12.2 ブロックレベル転送のためのスナップショットの準備(Linux)

ブロックレベルのデータ転送用にスナップショットを準備することをお勧めします。各ボリュームグループにスナップショットのための十分な空き容量(すべてのパーティションの合計の少なくとも10%)があることを確認してください。スナップショットが使用できない場合、Protectはデータ転送用にソースワークロード上で各ブロックを順番にロックおよびロック解除します。

12.2.1 Linuxボリュームレプリケーション用のLVMスナップショットの設定

LVMスナップショットが利用可能な場合、blkwatchドライバはLVMスナップショットを利用します。スナップショットからブロックをコピーすることで、開いているファイルが競合する問題を回避できます。

LVMストレージについては、ナレッジベースの記事7005872を参照してください。

12.2.2 NSSプールレプリケーション用のNSSスナップショットの設定

Open Enterprise Serverを実行しているLinuxワークロードについては、NSSプール用のLVMスナップショットソリューションは存在しません。NSSプールのレプリケーション時には、データ転送するためにProtectが各ブロックを順番にロックおよびロック解除します。開いているファイルの潜在的な競合を回避し、レプリケーションパフォーマンスを改善するためには、レプリケーション用にNSSプールスナップショットを利用できます。

すべてのNSSプールスナップショットに使用する未フォーマットの単一ディスクを追加したり、NSSプールごとに個別の未フォーマットのディスクを追加したりすることができます。最善のパフォーマンスは、プールごとに個別のディスクを追加することで得られます。ワークロード保護をセットアップする前にディスクを追加します。使用するディスクを準備すると、PlateSpinはレプリケーション時にプールに対してNSSスナップショットを設定します。

メモ:デフォルトでは、PlateSpinはNSSプールスナップショット用に、最大の空き領域(パーティション化されていない領域)を持つNLVM管理対象ディスクを使用します。レプリケーション用のNSSプールスナップショットがルートファイルシステムと同じディスクに配置されていたり、ディスクIOが絶えず発生する別のディスクに配置されていることが判明した場合は、/etc/platespin/platespin.confファイルを使用して適切なディスクにNSSスナップショットを指定します。

NSSスナップショットがOpen Enterprise Serverで機能する方法については、『Linux用のNSSファイルシステム管理ガイド』のプールスナップショットの使用および管理のためのガイドラインを参照してください。

NSSプールのスナップショットに使用する1つ以上のディスクを設定するには:

  1. OESソースワークロードで、すべてのNSSプールのスナップショットに対して使用するように未フォーマットのLinuxディスクを追加します。または、NSSプールごとに個別のディスクを作成することもできます。

    ディスクのサイズは、NSSプール上の使用済みデータ量の約20%である必要があります。レプリケーションの時間間隔の間に発生する可能性のあるデータ量の変更や増大に従ってサイズを調整します。

  2. ステップ 1で作成した各ディスクについては、NLVMによって管理されるようにディスクを初期化します。

    ディスクを初期化するには、NSSMUまたはNLVMコマンドを使用できます。デバイス形式は、GPTまたはDOSのいずれかにすることができます。

    • NSSMUを使用するには:

      1. NSSMUを起動し、デバイスを選択します。

      2. 新しいディスクを選択し、F3キーを押して初期化します。

    • NLVMコマンドを使用するには:

      1. のコマンドラインで、次のように入力します。

        NLVM init <device_name> [format]
  3. 各NSSプールのスナップショットに使用するディスクを指定する必要がある場合があります。OESソースワークロード上でplatespin.confファイルを作成し、NSSプールを新しいディスクに関連付けます。

    1. テキストエディタで、/etc/platespin/platespin.confにファイルを作成します。

    2. NSSプールごとに、次の構文を使用してCustomlocationパラメータの下にデバイスとサイズ情報を追加します。

      [Customlocation] /dev/pool/<yourPoolName>=<device>:<maxUnpartitionSize-in-MB>

      たとえば、最大サイズが12228MBのデバイスsdcにスナップショットを追加するには、NSSPOOLという名前のプールに次のエントリを指定します。

      [Customlocation] /dev/pool/NSSPOOL=sdc:12288
  4. ファイルを保存します。

  5. ソースOESワークロードに対するワークロード保護の設定を引き続き行います。