F.0 Migrate Agentユーティリティ

Migrate Agentは、ブロックベース転送ドライバのインストール、アップグレード、クエリ、またはアンインストールを実行するために使用できるコマンドラインユーティリティです。このユーティリティを使用して、ソースワークロードをPlateSpin Migrateサーバに登録し、ワークロードの詳細をHTTPS (TCP/443、アウトバウンド)経由でサーバに送信することもできます。

ライブマイグレーションのシナリオで、自動検出のかわりに登録と検出にMigrate Agentユーティリティを使用することができます。次のような自動検出が不可能なシナリオで、ソースワークロードの詳細を登録して検出する場合、Migrate Agentの使用が必要になります。

  • ネットワークとクラウド環境との間にサイト間VPNを展開せずに、Migrateサーバをクラウドに展開する場合。

    自動検出は、パブリックインターネット上では利用できません。

  • 企業のネットワークまたはポリシーの制限により、ソースワークロードのインバウンドポートを開くことができない場合。

    WindowsおよびLinuxのワークロードの自動検出に必要なインバウンドポートについては、セクション 2.6.1, 検出の要件を参照してください。

ドライバをインストール、アンインストール、またはアップグレードしたときは常に再起動が必要ですが、Migrate Agentユーティリティを使用すると、これらの操作を実行するタイミングを柔軟に制御できるため、サーバが再起動されるタイミングも柔軟に制御できます。たとえば、このユーティリティを使用して、最初のレプリケーション時ではなくスケジュールされたダウンタイム時にドライバをインストールできます。