指定した電子メールアドレスにイベントやレプリケーションレポートの通知を自動的に送信するように、PlateSpin Forgeを設定することができます。 この機能では、使用するPlateSpin Forgeの有効なSMTPサーバを最初に指定する必要があります。
イベントおよびレプリケーションレポートの電子メール通知を配信するために使用されるサーバ用のSMTP (シンプルメール転送プロトコル)設定を実行するには、PlateSpin Forge Webインタフェースを使用します。
図 2-2 SMTP (シンプルメール転送プロトコル)の設定
SMTP設定を行うには:
PlateSpin Forge Webインタフェースで、
> の順にクリックします。電子メールでイベントの通知および進行状況の通知を受信するために、SMTPサーバの
、 (デフォルトは25)、および を指定します。および を入力して、そのパスワードを確認します。
をクリックします。
使用するPlateSpin ForgeのSMTPサーバをセットアップします。SMTP設定を参照してください。
PlateSpin Forge Webインタフェースで、
の順にクリックします。[
]オプションを選択します。[
]をクリックし、必要な電子メールアドレスをカンマで区切って入力し、[ ]をクリックします。[
]をクリックします。一覧された電子メールアドレスを削除するには、削除するアドレスの隣の[
]をクリックします。以下のイベントが電子メール通知をトリガします。
イベント |
備考 |
---|---|
ワークロードがオンラインであることが検出されました |
以前にオフラインであったワークロードが現在はオンラインになっていることをシステムが検出した場合に生成されます。 保護コントラクトの状態が[ ]ではないワークロードに適用されます。 |
ワークロードがオフラインであることが検出されました |
以前にオンラインであったワークロードが現在はオフラインになっていることをシステムが検出した場合に生成されます。 保護コントラクトの状態が[ ]ではないワークロードに適用されます。 |
完全レプリケーションが正常に完了しました |
|
完全レプリケーションに失敗しました |
|
完全レプリケーションが実行されませんでした |
[増分レプリケーションが実行されませんでした]イベントに類似しています。 |
増分レプリケーションが正常に完了しました |
|
増分レプリケーションに失敗しました |
|
増分レプリケーションが実行されませんでした |
次のいずれかの場合に生成されます。
|
フェールオーバーのテストが完了しました |
[フェールオーバーのテスト]操作を成功または失敗として手動でマークした場合に生成されます。 |
フェールオーバーの準備が完了しました |
|
フェールオーバーの準備が失敗しました |
|
フェールオーバーが完了しました |
|
フェールオーバーに失敗しました |
電子メールでレプリケーションレポートを自動的に送信するようにPlateSpin Forgeをセットアップするには:
使用するPlateSpin ForgeのSMTPサーバをセットアップします。SMTP設定を参照してください。
PlateSpin Forge Webインタフェースで、
をクリックします。[
]オプションを選択します。[
]セクションで、[ ]をクリックし、レポートで必要な繰り返しパターンを指定します。[
]セクションの[ ]をクリックし、必要な電子メールアドレスをカンマで区切って入力し、[ ]をクリックします。(オプション)
セクションで、PlateSpin サーバに対するデフォルト以外のURL (例: Forge VMが複数のNICを持つ場合やNATサーバの背後にある場合)を指定します。URLはレポートのタイトル、および電子メールで送信されたレポート内のハイパーリンクを通じてサーバの関連コンテンツにアクセスする機能に影響を与えます。[
]をクリックします。オンデマンドで生成したり表示できるレポートのその他のタイプにについては、ワークロードとワークロード保護のレポートの作成を参照してください。
PlateSpin Forgeでは、簡体中国語、繁体中国語、フランス語、ドイツ語、および日本語に対するNLS (National Language Support)が提供されます。
PlateSpin Forge Webインタフェースおよび統合ヘルプをこれらいずれかの言語で使用するには、該当する言語をWebブラウザに追加し、優先順位の最上部に移動させる必要があります。
Webブラウザの言語設定にアクセスします。
Internet Explorer:
タブ> の順にクリックします。Firefox:
タブ> の順にクリックします。必要な言語を追加し、それをリストの最上部に移動させます。
設定を保存し、PlateSpin Forge Serverに接続してクライアントアプリケーションを開始します。PlateSpin Forge Webインタフェースの起動を参照してください。
メモ:(簡体中国語および繁体中国語をご使用のユーザの場合)特定のバージョンの中国語が追加されていないブラウザを使用してPlateSpin Forge Serverに接続しようとすると、Webサーバエラーが発生することあります。適切に動作するようにするには、ブラウザの環境設定を使用して特定の中国語(たとえば、Chinese [zh-cn]またはChinese [zh-tw])を追加します。文化的な区別のないChinese [zh]という言語は使用しないでください。
PlateSpin Forge Serverによって生成されるごく一部のシステムメッセージの言語は、ご使用のForge VMで選択されているオペレーティングシステムのインタフェース言語に依存します。
Forge VMにアクセスします。
[地域と言語のオプション]アプレットを開始し(intl.cpl」と入力して<Enter>キーを押す)、 (Windows Server 2003)または (Windows Server 2008)タブで該当するほうをクリックします。
をクリックし、「インストールされていない場合は、必要な言語パックをインストールします。OSのインストールメディアを使用する必要がある場合もあります。
必要な言語をオペレーティングシステムのインタフェース言語として選択します。メッセージが表示されたら、ログアウトするか、システムを再起動してください。
PlateSpin Serverの動作の一部は、Forge VM (https://Your_Forge_VM/platespinconfiguration/)にある環境設定Webページで設定されている環境設定パラメータによって制御されます。
通常の状況では、PlateSpin Supportが推奨しない限り、これらの設定を変更しないでください。この項では、一般的な使用事例を必要な手順に関する情報と共に提供します。
次の手順を使用して、任意の環境設定パラメータを変更し、適用してください。
Forge VM上で、指定のディレクトリに移動します。
必要なサーバパラメータを見つけて、その値を変更します。
設定を保存し、ページを閉じます。
環境設定ツールで変更を行った後にサービスを再起動または再開する必要はありません。
次の項目では、XML設定値を使用して製品動作を変更する必要が生じる可能性のある特定の状況について説明します。
WAN接続用のデータ転送のパフォーマンスを最適化し、チューニングを行うことができます。これを実行するには、システムが、Forge VMにある環境設定ツールで行われている設定から読み取る環境設定パラメータを変更します。一般的な手順については、XML環境設定パラメータを通じたPlateSpin Serverの動作の構成を参照してください。
これらの設定を使用してWANを通してのデータ転送を最適化します。これらの設定はグローバルなので、ファイルベースのレプリケーションおよびVSSレプリケーションのすべてに影響します。
メモ:これらの値が変更されると、Gigabit Ethernetなど高速ネットワーク上でのレプリケーション時間が遅くなるなどマイナスの影響を受ける可能性があります。これらのパラメータを変更する前に、まずPlateSpin Supportに相談することを検討してください。
表 2-3は、デフォルト値と高レイテンシのWAN環境で推奨される値が示された設定パラメータ値を一覧表示します。
表 2-3 https://Your_Forge_VM/platespinconfiguration/におけるデフォルトおよび最適化環境設定パラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
最適化された値 |
---|---|---|
fileTransferMinCompressionLimit パケットレベルの圧縮のしきい値をバイトで指定します。 |
0 (無効) |
最大65536 (64KB) |
fileTransferCompressionThreadsCount パケットレベルのデータ圧縮に使用されるスレッド数を制御します。圧縮が無効になっている場合は、これは無視されます。圧縮はCPUに依存するため、この設定はパフォーマンスに影響を与える可能性があります。 |
2 |
該当なし |
fileTransferSendReceiveBufferSize ファイル転送接続に関するTCP/IPのウィンドウサイズの設定です。このパラメータは、TCP受信確認なしで送信されるバイト数を制御します。 値を0に設定すると、デフォルトのTCPウィンドウサイズ(8KB)が使用されます。カスタムのサイズにするには、サイズをバイトで指定します。次の式を使用して、適切な値を決定します。 ((リンク速度(Mbps)/8)*遅延(秒))*1000*1000 たとえば、10ミリ秒の遅延のある100Mbpsのリンクでは、適切なバッファサイズは次のようになります。 (100/8)*0.01*1000*1000 = 125000 bytes |
0 (8192バイト) |
最大5242880 (5MB) |