8.6 AWSのネットワーキングガイドライン

8.6.1 複数のNICを備えたワークロード

複数のNICを備えたワークロードの場合、AWSでは、ターゲットインスタンスにプライベートIPアドレスのみが提供されます。したがって、ターゲットインスタンスとの接続で使用できるのはプライベートIPアドレスのみです。

8.6.2 AWS VPN上で接続されているワークロードのプライベートIPアドレスとパブリックIPアドレス

それぞれのAWS VMには、AWS環境外のマシンとの通信用として、1つのパブリックIPアドレスと1つのプライベートIPアドレスが割り当てられます。これらのIPアドレスは、そのVMのプライマリネットワークインタフェースと自動的に関連付けられます。

MicrosoftリモートデスクトップクライアントまたはSSHを使用して、AWS VMにリモートで接続できます。IPアドレスを次のように指定します。

  • プライベートIPアドレス: お使いのマシンがAWS VPNのアドレス空間に含まれている場合は、VMのプライベートIPアドレスを使用します。

  • パブリックIPアドレス: お使いのマシンがAWS VPNのアドレス空間に含まれていない場合は、VMのパブリックIPアドレスを使用します。複数のNICを備えたターゲットワークロードには、パブリックIPアドレスは設定されません。