A.1 Linuxワークロードの分析

PlateSpin Protectにディストリビューション用のblkwatchドライバが付属しているかどうかを判断する前に、Linuxワークロードのカーネルに関する理解を深め、サポートされているディストリビューションのリストでそのカーネル名を検索する必要があります。このセクションでは、次の情報を紹介します。

A.1.1 リリース文字列の決定

ワークロードのLinux端末で、次のコマンドを実行して、Linuxワークロードのカーネルのリリース文字列を決定できます。

uname -r

たとえば、uname -rを実行する場合、次の出力が表示される場合があります。

3.0.76-0.11-default

ディストリビューションのリストを検索すると、この文字列に一致する次の2つのエントリがあることがわかります。

  • SLES11SP3-GA-3.0.76-0.11-default-x86

  • SLES11SP3-GA-3.0.76-0.11-default-x86_64

検索結果は、この製品には32ビット(x86)および64ビット(x86_64)アーキテクチャのドライバがあることを示しています。

A.1.2 アーキテクチャの決定

ワークロードのLinux端末で次のコマンドを実行することにより、Linuxワークロードのアーキテクチャを決定できます。

uname -m

たとえば、uname -mを実行すると、次の出力が表示される場合があります。

x86_64

この情報を使用して、ワークロードのアーキテクチャが64ビットであるかどうかを判断できます。