2.5 イベントおよびレポートの自動電子メール通知の設定

指定した電子メールアドレスにイベントやレプリケーションレポートの通知を自動的に送信するように、PlateSpin Protectを設定することができます。この機能では、最初に使用するPlateSpin Protectの有効なSMTPサーバを指定することが必要です。

2.5.1 SMTP設定

イベントおよびレプリケーションレポートの電子メール通知を配信するために使用されるサーバ用のSMTP (シンプルメール転送プロトコル)設定を実行するには、PlateSpin Protect Webインタフェースを使用します。

図 2-1 SMTP (シンプルメール転送プロトコル)の設定

SMTP設定を行うには:

  1. PlateSpin Protect Webインタフェースで、設定>SMTPの順にクリックします。

  2. 電子メールでイベントの通知および進行状況の通知を受信するために、SMTPサーバのアドレスポート(デフォルトは25)、および返信用アドレスを指定します。

  3. ユーザ名およびパスワードを入力して、そのパスワードを確認します。

  4. 保存をクリックします。

2.5.2 電子メールによる自動的なイベント通知のセットアップ

自動的なイベント通知をセットアップするには:

  1. 使用するPlateSpin ProtectのSMTPサーバをセットアップします。SMTP設定を参照してください。

  2. PlateSpin Protect Webインタフェースで、設定>通知設定の順にクリックします。

  3. 通知を有効にするオプションを選択します。

  4. 受信者の編集をクリックし、必要な電子メールアドレスをカンマで区切って入力し、OKをクリックします。

  5. 保存をクリックします。

    一覧表示された電子メールアドレスを削除するには、そのアドレスの隣の削除をクリックします。

通知が設定されている場合、表 2-5に示すイベントタイプで電子メール通知をトリガできます。これらのイベントは必ず、警告、エラー、および情報のログエントリタイプに従って、システムアプリケーションイベントログに追加されます。

メモ:イベントログエントリには一意のIDが付いていますが、これらのIDが今後のリリースでも同じままであることは保証されていません。

表 2-5 ログエントリタイプ別のイベントタイプ

イベントの種類

備考

ログエントリタイプ: 警告

FullReplicationMissed

増分レプリケーションが実行されませんでした]イベントに類似しています。

IncrementalReplicationMissed

次のいずれかの場合に生成されます。

  • スケジュールされた増分レプリケーションの期限中に、レプリケーションを手動で一時停止した。

  • 手動でトリガしたレプリケーションの実行中に、スケジュールされた増分レプリケーションの実行をシステムが試みた。

  • 十分な空きディスク容量がターゲットにないと、システムが判断した。

WorkloadOfflineDetected

以前にオンラインであったワークロードが現在はオフラインになっていることをシステムが検出した場合に生成されます。

保護コントラクトの状態が一時停止中ではないワークロードに適用されます。

ログエントリタイプ: エラー

FailoverFailed

FullReplicationFailed

IncrementalReplicationFailed

PrepareFailoverFailed

ログエントリタイプ: 情報

FailoverCompleted

FullReplicationCompleted

IncrementalReplicationCompleted

PrepareFailoverCompleted

TestFailoverCompleted

[フェールオーバーのテスト]操作を成功または失敗として手動でマークした場合に生成されます。

WorkloadOnlineDetected

以前にオフラインであったワークロードが現在はオンラインになっていることをシステムが検出した場合に生成されます。

保護コントラクトの状態が一時停止中ではないワークロードに適用されます。

2.5.3 電子メールによる自動レプリケーションレポートのセットアップ

電子メールでレプリケーションレポートを自動的に送信するようにPlateSpin Protectをセットアップするには:

  1. 使用するPlateSpin ProtectのSMTPサーバをセットアップします。SMTP設定を参照してください。

  2. PlateSpin Protect Webインタフェースで、設定>レプリケーションレポートの設定の順にクリックします。

  3. レプリケーションレポートの有効化オプションを選択します。

  4. レポートの繰り返しセクションで、Edit (編集)をクリックし、レポートに適した繰り返しパターンを指定します。Close (閉じる)をクリックすると、このセクションを縮小できます。

  5. 受信者セクションの受信者の編集をクリックし、適切な電子メールアドレスをカンマで区切って入力し、OKをクリックします。電子メールアドレスの横にある削除をクリックして、リストから受信者を削除できます。

  6. (オプション)アクセスURLの保護:の項で、PlateSpin Serverのデフォルト以外のURL (例: PlateSpin Serverホストに複数のNICがある場合、またはNATサーバの背後にある場合)を指定します。URLはレポートのタイトル、および電子メールで送信されたレポート内のハイパーリンクを通じてサーバの関連コンテンツにアクセスする機能に影響を与えます。

  7. 保存をクリックします。

オンデマンドで生成したり表示できるレポートのその他のタイプについては、ワークロードとワークロード保護のレポートの作成を参照してください。