この項では、アプライアンスホストのネットワーキングの設定のカスタマイズ方法について説明します。
PlateSpin Forgeアプライアンスには、外部アクセス用に設定された6つの物理ネットワークインタフェースがあります。
外部テストネットワーク: フェールオーバーのテスト機能を使用してフェールオーバーのワークロードをテストする際に、ネットワークトラフィックを隔離します。
内部テストネットワーク: 運用ネットワークから完全に隔離した状態でワークロードのフェールオーバーをテストします。
レプリケーションネットワーク: 運用ワークロードと管理VM内のそのレプリカ間での進行中トラフィック専用ネットワークをシステムに提供します。
運用ネットワーク: フェールオーバーまたはフェールバック実行時の実際のビジネスを継続させるためのネットワークです。
管理ネットワーク: Forge VMネットワーク。
アプライアンスホストネットワーク: Hypervisor管理ネットワーク。このネットワークは、PlateSpin Forge Webインタフェースでは選択できません。
デフォルトでは、PlateSpin Forgeには6つすべての物理ネットワークインタフェースが付属しています。これらのインタフェースは、ハイパーバイザ内で1つのvSwitchにマップされています。ご使用の環境により一層合うようにマッピングをカスタマイズできます。たとえば、1つが運用のための接続に使用され、他方はレプリケーション専用に使用される、2つのNICを持つワークロードを保護できます。「Move / Create a vSwitch on your Forge Appliance」(ナレッジベースの記事7921062)を参照してください。
メモ:vSwitchの設定は、Forgeアプライアンスに保護対象のワークロードを追加する前に実行する必要があります。保護コントラクトを確立した後にvSwitchを変更すると、コントラクトに悪影響が及ぶ可能性があります。
Forgeアプライアンスが正常に機能するには、すべてのネットワークがルーティング可能である必要があります。
ネットワークトラフィックの制御をさらに微調整するには、ポートグループごとに異なるVLAN IDを割り当てることを考慮してください。個別のVLANを割り当てることにより、運用ネットワークがワークロード保護および回復操作のトラフィックによって妨害されないようにできます。「Assigning VLAN Tags to Forge Port Groups」(ナレッジベースの記事21057)を参照してください。