3.5 root以外でのインストール

組織のポリシーにより、rootとしてSentinel Log Managerの完全なインストールを実行することは許可されていなくても、ほとんどのインストール手順はroot以外(novell)ユーザとして実行できます。

  1. Novellダウンロードサイトからインストールファイルをダウンロードしてコピーします。

  2. 次のコマンドを指定して、tarファイルからインストールファイルを抽出します。

    tar xfz <install_filename>
    

    <install_filename>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。

  3. rootとしてSentinel Log Managerをインストールするサーバにrootとしてログインします。

  4. インストールファイルを抽出したディレクトリに移動します。

  5. 次のコマンドを指定します。

    ./bin/root_install_prepare
    

    root権限で実行するコマンドの一覧が表示されます。

    これによって、novellグループおよびnovellユーザが存在しなければ、それらが作成されます。

  6. コマンドリストを受け入れます。

    表示されたコマンドが実行されます。

  7. 次のコマンドを指定して、新しく作成されたrootでない(novell)ユーザに変更します:

    su novell

  8. 次のコマンドを指定します。

    ./install-slm
    
  9. 指定の言語でインストールを進めるには、言語の横に示された番号を選択します。

    エンドユーザの使用許諾契約が、選択した言語で表示されます。

  10. エンドユーザの使用許諾契約を読み、「yes」または「y」と入力して契約に同意し、インストールを続行します。

    すべてのRPMパッケージのインストールが開始されます。このインストールが完了するまで数秒かかることがあります。

  11. インストールのモードを指定するように求められます。

    Sentinel Log Managerのインストールが終了し、サーバが起動します。

  12. 次のコマンドを指定して、rootユーザに変更します。

    su root
    
  13. 次のコマンドを指定して、インストールを終了します。

    ./bin/root_install_finish

  14. Sentinel Log Managerサーバにログインするには、インストールの出力で指定されたURLを使用します。このURLは、https://10.0.0.1:8443/novelllogmanagerのような形式です。

    サーバへのログインの詳細については、セクション 6.0, Webインタフェースにログインします。を参照してください。

    メモ:インストールの後で初めてシステムを起動するときは、システムが初期化されて使用できるようになるまでに、5分程度かかることがあります。この遅延が発生するのは、インストールまたは更新の後で初めてシステムを起動するときだけです。