PlateSpin Migrateでは、PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用して、WindowsワークロードとLinuxワークロードをMicrosoft Azureにマイグレートできます。サポートされるワークロードのリストについては、Microsoft Azureへのマイグレーションに対してサポートされるワークロードを参照してください。
メモ:
Azureターゲットコンテナへの Azureソースワークロードのマイグレーションはサポートされていません。
WindowクラスタワークロードのAzureへのマイグレーションはサポートされていません。
ターゲットAzure IaaS環境
PlateSpin Migrateサーバごとに、グローバルAzure環境または特定のソブリンAzure環境へのマイグレーション用の専用サーバが必要になります。詳細については、セクション 9.9, Azure Cloud用のターゲットIaaS環境の設定を参照してください。
メモ:PlateSpin Migrateは、弊社でテスト済みのソブリンAzure環境をサポートしています。他のソブリンAzure環境にワークロードをマイグレートする際に支援を求めるには、Micro Focusサポートとサービスに連絡してください。
Azureサブスクリプション
Azureサブスクリプションに対する有効な資格情報を提供します。詳細については、セクション 9.10, AzureターゲットコンテナのAzureユーザパスワードの管理を参照してください。
PlateSpin Serverホスト
PlateSpin Serverホストに、そのホストの場所のタイムゾーンに応じた正しい時刻が表示されることを確認します。PlateSpin Serverホスト上の時刻が正しくない場合は、403アクセス禁止エラーが発生して、カットオーバープロセスが失敗します。
ターゲットワークロードのOSライセンス
マイグレートされたターゲットワークロードのOSライセンスが必要です。Azureターゲットワークロードについては、Azureにライセンス情報を提供する必要があります。提供しない場合は、MicrosoftからOSライセンス料が課金されます。
ターゲットワークロード
PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用してワークロードをAzureにマイグレートする前に、次のガイドラインを考慮してください。
PlateSpin Migrate Clientは、Microsoft Azureへのワークロードのマイグレーションをサポートしていません。Microsoft Azureにワークロードをマイグレートするには、PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用する必要があります。
WindowsとLinuxのUEFIワークロードは、BIOSワークロードとしてマイグレートされます。
WindowsワークロードとLinuxワークロードでは、複数のNICを備えたワークロードのAzureへのマイグレーションがサポートされていますが、Azure VMサイズでサポートされるNICの最大数までサポートされます。
PlateSpin Migrateは、最大64データディスクのAzure VMサイズをサポートしています。選択されたAzureリージョン内でVMサイズを最大化するために、Migrateは、PlateSpin Replication Environment内のOSディスクレプリケーション用に1つのデータディスクを使用します。カットオーバー後はこのディスクがOSディスクになり、データディスクを追加できるようになります。
データディスクは、ターゲットVMサイズの最大許容サイズに応じて、最大サイズ4TB (4092GB)まで使用できます。
Azureのディスク領域の粒度の関係で、Azure VM上で作成されるディスクのサイズは、ソースディスクパーティションのサイズに約1GBを足したものとなります。
当初はMigrateが、指定されたターゲットロケーションでソースワークロードのコア、メモリ、データディスク、およびNICに適合または超過するAzure VMサイズを特定します。ただし、選択されたAzureリージョンで使用できる最大VMサイズの制限に従って、これより小さいまたは大きいVMサイズをターゲットワークロードの要件に応じて選択できます。