3.5 iManagerデータストレージの管理

iManagerのデータと環境設定を永続的に保存するには、Docker Volumeを使用することをお勧めします。永続的に保存することの詳細については「Manage data in Docker」参照してください。

永続的に保存する必要のあるiManagerのアプリケーションデータは、起動時にコンテナ内の/configディレクトリの下に配置されます。Dockerホストファイルシステム上のデータをコンテナの外部に永続的に保存するには、DockerボリュームをiManagerコンテナ内の/configパスにマウントする必要があります。管理目的でコンテナが停止または削除されても、ボリューム内のアプリケーションデータは保持されます。

この方法は、iManagerコンテナのアップグレード時に古い設定とデータを保持する場合に便利です。iManager コンテナのアップグレードの詳細については、Dockerコンテナを使用したiManagerのアップグレードを参照してください。

次の例では、iManager-volumeという名前のDockerボリュームを作成する方法を示します。

docker volume create iManager-volume

次のコマンドは、保存する目的でボリュームをアタッチしてiManagerコンテナを起動する方法を示しています。

docker run -it --name=iMan320 --net=host --restart on-failure:5 --memory="1000M" --cpuset-cpus="2" --volume iManager-volume:/config --volume /path/to/iManager.env:/etc/opt/novell/iManager/conf/iManager.env imanager:3.2.0 

上記のコマンドでは、iManager-volumeというDockerボリュームが作成され、iManagerコンテナ内の場所/configにマウントされます。

メモ:iManagerコンテナを設定した後、iManagerを使用する前に、docker restart iMan320コマンドを使用してコンテナを再起動する必要があります。

/configにあるパッケージディレクトリは、プラグインのnpmファイルを保持します。コンテナのアップグレード中に、古いボリュームがコンテナにアタッチされている場合は、ボリュームから古いプラグインが再インストールされます。