B.0 クラスタノードにおけるローカルストレージのシリアル番号の同期

このセクションでは、保護するWindowsクラスタの各ノードでローカルボリュームシリアル番号が一致するように変更するための手順について詳しく説明します。ボリュームマネージャユーティリティ(VolumeManager.exe)を使用して、クラスタノードのローカルストレージでシリアル番号を同期する方法についても説明します。

ユーティリティをダウンロードして実行するには:

  1. NetIQダウンロードサイトで、PlateSpin Protect製品を検索し、[Submit Query (送信)]をクリックします。

  2. [Products (製品)]タブで[PlateSpin Protect 11.1]を選択し、製品固有のダウンロードページに移動して、[proceed to download (ダウンロードに進む)]をクリックします。

  3. ダウンロードページで、[ダウンロード]ボタン(VolumeManager.exe行)をクリックするか、それに相当するダウンロードマネージャリンクを選択します。

  4. ユーティリティをダウンロードして、それを各クラスタノード上のアクセス可能な場所にコピーします。

  5. クラスタのアクティブノードで、管理コマンドプロンプトを開き、ダウンロードされたユーティリティの場所に移動して、次のコマンドを実行します。

    VolumeManager.exe -l

    ローカルボリュームとそれらの各シリアル番号のリストが表示されます。次に例を示します。

    Volume Listing:
    
    --------------------
    
    DriveLetter (*:) VolumeId="System Reserved" SerialNumber: AABB-CCDD
    
    DriveLetter (C:) VolumeId=C:\ SerialNumber: 1122-3344
    

    後から比較するために、これらのシリアル番号をメモするか、表示されたままにします。

  6. アクティブノードのすべてのローカルストレージシリアル番号がクラスタ内の他のノードのローカルストレージシリアル番号と一致していることを確認します。

    1. 各クラスタノードで、VolumeManager.exe -lコマンドを実行し、そのボリュームシリアル番号を取得します。

    2. アクティブノード(ステップ 5)のローカルストレージシリアル番号ノード(ステップ 6.a)のローカルストレージシリアル番号と比較します。

    3. (条件)アクティブノードとこのノードのシリアル番号が違う場合は、このノードに伝播するシリアル番号をメモして、次のコマンドを実行して設定し、その後シリアル番号を確認します。

      VolumeManager -s <VolumeId> <serial-number>

      次の2つの例は、このコマンドの使用方法を示しています。

      • VolumeManager -s "System Reserved" AAAA-AAAA

      • VolumeManager -s C:\ 1111-1111

    4. クラスタのノードのボリュームシリアル番号がすべて正常に変更されたら、そのノードを再起動する必要があります。

    5. クラスタの各ノードに対してステップ 6.aからステップ 6.dを繰り返します。

  7. (条件)クラスタがすでにPlateSpin環境内で保護されている場合は、アクティブノードでフルレプリケーションを実行して、すべての変更をデータベースへ確実に伝播することをお勧めします。