アップグレード時に、Portability Suiteのインストールプログラムによって透過的に既存のPortability Suiteデータベースからデータがエクスポートされ、必要に応じてそのデータが新しいデータベースに再インポートされます。ただし、さらなる予防措置として、Portability Suiteのデータをアップグレード前にバックアップすることを忘れないでください。
このデータは、SQL Serverのデータベースファイルをコピーするか、一時的な場所にPortability Suite Serverのデータをエクスポートすることでバックアップできます。
Portability Suite Serverホスト上で、MS SQLサービスを停止します。
[スタート]メニューからservices.msc」と入力し、 をクリックします。
をクリックし、「[サービス]ウィンドウで
項目を右クリックし、 を選択します。*.mdfおよび*.ldfファイルのすべてを\Program Files\PlateSpin Portability Suite Server\Databaseディレクトリから製品インストールディレクトリの外部にコピーします。
ステップ 1で停止したMS SQLサービスを再起動します。
アップグレード手順の説明に従って、アップグレードを続行します。
Portability Suite Serverのbinディレクトリ(..\PlateSpin Portability Suite Server\bin)で、次のコマンドを実行します。
PortabilitySuite.ImportExport.exe /export /forceall /dir=c:\temp
データ量に応じて、この処理の完了までに、数分かかることがあります。
(オプション)復元するPortability Suite Networkが複数ある場合は、それぞれのPortability Suite Networkに対してコマンドを実行します。使用する構文は次のとおりです。
PortabilitySuite.ImportExport.exe /export /forceall /network=network_name /dir=c:\temp\network_name
Portability Suiteバージョン8.1に含まれているブロックベース転送コンポーネントは、以前のPowerConvert製品を含む、Portability Suiteバージョン8.0.0以前で配布された以前のバージョンのコンポーネントとは互換性がありません。
Portability Suite Serverアップグレード処理の間、ブロックベース転送コンポーネントを使用するために構成された既存のワークロード保護契約(進行中の保護のワークロード同期ジョブ) も、保護された(ソース) ワークロードがアップグレードされるまで中断されます。アップグレード後に、ソースワークロードは再起動されます。
ブロックベース転送コンポーネントを使用する既存のワークロード保護契約中断を最小に抑えるには、[計画済みメンテナンス]ウィンドウ表示中に製品のアップグレードを実行します。製品のアップグレードが完了した後に、ブロックベース転送コンポーネントをアップグレードし、同期スケジュールを再開します。『ユーザガイド』の「ブロックベースコンポーネントの手動インストールおよびアンインストール」を参照してください。