NetIQ Sentinel Log Manager 1.2.2.1リリースノート

2015年3月

Sentinel Log Manager 1.2.2.1では、以前の特定の問題が解決されています。この文書では、このホットフィックスをなぜインストールしなければならないかについて説明します。

これらの改善の多くは、お客様から直接ご提案いただいたものです。皆様の貴重なお時間とご意見に感謝いたします。弊社の製品が皆様のご期待に添えるよう、引き続きお力添えを賜りたく存じます。フィードバックは当社オンラインコミュニティ「NetIQ Communities」のSentinel Community Support Forumsからお寄せください。こちらのコミュニティには、製品情報、ブログ、役立つリソースへのリンクなども掲載されています。

1.0 新機能

以下のセクションでは、このリリースで解決された問題について概説しています。

1.1 Java 8アップグレード

Sentinel Log Manager 1.2.2.1には、いくつかのセキュリティ脆弱性が修正されたJava 8が含まれています。

1.2 ソフトウェアの修正

Sentinel Log Manager 1.2.2.1では、次のソフトウェアの問題が修正されています。

SSL 3.0のセキュリティ脆弱性

問題: SSL 3.0には、セキュア接続のプレーンテキストが計算される可能性がある脆弱性が存在しています。詳細については、CVE-2014-3566またはhttps://access.redhat.com/articles/1232123を参照してください。(BUG 902061および902233)

修正: Sentinel Log Manager 1.2.2.1では、次のポートの脆弱性が修正されています。

  • 8443

  • 10013

  • 61616

  • 61617

オープンポートではTLSプロトコルのみが使用されます。Sentinel Log Manager 1.2.2.1は、これらのポートでSSL 2.0およびSSL 3.0のプロトコルをすべて無効にします。

生データが破損している場合、Sentinel Log Managerがメモリ不足になる

問題: 生データが破損している場合、Sentinel Log Managerはそのデータを解析しません。Sentinel Log Managerはリモートコレクタマネージャからのイベントの受信を停止し、メモリ不足エラーを生成します。 (BUG 844087)

修正: Sentinel Log Managerは破損した生データをドロップし、データ収集を続行するようになりました。

Upgrading to Sentinel Log Manager 1.2.2.0へのアップグレード後に、イベントを検索できない

問題: Sentinel Log Managerを1.2.2.0にアップグレードした後、イベントの検索を開始すると、検索が完了せずに応答なしになります。 (BUG 901524)

修正: 検索を開始すると、正常に完了し、適切な結果が表示されるようになりました。

2.0 システム要件

システム要件の詳細については、『Sentinel Log Manager 1.2.2インストールガイド』の「システム要件」を参照してください。

3.0 Sentinel Log Manager 1.2.2.1へのアップグレード

Sentinel Log Manager 1.2以降からSentinel Log Manager 1.2.2.1にアップグレードできます。Sentinel Log Manager 1.2.2.1にアップグレードするには、『Sentinel Log Manager 1.2.2インストールガイド』の「Sentinel Log Managerのアップグレード」を参照してください。 アップグレード手順を実施した後に、Sentinel Log Managerサーバを再起動して、SLES 11 Service Pack 3のアップデートを適用してください。

重要:SLES 11 SP3より前のオペレーティングシステム上のSentinel Log Managerアプライアンスをアップグレードする場合、アップグレードを完了するのにユーザとのやり取りが必要になるため、zypperコマンドラインユーティリティを使用してアプライアンスをアップグレードする必要があります。WebYaSTでは、必要とされるユーザとのやり取りを実行できません。zypperを使用したアプライアンスのアップグレードの詳細については、『Sentinel Log Manager 1.2.2インストールガイド』の「Zypperを使用したアプライアンスのアップグレード」を参照してください。

4.0 既知の問題

NetIQ Corporationは、弊社の製品が企業のソフトウェアの必要にかなった質の高いソリューションを提供できるよう努めています。現在次の問題について調査がなされています。いずれかの問題についてさらに支援が必要な場合は、テクニカルサポートに連絡してください。

サポートされているSLES 11 Service Packの既知の問題のリストについては、『SUSE Release Notes』を参照してください。

以前のリリースの既知の問題のリストは、Sentinel Log Manager 1.2.1のドキュメントWebサイトを参照してください。

4.1 リモートコレクタマネージャをアンインストールできない

問題: リモートコレクタマネージャをアンインストールすると、エラーメッセージが表示されて、アンインストールが停止します。(BUG 921683)

解決策: リモートコレクタマネージャを正常にアンインストールするために、以下を実行してください。

Windowsの場合: Windowsでアンインストールする場合、システムでJavaのロケーションを求めるプロンプトが出されます。ロケーションを<install_directory>\SP_1.2.2.1_<upgrade_date>_bak\jre\bin\java.exeとして設定し、残りのステップに進みます。

SLESの場合 リモートコレクタマネージャをアンインストールする前に、以下を実行します。

  1. rootユーザとしてログインします。

  2. リモートコレクタマネージャのJREがインストールされているフォルダにナビゲートします。

    cd <install_directory>/jre/bin

  3. 既存のjavaファイルの名前をjava8に変更して、バックアップを作成します。

    mv java java8
    
  4. <install_directory>/SP_1.2.2.1_<upgrade_date>_bak/jre/binフォルダにナビゲートし、java7ファイルの許可をexecutableに変更します。

    chmod u+x <install_directory>/SP_1.2.2.1_<upgrade_date>_bak/jre/bin/java
    
  5. java7ファイルのロケーションを設定します。

    ln -s <install_directory>/SP_1.2.2.1_<upgrade_date>_bak/jre/bin/java java
    
  6. アンインストールフォルダにナビゲートします。

    cd <install_directory>/_uninst
    
  7. アンインストールコマンドを実行します。

    ./uninstall.bin -console
    

5.0 連絡先情報

弊社の目標は、お客様のニーズを満たすマニュアルの提供です。改良点に関するご意見は、Documentation-Feedback@netiq.comまで電子メールでお寄せください。貴重なご意見をぜひお寄せください。

詳細な連絡先情報については、サポート連絡先情報Webサイトを参照してください。

一般的な会社情報と製品情報については、NetIQ CorporateのWebサイトを参照してください。

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