Sentinelをインストールするときに、Sentinelのインストール先(デフォルトでは/var/opt/novellディレクトリ)に、プライマリストレージ用のディスクパーティションをマウントする必要があります。
ディスク使用量が正しく計算されるように、/var/opt/novell/sentinelディレクトリの下のディレクトリ構造全体が、1つのディスクパーティションに置かれている必要があります。そうしないと、自動データ管理機能がイベントデータを途中で削除してしまう可能性があります。Sentinelディレクトリ構造の詳細については、セクション 6.6.4, Sentinelのディレクトリ構造を参照してください。
ベストプラクティスとして、このデータディレクトリが、実行可能ファイル、環境設定ファイル、オペレーティングシステムファイルとは別のディスクパーティションに配置されるようにしてください。可変データを別に保存することには、一連のファイルのバックアップが容易になり、破損した場合の回復が簡単になるというメリットがあるうえ、ディスクパーティションが満杯になった場合の堅牢性が向上します。また、容量の小さいファイルシステムのほうが効率的であるため、システム全体のパフォーマンスも向上します。詳細については、「Disk partitioning」を参照してください。
メモ:ファイルストレージとしてのext3ファイルシステムには制限があります。32000を超えるファイルまたはサブディレクトリを、1つのディレクトリで保持することはできません。多数の保存ポリシーを用意する予定がある場合や、データを長期間(たとえば、1年間)保持する予定がある場合は、XFSファイルシステムの使用をお勧めします。
従来型インストールの場合は、Sentinelをインストールする前にオペレーティングシステムのディスクパーティションレイアウトを変更できます。管理者はセクション 6.6.4, Sentinelのディレクトリ構造で説明されているディレクトリ構造に基づいて、適切なディレクトリに目的のパーティションを作成およびマウントする必要があります。インストーラを実行するとSentinelは事前に作成されたディレクトリにインストールされ、複数のパーティションにわたるインストール環境が構築されます。
メモ:
インストーラの実行中に--locationオプションを使用して、ファイルを格納する場所としてデフォルトのディレクトリ以外の最上位の場所を指定できます。--locationオプションに渡す値は、ディレクトリパスの前に付加されます。たとえば、「--location=/foo」を指定するとdataディレクトリは/foo/var/opt/novell/sentinel/data、configディレクトリは/foo/etc/opt/novell/sentinel/configとなります。
--locationオプションには、ファイルシステムリンク(ソフトリンクなど)は使用しないでください。
DVD ISOアプライアンスフォーマットを使用している場合、YaST画面の指示に従って、インストール中にアプライアンスのファイルシステムのパーティション化を設定できます。たとえば、/var/opt/novell/sentinelマウントポイントに別のパーティションを作成して、すべてのデータを別のパーティションに置くことができます。ただし、他のアプライアンスフォーマットの場合は、インストール後にのみパーティション作成を設定することができます。SuSE YaSTシステム環境設定ツールを使用して、パーティションを追加し、その新しいパーティションにディレクトリを移動することができます。インストール後のパーティション作成の詳細については、セクション 13.3.2, パーティションの作成を参照してください。
多くの組織が、独自に、インストールしたシステムに関するベストプラクティスパーティションレイアウトスキームを文書化しています。以下のパーティション提案の目的は、定義済みのポリシーを持たない組織をガイドし、Sentinel固有のファイルシステムの使い方を考慮することです。概して、Sentinelは可能な範囲でファイルシステム階層基準に準拠しています。
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パーティション |
マウントポイント |
サイズ |
備考 |
|---|---|---|---|
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ルート |
/ |
100GB |
オペレーティングシステムファイルとSentinelバイナリ/環境設定が保存されます。 |
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ブート |
/boot |
150MB |
ブートパーティション |
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一時 |
/tmp |
30GB |
OSファイルとSentinel一時ファイル用の場所。この場所を別のパーティションに隔離することによって、暴走プロセスが一時領域を使い果たしてもアプリケーションデータは破損から保護されます。 |
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プライマリストレージ |
/var/opt/novell/sentinel |
System Sizing Informationを使用して計算します。 |
この領域には、プライマリSentinel収集データと、その他の可変データ(ログファイルなど)が保存されます。このパーティションは他のシステムと共有できます。 |
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セカンダリストレージ |
ストレージのタイプ(NFS、CIFS、またはSAN)に基づく場所。 |
System Sizing Informationを使用して計算します。 |
これはセカンダリストレージ領域で、前述のようにローカルにマウントすることも、リモートでマウントすることもできます。 |
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アーカイバルストレージ |
リモートシステム |
System Sizing Informationを使用して計算します。 |
このストレージはアーカイブしたデータ用です。 |
デフォルトでは、Sentinelのディレクトリは次の場所にあります。
データファイルは、/var/opt/novell/sentinel/dataディレクトリおよび/var/opt/novell/sentinel/3rdpartyディレクトリにあります。
実行ファイルおよびライブラリは/opt/novell/sentinelディレクトリに保存されています。
ログファイルは、/var/opt/novell/sentinel/logディレクトリにあります。
環境設定ファイルは、/etc/opt/novell/sentinelディレクトリにあります。
プロセスID (PID)ファイルは、/var/run/sentinel/server.pidディレクトリにあります。
PIDを使用すると、管理者はSentinelサーバの親プロセスを識別し、プロセスを監視または終了することができます。