環境設定のバックアップを行った後、ESMエクスポートを作成します。
バックアップデータの詳細については、「Backing Up and Restoring Data
」を参照してください。
Novell製品ダウンロードのサイトから最新のパッチをダウンロードします。
(条件付き)Sentinel Log Manager Hotfix 1にアップグレードする場合、Novell Patch Finderサイトからパッチをダウンロードします。
Sentinel Log Managerをインストールするサーバにrootとしてログインします。
次のコマンドを指定してSentinel Log Managerサーバを停止します。
<install_directory>/bin/server.sh stop
例: /opt/novell/sentinel_log_mgr/bin # ./server.sh stop
次のコマンドを指定して、tarファイルからインストールファイルを抽出します。
tar xfz <install_filename>
<install_filename>は、実際のインストールファイル名に置き換えます。
インストールファイルを抽出したディレクトリに移動します。
次のコマンドを指定して、install-slmスクリプトを実行し、Sentinel Log Managerをアップグレードします。
./install-slm
指定の言語でインストールを進めるには、言語の横の番号を選択します。
エンドユーザの使用許諾契約が、選択した言語で表示されます。
エンドユーザの使用許諾契約を読み、「yes」または「y」と入力して契約に同意し、インストールを続行します。
インストールスクリプトで、古いバージョンの製品が存在していることが検出され、製品をアップグレードするかどうかを指定するよう求められます。「n」を押すと、インストールは終了します。アップグレードを続行するには、「y」を押します。
すべてのRPMパッケージのインストールが開始されます。このインストールが完了するまで数秒かかることがあります。
Sentinel Log Manager 1.0からアップグレードしたSentinel Log Manager 1.1システムをアップグレードしている場合、既存のSentinel Log Manager 1.0のインストールは、次の例外を除いて維持されます。
通常、イベントデータおよび生データのディレクトリは大きくなるので、1.0のデータディレクトリ(/opt/novell/sentinel_log_manager_1.0_x86-64/dataなど)と1.1のデータディレクトリ(/var/opt/novell/sentinel_log_mgr/dataなど)が同じファイルシステムにある場合、<1.0>/data/eventdataおよび<1.0>/data/rawdataサブディレクトリは、1.1の場所に移動します。1.0と1.1のデータディレクトリが異なるファイルシステムにある場合、イベントデータと生データのサブディレクトリは1.1の場所にコピーされ、1.0のファイルはそのまま残されます。
既存の1.0のデータディレクトリ(/opt/novell/sentinel_log_mgr_1.0_x86-64など)が個別にマウントされたファイルシステムにあり、1.1のデータディレクトリ(/var/opt/novell/sentinel_log_mgr/data)を含むファイルシステムに十分な領域がない場合は、インストーラでファイルシステムが1.0の場所から1.1の場所に再マウントされるようにすることができます。/etc/fstabにある任意のエントリもアップデートされます。インストーラで既存のファイルシステムが再マウントされないようにする場合、アップグレードは終了します。その場合は、1.1のデータディレクトリのファイルシステムに十分な領域を作成します。
Sentinel Log Manager 1.2.0.2のインストールが成功し、サーバが機能した後、次のコマンドを指定してSentinel Log Manager 1.0ディレクトリを手動で削除します。
rm -rf /opt/novell/slm_1.0_install_directory
例:
rm -rf /opt/novell/sentinel_log_mgr_x86-64
インストールディレクトリを完全に削除すると、インストールされていたSentinel Log Manager 1.0が削除されます。
次のコマンドを指定してSentinel Log Managerサーバを起動します。
<install_directory>/bin/server.sh start
すべてのコレクタマネージャを、アップグレード後のSentinel Log Managerサーバと互換性のあるバージョンにアップグレードしてください。
コレクタマネージャのアップグレードの詳細は、セクション 5.3, コレクタマネージャのアップグレードを参照してください。
メモ:アップグレードの後で初めてシステムを起動するときは、システムが初期化されて使用できるようになるまでに、5分程度かかることがあります。この遅延が発生するのは、インストールまたはアップグレードの後で初めてシステムを起動するときだけです。