PlateSpin Forgeでは、Windowsベースのほとんどのワークロードがサポートされています。
ファイルレベルのレプリケーションとブロックレベルのレプリケーションの両方がサポートされていますが、いくつか制約があります。詳細については、セクション 6.3, データ転送を参照してください。
表 1-1 サポートされるWindowsのワークロード
オペレーティングシステム |
備考 |
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サーバクラスのワークロード |
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ドメインコントローラ(DC)およびSmall Business Server (SBS)エディションを含む |
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ドメインコントローラ(DC)およびSmall Business Server (SBS)エディションを含む |
Windows Server 2000 SP4 (32ビット) |
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ワークステーションクラスのワークロード |
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Windows 7 |
Professional、Enterprise、およびUltimate Editionのみ |
Windows Vista |
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Windows XP |
サポートされるWindowsのクラスタ サポートされる特別なクラスタ構成についてはWindowsクラスタの保護を参照
次に、UEFIシステムとBIOSシステムが保護されており、かつそれらのシステム間でフェールバックが行われたときのForgeの動作の例を示します。
UEFIベースのワークロードをVMware vSphere 4.xコンテナ(UEFIをサポートしていません)に転送すると、Forgeは、フェールオーバー時のワークロードのUEFIファームウェアをBIOSファームウェアに遷移します。そして、UEFIベースの物理マシンでフェールバックが選択されると、Forgeは、ファームウェアをBIOSからUEFIに戻します。
保護されているWindows 2003のワークロードをUEFIベースの物理マシンにフェールバックしようとすると、Forgeは、その選択を分析し、それが有効ではない(つまり、Windows 2003ではUEFIのブートモードはサポートされていないため、BIOSからUEFIへのファームウェアの遷移はサポートされていない)ことを通知します。
BIOSベースのターゲットでUEFIベースのソースを保護している場合、Forgeは、UEFIシステムのブートディスク(GPTディスク)をMBRディスクにマイグレートします。このBIOSワークロードをUEFIベースの物理マシンにフェールバックすると、ブートディスクはGPTに変換されます。
PlateSpin Forgeでは、多くのLinuxディストリビューションがサポートされています。
レプリケーションはブロックレベルで実行されます。このためにPlateSpinソフトウェアでは、特定のLinuxディストリビューションを保護できるよう、blkwatchモジュールがコンパイルされている必要があります。
サポートされるLinuxのバージョンによっては、PlateSpin blkwatchモジュールを、使用している特定のカーネル用にコンパイルする必要があります。これらのワークロードは明示的に呼び出されます。
表 1-2 サポートされるLinuxのワークロード
オペレーティングシステム |
備考 |
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Linuxサーバクラスのワークロード |
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Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 4.0、5.0~5.5、6.0~6.2 |
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RHEL 5.6~5.8、6.3 |
これらのワークロードのインベントリを実行する前に、PlateSpin blkwatchモジュールをコンパイルする必要があります。 ナレッジベースの記事7005873を参照してください。 |
SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 9、10、11 (SP1、SP2、SP3) |
メモ:SLES -11 SP 2のカーネルバージョン3.0.51-0.7.9-paeはサポートされていません。ワークロードのインベントリを実行する前に、カーネルバージョン3.0.51-0.7.9-pae以降にアップグレードしてください。 |
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Oracle Enterprise Linux (OEL) |
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サポートされるLinuxファイルシステム: EXT2、EXT3、EXT4、REISERFS、およびNSS (OES 2ワークロード)。
メモ:ソース上のワークロードの暗号化ボリュームは、フェールオーバーVMで復号化されます。
PlateSpin Forgeは、VMware ESX 4.1(製品のHypervisorコンポーネントとしての役割を果たすアプライアンスホスト)とともに出荷されます。