ターゲット上の特定の変換後タスクを自動化するために、バッチファイル、シェルスクリプト、またはプログラムの実行可能ファイルを変換ジョブに含めることができます。変換プロセスの終わりに、Portability Suiteによって指定したアクションとその従属ファイルがターゲットにアップロードされ、アクションが実行されます。
変換後のカスタムアクションは、次のジョブタイプでサポートされています。
一度のサーバ同期
ピアツーピアワークロード変換
変換ジョブの一部として変換後のアクションを選択できるようにするには、まずアクションとその従属ファイルを専用のディレクトリに保存し、それをPortability Suite Serverのライブラリに追加する必要があります。ディレクトリの最大サイズは、64MBを超えないようにしてください。この制限を引き上げる際の詳細については、『構成ガイド』の「Portability Suite Serverにアップロードされた変換後のアクションに対するサイズ制限の増加」を参照してください。
Portability Suite Serverのカスタムアクションのライブラリに変換後のアクションを追加するには、次の手順を使用します。
アクションを作成し、それをサンプルのワークロード上でテストし、Portability Suite Serverがアクセスできるディレクトリに、従属ファイルとともにそれを保存します。
LinuxおよびSolarisのワークロードの場合、変換後のアクションを作成する際には、特別な注意が必要です。ファイル名に各種の文字を許可し、各種のACL (Access Control List)権限をサポートしています。これらのオペレーティングシステムでは、アクションのディレクトリ構造を1つのファイルにまとめます。ナレッジベースの記事21121を参照してください。
Portability Suite Clientで、
の順にクリックします。をクリックします。[アクションの追加]ウィンドウが開きます。
[アクションの追加]ウィンドウで、カスタムアクションの名前を入力し、ターゲットのオペレーティングシステムの種類を選択し、必要なアクションとその従属ファイルを含むディレクトリを参照して選択します。
Portability Suiteによって、選択したフォルダの内容がリストに入力されます。
カラムで、必要な実行可能ファイルを選択し、 をクリックします。
セクションで、必要なコマンドライン引数および実行タイムアウトを指定し、 をクリックします。
Portability Suiteによって、ライブラリがパッケージングおよびアップロードされます。
これで、アクションが変換ジョブで選択できるようになりました。変換ジョブに変換後のカスタムアクションを含める方法を参照してください。