PlateSpin Protect 11.0リリースノート

2014年3月10日

PlateSpin Protectバージョン11.0には、新機能および強化機能が提供されています。

同梱の以前の 10.xリリースの、リリースノートのドキュメントについては、PlateSpin Protect 11マニュアルのWebサイトにアクセスし、メインのページの下部にある目次の「以前のリリース」を確認してください。

1.0 このリリースの新機能

  • Protect 10.3との機能パリティ、Protect 10.3およびProtect 10.4からのアップグレード機能

  • vSphere 5.0 Update 2、vSphere 5.1 Update 1およびvSphere 4.1 Update 3のサポート

  • すべてのWindowsワークロードに対するUEFIおよびGPTのフルサポート

  • 次のプラットフォームのワークロードサポート:

    • Windows 8、8.1

    • Windows 2012、2012 R2

    • SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP2、SP3

  • 新しいRESTベースAPI

  • VMware Site Recovery Manager (SRM)の統合

  • ドイツ語、フランス語、日本語、繁体字中国語、簡体字中国語用に環境設定されたマシンにインストールして使用するためのローカライゼーション

このリリースではサポートされていません

PlateSpin Protect 11.0は、Microsoft Windowsクラスタリング設定をサポートしていません。

2.0 バグフィックス

以前のリリースで検出された次のバグは、PlateSpin Protectバージョン11.0で修正されました(参照にはBugzillaバグ数とサマリが含まれています):

3.0 既知の問題

  • Linuxワークロードに対するソフトウェアRAIDサポートなし: PlateSpin Protectは、ソフトウェアRAIDのボリュームのLinuxワークロードをサポートしていません。

  • 558937 VSSを使用するブロックレベルのレプリケーションの失敗(Windows): VSSベースのサードパーティ製バックアップソフトウェアを使用している場合は、ブロックレベルのレプリケーションが場合によっては失敗することがあります。

    回避策: ブラックアウトウィンドウ(『ユーザガイド』の「保護ティア」を参照)を使用します。

  • 590635 アップグレード後、フェールオーバーの結果が矛盾する: PlateSpin Protectにアップグレードすると、フェールオーバーの操作が失敗したり、適切なホスト名やワークグループ設定などの正しいフェールオーバーパラメータが適用されなかったりする可能性があります。

    回避策: フェールオーバーを実行する前に、レプリケーションを実行します。

  • 595490 フェールバック時にブートパーティションを保持すると、フェールバックが停止する: 一部のフェールバックシナリオでは、ターゲットのアクティブ(またはブート)パーティションの保持がシステムによって不適切に許可されるため、ターゲットが正しくブートしなくなります。この問題は調査中です。

    回避策: [フェールバックの詳細]では、ターゲットのブートパーティションを保持することを選択しないでください。

  • 638392 ESX 4.1: dvSwitchポートグループが同じ名前を共有している場合、直接ホスト検出でVMポートグループが欠落します。

    回避策: ポートグループ名が固有であることを確認します。

  • 702152 VMコンテナに多くのデータストアがあると、WANを通じた保護に時間がかかる: 特定の状況下では、ターゲットのブートに必要となる適切なISOイメージを見つけるのに予想以上の時間がかかります。PlateSpin ServerがWANを通じてVMコンテナに接続されており、VMコンテナに多くのデータストアがある場合に、この状況が発生することがあります。この問題は調査中です。

  • 737715 Storage vMotionを使用してフェールオーバーVMを再配置できない: 保護コンテナがvSphere 5のVMware DRS Clusterであり、 ワークロードの初期レプリカが増分で作成されるいくつかの状況下において、Storage vMotionはフェールオーバーVMのディスクファイルを共有ストレージロケーション全体に再配置できない場合があります。

    回避策については、ナレッジベースの記事7008494を参照してください。

  • 781217 (SLES 9) UUIDを使用してマウントされたボリュームの問題: SLES 9ワークロード上のマウントポイントがルックアップされる方法、およびPlateSpin ProtectがLinuxボリュームを処理する方法に問題があり、UUIDによってマウントされたSLES 9ワークロードの保護に悪影響を及ぼすことがあります。この問題は現在調査中です。

    回避策: ワークロードの/etc/fstab環境設定ファイルを、ストレージデバイスおよびパーティションのUUIDではなくデバイス名を使用するように変更します。ナレッジベースの記事7010812を参照してください。

  • 860917 増分レプリケーション用のOESワークロードを準備できない: VMware Virtual Infrastructure Client (VIC)でVMを作成するか既存のVMを変更し、ゲストオペレーティングシステムとして[Novell Enterprise Server]を選択する場合、VMが(不明のOSタイプとして)PlateSpinブラウザに表示されますが、Protect Web UIの[増分レプリケーションの準備]ページの[仮想マシン]ドロップダウンリストに一覧表示されません。

    回避策: このVMをVICのX2Vレプリケーションのターゲットとして使用できるようにするには、オペレーティングシステムのタイプを[SUSE Linux Enterprise 11 (64ビット)]に変更して、コンテナを更新します。VMがProtectc UIに一覧表示されます。

  • 862269 複雑なパーティショニングを使用するWindows 2012 R2ブロックベースのディスクの完全レプリケーションが失敗する場合がある: テストにより、複雑なディスク(57パーティションを超える)を使用したWindows 2012 64ビットワークロードの完全レプリケーションがPlateSpin Protectで失敗することが示されました。複製しようとしているワークロードに57を超えるパーティションまたはボリュームがないことを確認してください。

  • 863173 LinuxワークロードのX2Pフェールバックにより、X Serverグラフィカルユーザインタフェースが失敗する: ターゲットに複製され、フェールオーバーされて物理ターゲットにフェールバックされた、保護されているLinuxワークロードは、そのX Serverインタフェースの機能を失います。

    回避策: VMwareツールのインストール時にフェールオーバーしたVMが再設定されることによって、この問題が発生します。これを修正するには、次のコマンドを使用して、ファイル名にBeforeVMwareToolsInstallという文字列を持つファイルを検索します。

    find / -iname '*BeforeVMwareToolsInstall'

    当該ファイルをすべて確認した後で、これらのファイルを元の場所に戻し、ワークロードを再起動して、ワークロードのX Serverインタフェースを修正してください。

  • 864326 UEFIからBIOSファームウェアにダウンロード中に変換が失敗する: 保護されているUEFIワークロード(Windows 6.2以降のカーネルバージョン)をBIOSベースのマシンにフェールバックするための変換が、ブートパラメータを更新するためのアクティブなパーティションが検出できないため「OSの準備 」手順で失敗します。

    回避策: この問題を回避するには、システムボリュームがソースワークロードかイメージのいずれかに存在する場合に、[MBRとしてのディスク]パーティションタイプを更新します。XMLを編集するには、UIオプションまたはOFXブラウザのエクスポートおよびインポートを使用します。手順の完全なリストについては、ナレッジベースの記事 7014637を参照してください。

  • 865570 Windows 2012 R2 UEFIワークロードのファイルベースの転送が失敗する: Windows 6.2以降のカーネルバージョンのX2Pファイルベースの転送が、ファイルステージの送信および受信中に失敗します。

    回避策: このX2Pシナリオでファイル転送を強制的に機能させるには、ファームウェアVT-dVT-sExecute Disable BitのCPU詳細フラグを無効にする必要があります。詳細については、ナレッジベースの記事7014698を参照してください。

4.0 連絡先情報

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