 イベント表示許可がないとイベント検索が応答しない

問題: ユーザの役割のセキュリティフィルタが空白で、イベント表示許可がない役割であると、イベント検索を実行しても検索が完了しません。検索には、無効なイベント表示許可に関するエラーメッセージは表示されません。(バグ908666)

解決策: 以下のいずれかのオプションを使用して、役割をアップデートしてください。

  1. この基準に一致するイベントのみ]フィールドに条件を指定します。その役割のユーザにイベントが表示されないようにするには、NOT sev:[0 TO 5]と入力します。

  2. システムイベントの表示]を選択します。

  3. すべてのイベントデータを表示(生データとNetFlowデータを含む)]を選択します。

4.17 いくつかの保存済み検索を編集する時のスケジュールページにイベントフィールドパネルがない

問題: Sentinel 7.2から新しいバージョンにアップグレードされた保存済み検索を編集する際、検索レポートCSVの出力フィールドを指定するのに使用する[イベントフィールド]パネルがスケジュールページにありません。(バグ900293)

解決策: Sentinelをアップグレードしたら、スケジュールページに[イベントフィールド]パネルが表示されるように、検索を再作成して再スケジュールします。

4.18 デフォルト起動回数検索で展開済みのルールのイベントを検索しても相関イベントが返されない

問題: ルールの相関要約ページの[アクティビティ統計情報]パネルの[起動回数]の隣にあるアイコンをクリックすることにより、ルールが展開または有効化された後に生成されたすべての相関イベントを検索しても相関イベントが返されません。(バグ912820)

解決策: イベント検索ページの[開始]フィールドの値を、フィールドに取り込まれた時間よりも早い時間に変更してから、再び[検索]をクリックします。

4.19 ベースラインの再生成中、セキュリティインテリジェンスダッシュボードに無効なベースライン期間が表示される

問題: セキュリティインテリジェンスベースラインの再生成中に、ベースラインの開始日と終了日が誤って「1/1/1970」と表示されます。(バグ912009)

解決策: ベースラインの再生成が完了すると、正しい日付にアップデートされます。

4.20 単一のパーティションに多数のイベントが存在すると検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンする

問題: 単一のパーティションで索引付けされたイベントが多数ある場合、検索の実行中にSentinelサーバがシャットダウンします。(バグ913599)

解決策: 1日に少なくとも2つのパーティションが開かれるように保持ポリシーを作成します。1つ以上のパーティションが開かれるようにすることで、パーティションで索引付けされたイベント数を減らすことができます。

estzhour]フィールドに基づいてイベントをフィルタリングする保持ポリシーを作成して、特定の時間帯を追跡します。つまり、estzhour:[0 TO 11]をフィルタとして使用して1つの保持ポリシーを作成し、estzhour:[12 TO 23]をフィルタとして使用して別の保持ポリシーを作成できます。

詳細については『NetIQ Sentinel Administration Guide』の「Configuring Data Retention Policies」を参照してください。

4.21 report_dev_setup.shスクリプトを使用して、アップグレードインストールしたSentinelアプライアンスでファイアウォール例外のSentinelポートを構成するとエラーが発生する

問題: report_dev_setup.shスクリプトを使用して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成すると、Sentinelでエラーが発生します。(バグ914874)

解決策: 次の手順を実行して、ファイアウォール例外のSentinelポートを構成してください。

  1. /etc/sysconfig/SuSEfirewall2ファイルを開きます。

  2. 次の行を変更します。変更前:

    FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590"

    変更後:

    FW_SERVICES_EXT_TCP=" 443 8443 4984 22 61616 10013 289 1289 1468 1443 40000:41000 1290 1099 2000 1024 1590 5432"

  3. Sentinelを再起動します。

4.22 汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効であるとSentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下する

問題: Microsoft Active DirectoryおよびWindows Collector上で汎用ホスト名解決サービスコレクタが有効である場合、Sentinel汎用コレクタパフォーマンスが低下します。リモートCollector Manager instancesがイベントを送信するとEPSが50%減少します。(バグ906715)

解決策: 現時点で解決策はありません。

4.23 FIPS 140-2モードのSentinelが、セキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできない

問題: FIPS 140-2モードでSentinelをインストールすると、セキュリティインテリジェンスデータベースへのコネクタが開始されないため、Sentinelはセキュリティインテリジェンス、Netflow、およびアラートデータにアクセスできません。(バグ915241)

解決策: FIPS 140-2モードでインストールと構成をしたら、Sentinelを再起動してください。

4.24 Sentinelで検索結果をエクスポートするとWebブラウザがエラーを表示する

問題: オペレーティングシステムの言語設定が変更されていると、Sentinelで検索結果をエクスポートするときにWebブラウザがエラーを表示することがあります。(バグ834874)

解決策: 検索結果を適切にエクスポートするには、次のいずれかを行ってください。

  • 検索結果をエクスポートする際、エクスポートファイル名から特殊文字(ASCII文字以外)を除く。

  • オペレーティングシステム言語設定でUTF-8を有効にし、マシンを再起動してから、Sentinelサーバを再起動する。

4.25 一度に複数のレポート結果を表示できない

問題: 1つのレポート結果のPDF (特に、100万イベントの特定のレポート結果の場合)が開くのを待っている間に、別のレポート結果のPDFをクリックしても表示されません。(バグ804683)

解決策: 2番目のレポート結果のPDFをもう一度クリックすると、レポート結果が表示されます。

4.26 FIPS 140-2モードが有効になっていると、エージェントマネージャがSQL認証を必要とする

問題: Sentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっていると、エージェントマネージャにWindows認証を使用したときに、エージェントマネージャデータベースとの同期が失敗します。(バグ814452)

解決策: ご使用のSentinel環境でFIPS 140-2モードが有効になっている場合は、エージェントマネージャにSQL認証を使用してください。

4.27 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、エラーが表示される

問題: 非FIPS 140-2モードでSentinel高可用性インストールを実行すると、正常に完了しますが、次のエラーが2回表示されます。

/opt/novell/sentinel/setup/configure.sh: line 1045: [: too many arguments 

(バグ810764)

解決策: このエラーは予期されるものであり、無視してかまいません。インストーラはエラーを表示しますが、Sentinel高可用性環境設定は非FIPS 140-2モードで正常に動作します。

4.28 [アクティブな検索ジョブ]の[期間]と[アクセス]が不正確

問題: SentinelのメインインタフェースのコンピュータのクロックがSentinelサーバのクロックより遅れている場合、Sentinelのメインインタフェースの[アクティブな検索ジョブ]の[期間]列と[アクセス]列に負の数値が表示されます。たとえば、Sentinelのメインインタフェースのクロックが1:30 PMに設定され、Sentinelサーバのクロックが2:30 PMに設定されていると、[期間]列と[アクセス]列に負の数値が表示されます。(バグ719875)

解決策: Sentinelのメインインタフェースのアクセスに使用するコンピュータの時間が、Sentinelサーバコンピュータの時間と同じ、またはSentinelサーバコンピュータの時間より進んでいることを確認してください。

4.29 IssueSAMLToken監査イベントがセキュリティインテリジェンスダッシュボードに間違った情報を表示する

問題: セキュリティダッシュボードにログインし、IssueSAMLToken監査イベントの検索を実行すると、IssueSAMLToken監査イベントが間違ったホスト名(InitiatorUserName)または(IPアドレス) SourceIPを表示します。(バグ870609)

解決策: 現時点で解決策はありません。

5.0 連絡先情報

弊社の目標は、お客様のニーズを満たすマニュアルの提供です。改良点に関するご意見は、Documentation-Feedback@netiq.comまで電子メールでお寄せください。貴重なご意見をぜひお寄せください。

詳細な連絡先情報については、サポート連絡先情報Webサイトを参照してください。

一般的な会社情報と製品情報については、NetIQ CorporateのWebサイトを参照してください。

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