1.3 PlateSpin Migrateソフトウェアコンポーネントのインストール

1.3.1 PlateSpin MigrateのInstallation Launcherの開始

  1. NetIQ Downloadsから、PlateSpinMigrateSetup-12.X.X.X.exeインストールプログラムをダウンロードし、目的のPlateSpin Serverホストに保存します。

  2. このインストールプログラムを実行し、[次へ]をクリックして前提条件チェックユーティリティを起動します。

    PlateSpin Serverのインストール先とするホストに、前提条件チェックユーティリティからクエリが発行されます。これにより、必要なソフトウェアがすべてインストール済みで有効になっているかどうかが検証されます。ソフトウェアに関する注意やソフトウェアの不足が報告された場合、インストールを続行するには、その前提ソフトウェアをインストールするか有効にする必要があります。

  3. 次へ]をクリックしてインストールプログラムを起動します。

    インストールプログラムによって必要なファイルが抽出され、[Installation Launcher]ウィンドウが開きます(インストールプログラムで、Microsoft SQL Server 2008 R2またはMicrosoft SQL Server 2014のローカルインストールが検出された場合、対応するSQL Server Expressのインストールオプションが無効化されます)。

    PlateSpin Migrateと共に配布されるMicrosoft SQL Server 2014 Express Editionを使用する場合は、これを最初にインストールします。

    既存のSQL Server データベースを使用する場合は、データベースのインストールを省略してPlateSpin Serverのインストールを開始し、要求されたら既存のデータベースを選択します。

    重要:既存のデータベースをブラウズして選択すると、次の例のようにサーバ名のデフォルト値が表示されます。

    <database_server>\<Database_instance_name>
    

    このフィールドでDBインスタンス名を明示的に指定する必要はありません。データベースサーバ名のみを指定し、デフォルトのインスタンス名は削除します。データベースのインスタンス名を指定すると、サーバの検証が失敗します。

1.3.2 データベースサーバのインストール

SQL Server 2008 R2データベースエンジンまたはSQL Server 2014をお持ちでない場合は、PlateSpin Migrateソフトウェアの配布に含まれているMicrosoft SQL Server 2014 Express Editionをインストールできます。

  1. 目的のデータベースサーバホストで、Installation Launcherを起動します。

    PlateSpin MigrateのInstallation Launcherの開始を参照してください。

  2. SQL Server Expressのインストール]をクリックして、画面の指示に従います。

    プログラムは、PlateSpin Migrateの運用に必要なデータベースサーバおよびデータベースインスタンスをインストールします。

1.3.3 PlateSpin Serverのインストール

  1. PlateSpin Serverホストをインストールする前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  2. PlateSpin Serverホストで、Installation Launcherを起動します。詳細については、PlateSpin MigrateのInstallation Launcherの開始を参照してください。

  3. PlateSpin Serverのインストール]をクリックし、画面の指示に従います。使用許諾契約オプションを選択し、次へをクリックします。

  4. [Database Connection Information (データベースの接続情報)]画面で参照をクリックしてデータベースサーバを選択し、認証タイプを選択します。

  5. (条件付き) Authentication Type (認証タイプ)Windows Authentication (Windows認証)を選択した場合、次のことを行います。

    1. [Database Administrative Credentials (データベース管理の資格情報)]画面で、データベース管理者用の資格情報を指定します。

      メモ:リモートデータベースへの接続を選択した場合、ドメイン管理者の資格情報か、十分な管理者権限とデータベース権限を持つドメインユーザの資格情報を指定する必要があります。

    2. Validate Credentials (資格情報の検証)をクリックして資格情報を検証し、次へをクリックします。

    3. [Database User Credentials (データベースユーザの資格情報)]画面で、データベースユーザの資格情報を指定します。ただし、データベース管理者と同じ資格情報を使用するには、Same as the Database Administrator (データベース管理者と同じ)を選択します。

    4. Validate Credentials (資格情報の検証)をクリックして資格情報を検証し、次へをクリックします。

    5. [Confirm SQL Connection (SQL接続の確認)]画面で、情報を確認します。Back (戻る)をクリックしてSQL接続情報を編集するか、次へをクリックして先に進みます。

  6. (条件付き) Authentication Type (認証タイプ)SQL Authentication (SQL認証)を選択した場合、次のことを行います。

    1. データベースサーバとインスタンスを指定します。

      • PlateSpin Migrateソフトウェアの配布パッケージ(デフォルトのオプション)に含まれるローカルのデータベースサーバをインストールし、使用する場合は、ドロップダウンリストでデフォルトの選択[(ローカル)\PLATESPINDB]をそのまま使用し、デフォルトのsa資格情報もそのまま使用します。後ほどPlateSpin Migrateデータベースインスタンスを移動したり、SQL Serverパスワードを変更したりする場合は、PlateSpin Migrateデータベースの接続設定をリセットする必要があります。ナレッジベースの記事7970523を参照してください。

      • リモートデータベースサーバを使用する場合は、[参照]をクリックし、ネットワーク内で利用できるデータベースサーバのリストから選択します。データベースは次の形式で指定します。

        データベース_サーバ\データベース_インスタンス_名

      • カスタムポート上でデータベースサーバを実行する場合は、次の形式でデータベースを指定します。

        データベース__サーバ\データベース_インスタンス_名,ポート_番号

    2. 選択したデータベースサーバのデータベース資格情報を指定し、Validate Credentials (資格情報の検証)をクリックして資格情報を検証します。

    3. 次へをクリックして、SQL接続情報を確認します。Back (戻る)をクリックしてSQL接続情報を編集するか、次へをクリックして先に進みます。

  7. [IIS Configuration (IIS設定)]画面で、HTTP接続とHTTPS接続のどちらを許可するかを指定します。セキュリティ保護されていない接続(HTTP)を許可するには、Allow unsecured connections (HTTP) (セキュリティ保護されていない接続(HTTP)を許可する)オプションを選択します。

    IISサーバに署名済みSSL証明書が存在する場合、通信プロトコルはデフォルトでHTTPSになります。ブラウザにuntrusted connection警告メッセージが表示される可能性があります。続行する方法については、ブラウザ固有のドキュメントを参照してください。

  8. 次へをクリックし、インストールの設定を確認します。インストールをクリックし、画面プロンプトに従います。

    メモ:PlateSpin Migrateサーバのインストール処理の完了までに、数分かかることがあります。

  9. (オプション) Start the Migrate web client (Migrate Web Clientの起動)を選択して、インストールを完了した後、すぐにPlateSpin Migrate Web Clientを起動します。

1.3.4 PlateSpin Migrate Clientのインストール

PlateSpin Migrate Clientの場合、次の2つのインストールオプションがあります。

Installation Launcherからのクライアントのインストール

PlateSpin Serverのインストール完了直後にPortability Suite Serverと同じホスト上にクライアントをインストールするには、このオプションを使用します。

  1. Serverのインストールを完了させます。

    PlateSpin Serverのインストールを参照してください。

  2. [インストールランチャ]ウィンドウで、[PlateSpinクライアントのインストール]をクリックし、画面の指示に従います。

    インストールプログラムはPlateSpin Migrate Clientをインストールし、設定し、実行する準備をします。

PlateSpin Serverからのクライアントのダウンロード

サーバのインストールが完了した後で、いつでもWebブラウザを使用して、リモートホスト上でクライアントをインストールするためにこのオプションを使用します。

  1. PlateSpin Serverのインストールを完了します。

    PlateSpin Serverのインストールを参照してください。

  2. 目的のPlateSpin Migrate Clientホストが最小システム要件を満たしていることを確認します。

    詳細については、システム要件(PlateSpin Migrateクライアント)を参照してください。

  3. 目的のPlateSpin Migrate Clientホストで、Webブラウザを開き、次のURLに移動します。

    http:// server_host /platespinmigrate

    server_hostの部分を、使用しているPlateSpin Serverホストの実際のホスト名またはIPアドレスで置き換えます。PlateSpin Serverがローカルのコンピュータにインストールされる場合は、server_hostlocalhostに置き換えます。SSLが有効化されている場合は、URLにはhttpsプロトコルを使用します。

    ブラウザには、PlateSpin Serverのホームページが表示されます。

  4. PlateSpin Migrate ClientのダウンロードリンクをクリックしてPlateSpin Migrate Clientソフトウェアをダウンロードし、画面の指示に従ってそれをインストールします。

クライアントの開始とライセンスの有効化

クライアントを開始するには、[スタート]>[すべてのプログラム]>[PlateSpin Migrate]>[PlateSpin Migrate Client]の順にクリックします。PlateSpin Migrate Clientをインストールして初めて起動する際には、ライセンスウィザードが開き、ソフトウェアのコピーを有効にするよう求めるメッセージが表示されます。製品のライセンスのヘルプについては、PlateSpin Migrate 12.1のユーザガイドPlateSpin Migrate製品のライセンスを参照してください。

PlateSpin Migrate Webインタフェースを使用してライセンスを有効化することもできます。詳細については、ドキュメントのWebサイトの『PlateSpin Migrateユーザガイド』を参照してください。