1.6 パフォーマンスとスケーラビリティ

1.6.1 パフォーマンス

Portability Suite製品のパフォーマンス特性は、多くの要因に依存します。次のような要因があります。

  • ソースおよびターゲットのハードウェアおよびソフトウェアのプロファイル

  • Portability Suite Serverホストのハードウェアおよびソフトウェアのプロファイル

  • ネットワークの帯域幅、構成、および条件の詳細

  • ソースワークロードのボリュームの数とそれらのサイズ

  • ソースワークロードボリューム上のファイルの数(ファイル密度)

  • ソースのI/Oレベル(ワークロードがどの程度取り込んでいるか)

  • 並行マイグレーションの数とターゲットの数と種類

  • データ暗号化が有効か無効か

  • データ圧縮が有効か無効か

大規模なワークロードマイグレーションを実行しようとする場合、プロジェクト全体にわたって規則的にメトリックスを調整して、平均的なワークロードのテストマイグレーションを実行し結果をベンチマークとして使用する必要があります。データ転送プロセスに加えて、プロジェクトの必要に応じて、変換ジョブが通過するその他のフェーズについても考慮します。

  • 準備とネットワーク設定

  • ソースワークロードおよびターゲットマシンの検出

  • ターゲットの構成

1.6.2 スケーラビリティ

複数のワークロードマイグレーションを設定し、それらを同時に実行することができます。VMware ESXホストを使って実行されたスケーラビリティテストは、次のベンチマークの推奨を提案します。

  • 1つのVMサーバへの複数の変換: 20以下

  • 複数のVMサーバ(ESX)への複数の変換: 30以下